韓国エンタメニュースに登場した文化・用語を辞書スタイルで一覧。クリックすると出典記事へ飛びます。
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韓屋(ハノク)
韓国の伝統的な建築様式の家屋のことです。木の柱と瓦屋根、そして「オンドル」と呼ばれる床暖房システムが特徴です。最近は伝統的な外観と現代的な高級インテリアを融合させた「韓屋ホテル」が、贅沢な宿泊先として若者や観光客に非常に人気があります。
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家庭の月(カジョゲ・ダル)
韓国では、5月5日の「こどもの日」、5月8日の「親の日(オボイナル)」、5月15日の「先生の日(スグセの日の)」などが重なる5月を「家庭の月」と呼びます。家族への感謝を伝える行事が多く、プレゼント需要や旅行、各種プロモーションが非常に活発になる時期です。
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パンソリ
一人の歌い手(名唱)と太鼓の奏者(鼓手)によって演じられる、韓国の伝統的な物語音楽。ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。『春香伝』もパンソリの代表的な演目の一つです。
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湖南(ホナム)
韓国の南西部(現在の全羅道地域)を指す歴史的な呼称。豊かな平野が広がり、古くから食文化や芸術が発展してきた地域として知られています。南原市もこの湖南地域に含まれます。
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春香伝(チュニャンジョン)
朝鮮時代を舞台にした韓国で最も有名な古典小説の一つ。妓生の娘である春香(チュニャン)と両班の息子である夢龍(モンリョン)の身分を超えた愛を描いた物語。韓国版の『ロミオとジュリエット』とも言われますが、ハッピーエンドなのが特徴です。
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財閥家の嫁
韓国ドラマや映画において「財閥家へ嫁いだ女性」は、常に注目の的となる設定です。本作のドミのように、表向きは優雅で完璧な生活を送りながら、実は過去にアイドルとして活動していたり、ワイルドな本性を隠していたりするというギャップは、韓国コメディにおける王道の面白要素の一つとなっています。
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混成グループ(ホンソングループ)
1990年代から2000年代初頭の韓国歌謡界では、男女混合のダンスグループが非常に人気でした。明るくキャッチーなメロディで国民的に愛されたグループが多く、映画『ワイルド・シング』に登場する「トライアングル」も、当時の懐かしいアイドル文化をオマージュしています。
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国立バレエ団(KNB)
1962年に創立された韓国を代表するバレエ団です。団員になるには非常に高い倍率のオーディションを勝ち抜く必要があり、韓国のダンサーにとって最高の栄誉の一つとされています。ワン・ジウォンがここに所属していた事実は、彼女の徹底した自己管理能力と表現力の高さを証明する経歴として語られます。
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韓国芸術総合学校(K-ARTS)
ソウルにある国立の芸術大学で、通称「ハンイェジョン」。音楽、演劇、映像、舞踊、美術、伝統芸術の6つの学院で構成され、韓国で最も入学が難しいエリート校として知られています。ワン・ジウォンのように、ここで舞踊を専攻してから俳優に転身し、成功するケースは少なくありません。
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ショートドラマ(ショートフォームドラマ)
韓国で現在急成長している新しいコンテンツ形式です。1話が1分〜数分程度で構成され、主にスマホでの縦型視聴を想定して制作されます。通勤中や隙間時間に手軽に楽しめるため、Webtoon原作の作品などが続々とこの形式で制作されています。
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韓国PD大賞
韓国PD連合会が主催する授賞式で、1989年から続いています。他の授賞式と大きく違うのは、芸能評論家などではなく「現役のテレビプロデューサー」たちが審査を行う点です。現場の苦労を知るプロ同士が選ぶため、受賞は制作サイドにとってこの上ない名誉とされています。
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韓国の工場の寄宿舎(숙식 제공)
韓国では地方の工場や農業の現場などで、「宿食提供(スクシク・チェゴン)」といって、住む場所と食事がセットになった求人がよく見られます。かつては地方から都市へ出てきた労働者のための仕組みでしたが、現在では映画のように経済的に困窮した人や、一時的に社会から距離を置きたい人の避難所のような役割を果たす側面もあります。
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KAFA(韓国映画アカデミー)
1984年に韓国映画振興委員会によって設立された、プロの映画人を養成するための国立教育機関です。少人数精鋭の教育が特徴で、卒業生には『パラサイト 半地下の家族』の【ポン・ジュノ(봉준호)】監督など、世界的に活躍する映画人が多数います。
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華流(ふぁりゅう)ドラマのグローバル展開
近年、中国ドラマ(華流)は、韓国ドラマと同様にNetflixやiQIYIなどの配信プラットフォームを通じて、公開と同時に世界中で視聴できるようになりました。特にジャン・リンヘさんのような「新四小生(若手実力派スター)」と呼ばれる俳優たちの作品は、アジア圏全体で高い影響力を持っています。
👥 登場人物
ティエン・シーウェイ

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両岸関係(りょうがんかんけい)
中国大陸と台湾の関係を指す言葉です。地理的に台湾海峡の両岸に位置することからこう呼ばれます。政治的には非常にデリケートな問題を抱えていますが、エンターテインメントや民間文化の交流は活発で、中国のドラマが台湾で大ヒットしたり、その逆も頻繁に起こります。
👥 登場人物
ティエン・シーウェイ

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ケーブルテレビの視聴率20%
韓国ではSBSやMBC、KBSといった地上波に対し、tvNやJTBCなどのケーブル・総合編成チャンネルは有料放送であるため、かつては視聴率1〜5%でも成功と言われていました。その中で20%を超えた『トッケビ』の記録は、国民の5人に1人が視聴していた計算になり、放送業界の勢力図を塗り替えるほどの衝撃的な数字でした。
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トッケビ
韓国の伝承に登場する妖怪や精霊のような存在です。日本の「鬼」と混同されがちですが、角がない場合も多く、いたずら好きで不思議な術を使い、人間に幸福や災いをもたらす身近な存在として親しまれています。ドラマではこの伝承をロマンチックに解釈し、新しいキャラクター像を作り上げました。
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知天命(チチョンミョン)アイドル
韓国では50歳のことを論語に由来して「知天命」と呼びます。パク・ヒスンさんのように、50代でありながらアイドルのような爆発的な人気を集める大人の男性俳優に対し、親しみを込めて使われる造語です。
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ミッボベ(믿보배)
「信じて見る俳優(ミッコ・ポヌン・ペウ)」の略語で、その人が出演するなら作品の質や演技は間違いない、と大衆から全幅の信頼を寄せられている俳優を指します。今回の記事ではパク・ヒスンさんがこの言葉で称えられています。
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胎教(テギョ)
韓国では妊娠中の「胎教(テギョ)」が非常に重視されます。お母さんが綺麗なものを見たり、良い音楽を聴いたりするだけでなく、最近ではドラマのセリフを読み聞かせたり、お父さんが積極的にお腹に話しかけたりする姿もよく見られます。今回のニュースでも、他の俳優さんが「素敵な胎教をしてね」とコメントするなど、韓国ならではの温かい文化が垣間見えます。
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韓国芸能界の改名文化
韓国では芸能人が活動名を変えるだけでなく、法的に本名まで改名することが珍しくありません。運気を変えたい時や、仕事がより順調に進むようにと姓名判断(名前の画数など)を信じて改名するケースが多いです。ハン・ダガムさんも「【ハン・ウンジョン(한은정)】」から改名後、さらに活動の幅を広げた成功例の一人と言われています。
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ギルボッ (길벗)
「道連れ」や「道の友」という意味を持つ、韓国の放送・映画・公演芸術家たちの奉仕団体の名称です。脚本家、監督、俳優、スタッフたちが集まり、社会貢献活動を行うことを目的としています。2004年にノ・ヒギョン脚本家らが中心となって結成され、単なる寄付だけでなく、自分たちの労働力を提供するボランティア文化を芸能界に定着させる役割を果たしてきました。
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JTS (Join Together Society)
韓国の僧侶である法輪(ポムニュン)師によって設立された国際NGO団体です。「アジアの貧困と飢餓をなくそう」というスローガンのもと、政治や宗教の枠を超えて人道支援を行っています。ノ・ヒギョン脚本家やハン・ジミンさんはこの団体の熱心なサポーターとして知られており、今回のような街頭募金だけでなく、海外の被災地でのボランティア活動にも直接参加することがあります。
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109(ペッコンク)常務
北朝鮮で「非社会主義」的な行為、特に外部からの映像や音楽などの取り締まりを専門に行うタスクフォースです。労働党、国家保衛省、社会安全省などの合同部隊で構成され、予告なしの家庭訪問や路上での携帯電話チェックなどを行っています。
👥 登場人物
チョンジン

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反動思想文化排撃法
2020年12月に北朝鮮で制定された法律です。韓国のドラマ、映画、音楽、書籍などの流入や流布を厳しく禁じており、違反者には重労働や死刑を科すことができます。これは、韓国文化の影響による若者の思想変化を食い止めるための強力な統制手段となっています。
👥 登場人物
チョンジン

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ミナリと寄生虫(パラサイト)
記事内の「ミナリに付いた寄生虫」という言葉は、出演者の過去の栄光をかけたジョークです。ユン・ヨジョンは映画『ミナリ』でアカデミー助演女優賞を、ソン・ガンホは映画『パラサイト 半地下の家族』(韓国原題:寄生虫)で主演を務め、共に世界的に高い評価を得ました。この2つのタイトルを組み合わせて、今回の役どころをユーモラスに表現しています。
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キーリング男(キーリングナム)
「キーリング(キーホルダー)」のように、いつもそばに置いて持ち歩きたい、可愛らしくて愛着の湧く男性を指す造語です。主に年上の女性から見て、守ってあげたくなるような魅力を持つ年下男性や、愛嬌のある男性に対して使われます。
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立憲君主制ドラマの系譜
韓国は実際には共和国ですが、ドラマの世界では『宮(クン)〜Love in Palace』や『ザ・キング:永遠の君主』のように、「もし韓国に王室が残っていたら」というIF設定の作品が非常に人気があります。歴史へのリスペクトと現代の華やかさが融合した、韓国エンタメ独自の人気ジャンルの一つです。
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大軍(テグン)
韓国の歴史上、王の正室(王妃)から生まれた息子を指す称号です。側室から生まれた息子は「君(クン)」と呼ばれ、明確に区別されていました。現代を舞台にしたドラマでこの呼称が使われる場合、非常に高貴な身分であることを象徴しています。
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青少年の「遊びの権利(ノル・クォンリ)」
韓国社会では過度な受験競争が背景にあり、子供たちの休息や遊びの時間が不足していることが課題となっています。これを受け、地方自治体などが「青少年の遊ぶ権利」を保障するための条例を制定したり、本記事に登場した「ヌリムセンター」のような専用の文化空間を設置したりする動きが広がっています。