韓国エンタメニュースに登場した文化・用語を辞書スタイルで一覧。クリックすると出典記事へ飛びます。
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ブランド評判指数(브랜드평판지수)
韓国企業評判研究所が毎月発表する指標で、消費者の行動分析を通じて「参加価値」「コミュニケーション価値」「メディア価値」「コミュニティ価値」などを数値化したものです。韓国では、そのアーティストがいかに大衆に影響を与え、話題になっているかを示す重要なバロメーターとして扱われています。
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ファンカフェ(公式コミュニティ)文化
韓国では「ファンカフェ」と呼ばれるオンライン上のファンコミュニティが非常に重要視されます。以前はポータルサイト内の掲示板形式が主流でしたが、最近は「b.stage」や「Weverse」といった専用のプラットフォームに移行しています。ここでしか見られない写真や、メンバー本人からの書き込みがあるため、ファンにとっては必須の入会先となっています。
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K-トロット(トロット)
日本の演歌に近い「2拍子」の独特なリズムを持つ韓国の伝統的な歌謡ジャンルです。かつては年配層向けの音楽というイメージが強かったですが、近年はサバイバル番組のヒットなどで若者の間でも大流行しています。BIGBANGのD-LITE(デソン)さんはこのジャンルをコミカルに、かつ高い歌唱力で歌いこなす先駆者として有名です。
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青少年観覧不可
韓国の映像物等級委員会によるレーティングの一つで、18歳未満(高校在学中を含む)は視聴できない区分です。暴力描写、恐怖、薬物、模倣危険などの基準が厳しくチェックされており、NetflixなどのOTT作品でも、この等級に指定されると非常に過激でリアルな描写が含まれることが多いです。
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巫病(神降ろし)
韓国の伝統的なシャーマニズムにおいて、巫女(ムーダン)になる運命にある人が経験するとされる原因不明の心身の不調のことです。これを克服するために「降神祭(神降ろしの儀式)」を受け、正式な巫女として活動を始めることで病が癒えると信じられています。
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時代劇(史劇 / 사극)
韓国では歴史ドラマのことを「史劇(サグク)」と呼びます。特にKBSなどで放送される「大河ドラマ」は、徹底した考証に基づいた重厚な演出が特徴で、チョン・テウさんはその常連俳優として長く愛されてきました。
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チョンセ(伝貰 / 전세)
韓国独自の賃貸制度で、入居時に家主へまとまった額の保証金(物件価格の5〜8割程度)を預ける代わりに、月々の家賃が無料になるシステムです。退去時には預けた保証金が全額戻ってくるため、貯蓄代わりになる一方で、近年は保証金の高騰が社会問題になることもあります。
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文化芸術界のブラックリスト
特定の政治的傾向を持つアーティストや団体に対し、政府が公的な支援を打ち切ったり、活動を制限したりするために作成された名簿のことです。過去の政権下で実際に存在したことが明らかになり、表現の自由を揺るがす大きな社会問題となりました。
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済州4・3事件(チェジュサッサムサゴン)
1947年の記念行事での発砲事件をきっかけに、1948年4月3日から1954年まで済州島で起きた一連の武力衝突と鎮圧の過程を指します。多くの無実の住民が犠牲となりましたが、長い間、公に語ることがタブー視されてきた韓国現代史の大きな傷跡の一つです。
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UCC(User Created Contents)
ユーザーが自ら作成した動画やコンテンツのこと。韓国では2000年代後半から、ダンスのカバー動画や歌の動画をネットにアップして、そこからスターが誕生する文化が盛んでした。イ・サンイーさんも学生時代にRainのダンスを投稿して注目された一人です。
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2049ターゲット視聴率
韓国の放送業界で最も重要視される指標の一つで、20歳から49歳までの視聴率を指します。この層は購買意欲が高く、広告の価値を決定する基準となるため、全体の視聴率よりもこの「2049」の数字が番組の成功を左右すると言われています。
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韓国型ホラー(Kホラー)
韓国特有の情緒や社会問題を背景にしたホラー作品を指します。以前は学校を舞台にした「女校怪談」シリーズなどが代表的でしたが、最近では本作のように貯水池やアプリといった日常的な素材を使い、心理的な恐怖を際立たせるのが特徴です。
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ScreenX(スクリーン・エックス)
韓国のCJ CGVが開発した、正面スクリーンに加えて左右の壁面にも映像を投影するマルチプロジェクションシステムです。最近では天井にも投影する技術が登場し、今回紹介した『サモッチ』のように、より没入感を高めた鑑賞体験が提供されています。
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ショウウィンドウ(Show window)生活
韓国でよく使われる表現で、人に見せるための見栄えだけを整えた「見せかけの幸せな生活」を指します。特に、夫婦仲が冷え切っているのに周囲には円満を装う場合などに使われることが多い言葉です。
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韓国映画アカデミー(KAFA)
1984年に韓国映画振興委員会によって設立された国立の映画教育機関です。少人数精鋭の教育で知られ、『パラサイト 半地下の家族』の【ポン・ジュノ(봉준호)】監督など、韓国映画界を代表する多くの才能を輩出してきました。
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ライジング俳優
現在急速に人気が高まっている、あるいは特定の作品で大きな注目を浴びている旬の俳優を指します。新人だけでなく、キャリアがありながら新たな役柄で再評価された俳優も含まれます。このランキングに入ることは、業界内での価値が急上昇している証拠とされています。
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ブランド評判指数(ブランドピョンパン)
韓国企業評判研究所が毎月発表する独自の指標です。消費者のオンライン上の行動(検索、SNS投稿、コメントなど)をビッグデータとして分析し、その人物やグループがどれだけの影響力、関心、信頼を持っているかを数値化したものです。韓国エンタメ界では、現在の人気やCM起用への影響を測る重要なバロメーターとなっています。
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7転8起(チルジョンパルギ)
日本の「七転び八起き」と同じ意味の四字熟語です。何度失敗しても屈せず、立ち上がって奮闘することを指し、韓国のインタビューやバラエティ番組でも努力を称える際によく使われる表現です。
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練習生制度
韓国のエンタメ業界特有の育成システム。10代の頃から事務所に所属し、歌、ダンス、演技、語学などのレッスンを受けます。数年から、長い場合は10年近く練習生として過ごしてもデビューできないケースも少なくありません。
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JYPエンターテインメント
【パク・ジニョン(J.Y. Park)】が設立した韓国を代表する大手芸能事務所。練習生に対する教育が厳しいことで知られ、人格教育を重視する社風があります。
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忠武路(チュンムロ)
ソウルにある地名で、かつて映画館や映画制作会社が集中していたことから、韓国映画界の代名詞として使われます。この映画祭で注目されることは「忠武路の期待の新星」として認められる第一歩になります。
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ミジャンセン短編映画祭
韓国の短編映画祭の中で最も知名度が高く、新人監督の登竜門と呼ばれています。過去には『オールド・ボーイ』の【パク・チャヌク(박찬욱)】監督や『パラサイト 半地下の家族』の【ポン・ジュノ(봉준호)】監督などが審査員を務めたこともあります。
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三白眼(サンベガン)
黒目の上下左右のうち、三方に白目が見える状態のことです。韓国の芸能界では、クールな印象やミステリアスな雰囲気、あるいは狂気を孕んだような演技をする際に「魅力的な武器」として語られることが多い言葉です。V(【BTS(방탄소년단)】)さんやソ・イングクさんのような、独特の目つきを持つスターたちがこの言葉と共に紹介されることもよくあります。
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メソッド演技
俳優が役柄の内面や生活習慣を自分のものとして取り込み、役になりきって演じる手法のことです。今回の【イ・ミョンロ(이명로)】さんのように、役のために身体つきを変えたり、食事制限や特定の習慣を取り入れたりするのもその一環といえます。韓国では若手俳優からベテランまで、この徹底した役作りを誇りにする俳優が多いのが特徴です。
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IP(Intellectual Property)
知的財産権のこと。ドラマの世界では、ウェブトゥーンや小説などの「原作」を指すことが多いです。韓国はウェブトゥーンをベースにしたドラマ制作が非常に盛んで、一つの優れたIPをドラマ、映画、ゲーム、ミュージカルなど多方面に展開する「OSMU(One Source Multi Use)」戦略を国を挙げて推進しています。
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ショートドラマ(Short-form Drama)
1話あたり1〜2分程度で構成される、縦型視聴を前提としたドラマ形式です。2020年代半ばから急成長し、移動中などの隙間時間に消費できる手軽さが受けています。従来のドラマに比べて「刺激的な展開」と「速いテンポ」が特徴で、制作費が抑えられることからAI技術との相性が非常に良いとされています。
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釜山(プサン)と青春映画
韓国では釜山を舞台にした映画が多く制作されます。独特の荒々しくも情熱的な釜山方言(サトリ)は、夢を追う若者の無骨なエネルギーや、男たちの友情を表現するのにぴったりの要素として愛されています。
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座席販売率(座席占有率)
上映された回全体に対して、実際にどれだけの座席が埋まったかを示す指標です。スクリーンの数が多い大作映画でなくても、この数字が高いと「今本当に人気がある作品」として注目され、口コミ効果で上映館数が拡大することもあります。
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映画館入場券統合電算網(KOBIS)
韓国映画振興委員会(KOFIC)が運営するシステムで、全国の映画館のチケット販売情報をリアルタイムで集計しています。これにより、どの映画がどれだけ売れているかという正確な興行データを誰でも確認できるのが韓国映画界の特徴です。
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演出・主演の兼任
韓国では近年、ベテラン俳優が自ら監督(演出)を務め、さらに主演として出演するケースが増えています。俳優としての経験を活かした繊細な演技指導や、自身の芸術的ビジョンを直接反映させることができるため、注目度の高い作品になりやすい傾向があります。