韓国エンタメニュースに登場した文化・用語を辞書スタイルで一覧。クリックすると出典記事へ飛びます。
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監査(カムサ)
韓国の企業ドラマでよく登場する「監査室」は、社内の不正や不祥事を調査する部署のことです。非常に強い権限を持っていることが多く、エリートが集まる部署として描かれます。今回のドラマでは特に「社内風紀(不倫や不適切な交友関係)」に焦点を当てているのがユニークな点です。
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観客動員数(興行成績の基準)
韓国では映画のヒットを測る際、日本で一般的な「興行収入(金額)」よりも「観客動員数(何人入ったか)」を基準に語ることが一般的です。累積1000万人を超えると「1000万映画」と呼ばれ、国民的ヒット作として認められる文化があります。
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ScreenX
韓国のCJ CGV社が開発したマルチプロジェクションシステムです。正面のスクリーンに加えて、左右の壁面にも映像が投影されるため、270度の視界で映画を楽しむことができます。今回の『サルモッチ』は、この技術を最大限に活かして恐怖体験を拡張させたことがヒットの一因と言われています。
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大君(テグン)
朝鮮王朝時代、王の正室(王妃)から生まれた王子を指す称号です。本作のタイトルにある「大君夫人」は、その王子の妻を意味します。現代設定でありながらこうした歴史的な呼称が使われることで、身分制度の厳しさやロマンスの特別感がより強調されているのが特徴です。
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立憲君主制(イップコンクンジュジェ)
韓国は実際には大統領制の共和国ですが、ドラマでは「もし現代に王室が残っていたら」という設定の作品が人気です。現代の政治と伝統的な王宮文化が共存するファンタジーな世界観は、韓国ドラマ特有の華やかさを演出する重要な要素となっています。
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空白期間と出演料の査定
韓国のエンタメ業界では、過去に実績があっても空白期間が長いと、現在の市場価値がシビアに判断される傾向があります。特に海外進出の場合、韓国国内での直近の活動実績が「出演料」の基準になることが多く、今回の彼女のように、過去のキャリアがあっても再出発は新人と同じような厳しい条件から始まることも少なくありません。
👥 登場人物
キム・セイン

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巫堂(ムダン)と占いコンテンツ
韓国では現代でも、巫堂(ムダン)と呼ばれるシャーマンのもとを訪れて人生相談をしたり、占ってもらったりする文化が根強く残っています。最近ではYouTubeチャンネルなどのエンタメコンテンツとして、芸能人が巫堂と対話しながら過去の苦労や今後の運勢を語る番組が非常に人気で、今回のニュースもその流れの一つです。
👥 登場人物
キム・セイン

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演技ドル(ヨンギドル)
「演技をするアイドル」を指す造語。以前は偏見の目で見られることもありましたが、近年では【パク・ジフン(박지훈)】や【イム・シワン(임시완)】、【ド・ギョンス(도경수)】のように、プロの俳優を凌駕する実力を持つスターが増え、その境界線はほぼ消滅しつつあります。
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端宗(タンジョン)
朝鮮王朝第6代国王。叔父である首陽大君(後の世祖)によって王位を奪われ、最終的に若くして命を落とした悲劇の王です。韓国の歴史ドラマや映画では頻繁に扱われる人物で、多くの韓国人が同情の念を抱く存在であるため、この役を演じて成功することは俳優にとって大きな意味を持ちます。
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1000万映画(チョンマンヨンファ)
韓国の人口は約5000万人であるため、観客動員数が1000万人を超えることは、国民の5人に1人がその映画を観たという計算になります。これは韓国映画界において「国民的大ヒット」を象徴する極めて高いハードルであり、出演俳優のステータスを一気に押し上げる称号となります。
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週末ドラマ(주말드라마)
韓国の地上波放送局(KBSなど)で土曜日と日曜日の夜に放送されるドラマを指します。家族全員で楽しめるホームドラマが多く、全50話前後と長編になるのが特徴です。視聴率が30%を超えることも珍しくない、韓国ドラマ界の王道枠です。
👥 登場人物
チョン・イル

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薬果(ヤックァ/약과)
小麦粉に蜂蜜、ごま油、酒などを混ぜて揚げた韓国の伝統的なお菓子です。かつては法事や宴会に欠かせない高級品でしたが、近年は「K-デザート」として若者の間でもレトロブーム(ハルモニ・ラッフル)の一環で大人気となっています。
👥 登場人物
チョン・イル

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田園日記(チョノン・イルギ)
1980年から2002年まで、22年間にわたって全1088回放送された韓国史上最長寿のドラマです。農村を舞台にした心温まる家族の物語で、出演者の多くがこの作品を通じて「国民の〜」という称号を得るほど、韓国社会に深く根付いた作品です。
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国民の父(クンミン・アボジ)
韓国では、長年にわたって親しみやすい父親役を演じ、全国民から愛されるベテラン俳優に「国民の父」という称号が贈られます。単なる役柄だけでなく、その俳優本人の人徳や社会的な信頼も含まれる名誉ある呼び名です。
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障がい人放送人協会
韓国では、障がいを持つ人々が芸能界や放送業界で活動を継続できるよう支援する団体が存在します。キム・インムンさんのように自身が病を経験したアーティストが、後進のために道を切り拓くケースは、韓国社会において非常に高く評価される活動の一つです。
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『田園日記(전원일기)』
1980年から2002年まで放送された、韓国テレビ史上最長寿のドラマです。農村を舞台に家族や近隣住民との日常を描き、最高視聴率は40%を超えたこともありました。出演俳優の多くが「国民の父」や「国民の母」と呼ばれるきっかけとなった伝説的な作品です。
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カンヌ・マーケット(Marché du Film)
カンヌ国際映画祭と同時開催される、世界最大級の映画見本市です。完成した映画だけでなく、企画段階の作品も世界中の配給会社へ販売されます。ここで大きな話題になることは、その映画の国際的な成功を占う重要な指標となります。
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ブラックリスト(Black List)
ハリウッドで毎年発表される「まだ映画化されていないが、業界関係者が高く評価している優れた脚本」のリストのことです。このリストに載ることは若手作家の登竜門であり、ここから『セッション』や『スラムドッグ$ミリオネア』などの名作が誕生しました。
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A&R(Artist & Repertoire)
レコード会社において、アーティストの発掘、契約、そして楽曲の制作管理からコンセプトの決定までを統括する非常に重要な職種です。K-POP事務所ではこの部署がグループの「世界観」や「音楽的カラー」を決定する司令塔のような役割を果たしています。
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セルフプロデュース(자체제작)
アイドルのメンバー自らが、楽曲制作や振付、さらにはアルバムのコンセプトやビジュアルディレクションまで担当することを指します。以前は珍しいことでしたが、最近ではアーティストの独創性を尊重する傾向が強まり、成功の重要な鍵となっています。
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HYBE(ハイブ)
【BTS】が所属するBIGHIT MUSICをはじめ、多くの子会社(レーベル)を傘下に持つ韓国最大のエンターテインメント企業です。アメリカやラテンアメリカにも拠点を置き、世界規模でのアーティスト発掘と育成を行っています。
👥 登場人物
BTS

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K-POPの現地化(ローカライゼーション)戦略
韓国の芸能事務所が、K-POP独自の練習生制度やプロデュース手法を海外に輸出し、現地のメンバーだけでグループを結成する戦略のことです。単に海外進出するのではなく、現地の文化と融合させることで、より深い市場開拓を目指しています。
👥 登場人物
BTS

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土スプーン(フッスジョ)
親の資産や職業によって子供の人生が決まるという「スプーン階級論」から生まれた言葉です。金スプーン(裕福な家)の対義語で、後ろ盾がない厳しい環境で育った若者を指します。韓国ドラマでは、この「土スプーン」の主人公が実力で這い上がる設定が人気ジャンルの一つになっています。
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炊事兵(チュィサビョン)
韓国の軍隊で兵士たちの食事作りを担当する「炊事兵」は、毎日数百、数千人分の食事を準備するため非常にハードな役割として知られています。本作のように特別なスキルを持つ設定はファンタジーですが、実際の現場は早朝から深夜まで立ち仕事が続く体力勝負の世界だそうです。
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デジタル文盲(デジタル情報格差)
韓国では、スマートフォンの普及やデジタル化が進む一方で、新しい技術に追いつけない人々を「デジタル文盲(디지털 문맹)」と呼ぶことがあります。特に銀行の店舗削減が進む中で、ATMやアプリを使えない高齢者が金融サービスから取り残される「デジタル格差」は深刻な社会問題として議論されています。
👥 登場人物
イ・ボムス

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ミヌリ(みにくいうちの子)
正式タイトルは『みにくいうちの子(미운 우리 새끼)』で、韓国で非常に高い視聴率を誇るバラエティ番組です。独身の芸能人の日常を、その母親たちがスタジオで見守りながらトークを繰り広げる形式で、芸能人の意外な私生活や人間味が垣間見えるのが魅力です。
👥 登場人物
イ・ボムス

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カンヌ国際シリーズフェスティバル(Canneseries)
毎年5月に開催される世界的に有名な「カンヌ国際映画祭」とは別に、ドラマシリーズ(テレビ・OTT作品)を対象として2018年に創設された国際祭典です。ピンクカーペットが象徴的で、世界中の優れたドラマ作品や俳優が集まります。
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連坐制(ヨンジョジェ)
かつての韓国(朝鮮時代)に存在した、罪を犯した本人だけでなく、その家族や親族まで連帯責任を負わせて処罰する制度のことです。現代では法的には廃止されていますが、有名人の家族が不祥事を起こした際に、その有名人本人が激しくバッシングを受ける社会現象を指して「現代版連坐制」と呼ぶことがあります。
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信市(シンシ)カンパニー
1987年に劇団としてスタートした韓国を代表する公演制作会社です。演劇からミュージカルまで幅広く手掛け、韓国に初めて本格的なブロードウェイ・システムを導入したパイオニア的存在として知られています。
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ライセンスミュージカル(License Musical)
ブロードウェイ(アメリカ)やウエストエンド(イギリス)などで制作された海外作品の著作権を購入し、現地の言語や演出で上演する形式のことです。韓国では2000年代以降、この形式で市場が急成長しました。