Netflix『猟犬たち』シーズン2で主演を務めるイ・サンイー(이상이)が、ロールモデルであるチョン・ジフン(정지훈)との共演について語りました。非英語圏でグローバル2位を記録した本作の舞台裏や、過酷な食事制限の事実を公開しています。
■ 絶え間ない挑戦で築き上げた「信頼される俳優」の地位
俳優のイ・サンイー(이상이)は、韓国芸術総合学校(プロの芸術家を養成する国立大学)で演技を専攻し、演劇やミュージカルの舞台で着実に実力を磨いてきました。大衆にその顔を広く知らせるきっかけとなったのは、ドラマ『刑務所のルールブック』や『一度行ってきました』での好演でした。その後、『海街チャチャチャ』では誠実な主演俳優としての存在感を確立し、『椿の花咲く頃』では人間味あふれる演技で作品に笑いと活力を添えました。
彼の活躍はドラマ界にとどまりません。バラエティ番組『遊びにいくなら何する?』では、企画ユニット「MSGワナビー」のメンバーとして卓越した歌唱力を披露しました。また、YouTubeチャンネルのトーク番組『ピングェゴ』では、国民的MCのユ・ジェソク(유재석)から「お気に入りの弟分」として可愛がられるなど、その誠実で気さくな人柄が多くのファンを魅了しています。さらに最新のバラエティ番組『ボゴム・マジカル』では、ネイルアーティストの資格を取得して近隣住民と交流する姿を見せるなど、常に新しい姿を提示し続けています。
■ 『猟犬たち』シーズン2の成功と「リベロ」としての役割
2023年に公開され大きな反響を呼んだNetflixオリジナルシリーズ『猟犬たち』は、不法な闇金組織に立ち向かう青年たちの熱い戦いを描いたアクションドラマです。待望のシーズン2は、前作の舞台を超え「グローバル不法ボクシングリーグ」というさらに巨大な悪の組織との対決へと物語が拡張されました。
イ・サンイー演じるウジンは、前作に続きウ・ドファン(우도환)演じるゴヌの心強い相棒として登場します。本作においてイ・サンイーは、監督から「リベロ(サッカーやバレーボールにおける自由なポジション)」のような役割を求められたといいます。これは、直接的な攻撃だけでなく、すべての人間関係を繋ぎ、アシストする中心軸という意味が込められていました。
また、監督はシーズン1で見せたウジンの愉快なイメージをあえて抑え、より真実味のある深い感情演技を要求したそうです。イ・サンイーは、ゴヌと涙ながらに語り合うシーンなどを通じて、キャラクターの成熟を表現することに注力しました。作品は公開直後から、週末に一気見した視聴者を中心に「アクションの質が高い」と絶賛され、グローバル非英語圏ランキングで2位を記録するなど、前作を上回る勢いを見せています。
■ 徹底した肉体管理と「憧れのスター」との共演
アクション俳優としての説得力を持たせるため、イ・サンイーは過酷なトレーニングと食事制限を並行しました。彼は「自分の脱いだ体が全世界に放送される」というプレッシャーをバネに、4〜5ヶ月にわたり集中して体作りを行いました。普段は食べることが大好きだという彼ですが、撮影期間中はダイソーで購入したプラスチック製の容器に、玄米ご飯、鶏胸肉、野菜を詰めて徹底した管理を続けたといいます。
そして、今回のシーズン2はイ・サンイーにとって特別な「徳業一致(オタクが推しと仕事をすること)」の現場でもありました。彼の少年時代からのロールモデルであり、安養芸術高校時代にそのダンスをコピーして動画コンテストで1位を獲得した憧れの存在、チョン・ジフン(정지훈)(Rain)が、最強のヴィラン(悪役)として出演したからです。
インタビューの中で「ユ・ジェソクとチョン・ジフンのどちらと一緒に仕事をした時、より成功したと感じたか」という質問に対し、イ・サンイーは少し悩んだ末にチョン・ジフンの名を挙げました。長年のファンとしての想いを隠しきれない様子で、憧れの人と同じ作品で肩を並べて演技をすることへの深い感動を明かしました。
■ 相棒ウ・ドファンとの深い絆と今後の展望
本作の最大の見どころであるゴヌとウジンのコンビネーションについて、イ・サンイーは「今では目を見るだけで通じ合う仲」だと自信を覗かせました。共演したウ・ドファンとは、俳優同士が通常は避けがちな「演技に対するアドバイスや意見交換」も率直に行えるほど信頼関係を築いているそうです。
撮影現場ではイ・サンイーのアドリブをウ・ドファンがすべて受け止め、阿吽の呼吸でシーンが作られていきました。彼は自身の演技について「シーズン1のアクションはカットを細かく割らず、本当に当たるギリギリの距離で拳を振るうリアリティを追求した」と語り、その汗と努力が画面に映し出されていることを強調しました。
俳優として常に「平均以上(名前のイ・サンイーと、韓国語で以上を意味するイサンをかけている)」のエネルギーを注ぎ込む彼。バラエティでの明るいイメージと、作品で見せる鋭いカリスマ性のギャップは、これからも多くの視聴者を惹きつけ続けることでしょう。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 2049ターゲット視聴率
韓国の放送業界で最も重要視される指標の一つで、20歳から49歳までの視聴率を指します。この層は購買意欲が高く、広告の価値を決定する基準となるため、全体の視聴率よりもこの「2049」の数字が番組の成功を左右すると言われています。
■ UCC(User Created Contents)
ユーザーが自ら作成した動画やコンテンツのこと。韓国では2000年代後半から、ダンスのカバー動画や歌の動画をネットにアップして、そこからスターが誕生する文化が盛んでした。イ・サンイーさんも学生時代にRainのダンスを投稿して注目された一人です。
サンイーさんの「推し」と一緒に仕事ができた喜び、お話を聞いているこちらまで嬉しくなっちゃいますね。私はミステリーや財閥モノのドロドロした展開が好みなんですけど、彼のアクションには不思議と見入ってしまうんです。筋肉をキープするための食事制限を「ダイソーの容器」で管理するっていう親近感も素敵ですよね!皆さんはサンイーさんの「癒やし系バラエティの姿」と「バキバキのアクション俳優の姿」、どちらがより魅力的だと思いますか?
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