HYBEラテンアメリカが制作したSANTOS BRAVOSは、メキシコやブラジル、ペルー出身者で構成された韓国人メンバーのいないボーイズグループです。2026年4月に韓国の音楽番組へ初出演を果たしました。
■ 中南米市場を狙ったHYBEの新星SANTOS BRAVOS
世界的なエンターテインメント企業であるHYBE(ハイブ)のラテンアメリカ法人が手掛ける新しいボーイズグループSANTOS BRAVOS(サントス・ブラボス)が、ついにベールを脱ぎました。このグループの最大の特徴は、メンバーの中に韓国人が一人も含まれていないことです。
SANTOS BRAVOSは、メキシコ、ブラジル、ペルー、そしてアメリカ出身のメンバーで構成された多国籍グループです。彼らは2026年4月、韓国の国内音楽番組に初めて出演し、そのパフォーマンスを披露しました。ラテン特有の情熱的なリズムに、K-POP特有の精巧な「カルグンム(一糸乱れぬ群舞)」を組み合わせたスタイルは、早くも現地の音楽ファンの間で大きな注目を集めています。
彼らが標榜するのは、単なる「海外のボーイズグループ」ではなく、あくまで「K-POPボーイズグループ」です。これは、韓国独自のアーティスト育成システムであるK-POPトレーニングシステムを、ラテンアメリカの感性と融合させた「グローバル現地化アイドル」という新しい形態を意味しています。
■ BTSへの深い愛とリスペクト
SANTOS BRAVOSのメンバーたちは、韓国の人気番組『ペ・チョルスの音楽キャンプ(MBCの長寿ラジオ番組)』に出演した際、自分たちがK-POPの道を志したきっかけについて語りました。
メンバーのCAUÊ(카우에)は、「BTS(방탄소년단)先輩から非常に大きな影響を受けました」と明かしています。彼は2014年からの熱狂的なBTSファンであり、長年にわたって彼らの音楽を聴き、パフォーマンスを研究してきたといいます。韓国語での挨拶もこなし、韓国の音楽文化に対して深い敬意を持っていることが、放送を通じてファンにも伝わりました。
このように、韓国人ではないメンバーがK-POPのシステムを通じてデビューし、韓国の放送局で活動するという流れは、近年の音楽業界における大きな変化を象徴しています。K-POPが「韓国人による音楽」という枠組みを超え、一つの「制作メソッド」として世界に定着しつつあることの証左とも言えるでしょう。
■ 先行するKATSEYEの成功と今後の展望
K-POPのシステムを基盤とした多国籍グループの成功例は、すでに存在します。2024年にHYBEが送り出したグローバルガールズグループKATSEYE(キャッツアイ)は、その筆頭です。
KATSEYEは『Gabriella』や『Nally』といった楽曲を次々とヒットさせ、第68回グラミー賞や2026年アメリカン・ミュージック・アワードの新人賞候補にノミネートされるという快挙を成し遂げました。最近では新曲『Pinky Up』が米ビルボードのメインシングルチャート「HOT 100」で28位、イギリスのオフィシャルシングルチャート「TOP 100」で14位にランクインするなど、世界的なスターとしての地位を固めています。
大衆音楽評論家のKIM DO-HEON(김도헌)氏は、「K-POPの制作ノウハウを持つ韓国企業が参加して作る現地化グループは、クオリティの面で圧倒的な差が出る。これがK-POPを世界に広める新たな経路になっている」と分析しています。
SANTOS BRAVOSも、このKATSEYEが切り拓いた道を歩むことが期待されています。K-POPの「成功の方程式」を用いて、中南米という巨大な市場でどのようなムーブメントを起こすのか、今後の活動から目が離せません。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ K-POPの現地化(ローカライゼーション)戦略
韓国の芸能事務所が、K-POP独自の練習生制度やプロデュース手法を海外に輸出し、現地のメンバーだけでグループを結成する戦略のことです。単に海外進出するのではなく、現地の文化と融合させることで、より深い市場開拓を目指しています。
■ HYBE(ハイブ)
BTSが所属するBIGHIT MUSICをはじめ、多くの子会社(レーベル)を傘下に持つ韓国最大のエンターテインメント企業です。アメリカやラテンアメリカにも拠点を置き、世界規模でのアーティスト発掘と育成を行っています。
私は『財閥家の末息子』のように戦略的に事業を拡大していく物語が大好きなので、HYBEのグローバル戦略はまるで現実の企業ドラマを観ているようでワクワクしちゃいます。パフォーマンスの完成度は流石ですが、皆さんは韓国人メンバーがいない「K-POP」をどう感じますか。国籍に関係なく実力があれば応援したい派?それともやっぱり韓国人メンバーが一人でもいてほしい派?
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