韓国エンタメニュースに登場した文化・用語を辞書スタイルで一覧。クリックすると出典記事へ飛びます。
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百想芸術大賞(ペクサンイェスルデサン)
1965年に創設された、韓国で最も歴史と権威がある総合芸術賞です。他の多くの賞が「映画のみ」や「地上波放送のみ」を対象とする中、百想芸術大賞は映画、テレビ(地上波・ケーブル・OTT)、演劇のすべてを網羅しているのが特徴です。そのため「韓国のゴールデングローブ賞」とも呼ばれ、受賞は俳優や制作陣にとって最高の栄誉とされています。
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タンパリング(Tampering)
スポーツ界やエンタメ界で使われる用語で、所属先との契約期間が残っているにもかかわらず、他の事務所や第三者が本人に接触して移籍を働きかける「事前接触」を指します。韓国の芸能界では業界の秩序を乱す重大な背信行為と見なされ、法的な争いに発展することが非常に多いです。
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7年契約問題(標準専属契約書)
韓国の公正取引委員会が定めた標準契約書に基づき、アイドルの専属契約期間は最長7年と制限されています。これを超えると「奴隷契約」と見なされる可能性があるためです。この7年が経過するタイミングでグループが解散したりメンバーが脱退したりすることが多いため、ファンはこれを「7年のジンクス」と呼ぶこともあります。
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テンパリング(引き抜き)
契約期間中のアーティストに対し、他社や第三者が不正に接触して移籍を促す行為のことです。韓国の芸能界では近年、このテンパリングを巡る事務所とアーティストの紛争が相次いでおり、AIを使った偽造資料がその工作に悪用されるケースも出てきています。
👥 登場人物
PLAVE



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バーチャルアイドル
実在する人間ではなく、3DグラフィックスやAI技術によって作られたアイドルのことです。記事に登場した【PLAVE】は、中の人が動きを担当しつつ、見た目はアニメ調のキャラクターとして活動しており、韓国の地上波音楽番組で1位を獲得するなど社会現象を巻き起こしています。
👥 登場人物
PLAVE



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K-イニシアチブ協議体
現地の文化院、政府機関(観光公社など)、民間企業が協力して、韓国の文化(K-Culture)を効果的に広めるための協力組織のことです。映画だけでなく、観光、食文化、ITなどを組み合わせることで、多角的に韓国の魅力をアピールする戦略をとっています。
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作家主義(Auteur Theory)
映画を監督個人の「作品」と捉え、監督を単なる演出家ではなく、小説家や画家のような「表現者」として重視する考え方です。韓国映画界ではパク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督がその代表格として世界的に知られており、彼ら独自の映像美や哲学的なテーマが、ロシアのような芸術性を重んじる市場で高く評価されています。
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劇場文化と「出勤道(チュルグンギル)」
韓国ではファンが劇場の入り口で俳優の入り待ち・出待ちをすることを「出勤道(チュルグンギル)」「退勤道(テグンギル)」と呼びます。かつては直接プレゼントを渡したり会話したりする文化がありましたが、現在は安全面やマナーの観点から、公式に禁止されたり、場所が制限されたりすることが増えています。
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韓国のミュージカル市場
韓国は人口あたりのミュージカル観覧率が非常に高く、アジア屈指の市場規模を誇ります。ブロードウェイやウェストエンドの最新作が数年以内に韓国語版として上演されることが多く、アイドルがキャスティングされることも一般的ですが、今回出演するキム・ヨンジュさんのような「アンサンブル出身の実力派」が厚い支持を得ているのも特徴です。
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韓国のシャーマニズム(巫俗)
古くから韓国に伝わる信仰で、神や霊魂と対話できる「ムーダン(巫女・祈祷師)」が儀式(クッ)を行い、災いを払ったり願いを叶えたりします。最近の韓国エンタメでは、この伝統的な巫俗と現代的なホラーを組み合わせた「K-オカルト」というジャンルが非常に人気です。
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四柱(サジュ)
韓国で非常に重んじられる伝統的な占術の一つで、生まれた「年・月・日・時」の4つの柱を指します。これに基づき個人の運命や相性を占います。現代の韓国でも、進路や結婚などの大きな節目に占い師を訪ねる人は多く、ドラマの題材としても頻繁に登場します。
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筆写(ピルサ)
文章を書き写すこと。韓国では近年、お気に入りの詩や小説の一節、あるいは聖書などを書き写す「筆写(ピルサ)ブーム」が起きています。心を落ち着かせるマインドフルネスの効果や、文章力を高めるための趣味として、若者の間でも人気を集める文化コンテンツの一つです。
👥 登場人物
ソン・ヘギョ

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独立運動家(トンニプウンドンガ)
朝鮮半島の独立のために活動した人物のこと。韓国では国民的英雄として非常に尊敬されており、多くのドラマや映画の題材にもなります。有名な人物だけでなく、近年は女性運動家やあまり知られていなかった人物に光を当てる動きも活発です。
👥 登場人物
ソン・ヘギョ

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ケミ(ケミストリー)
英語の「Chemistry」から来た言葉で、俳優同士の演技の相性や、しっくりくる感じを指します。男女の恋愛だけでなく、今作のような共助関係や、男同士の友情(ブロマンス)などにも広く使われる表現です。
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OTT
「Over The Top」の略で、インターネットを通じて提供される動画配信サービス(Netflix、Disney+、TVINGなど)を指します。韓国では地上波放送よりも規制が緩やかなため、本作のような「青少年観覧不可(18禁)」の大胆な犯罪スリラーが多く制作される傾向にあります。
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Big4事務所(SMエンターテインメント)
ビクトリアがかつて所属していたSMエンターテインメントは、東方神起、少女時代、EXOなどが所属する韓国の四大芸能事務所(Big4)の一つ。独自の練習生育成システムや世界観(KWANGYAなど)で知られ、K-POPの海外進出を牽引してきたパイオニア的な存在です。
👥 登場人物
ビクトリア

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独り立ち(独立公作室)
韓国で活動する中国人アイドルが、グループ活動を並行しながら、あるいは専属契約終了後に中国国内でのマネジメントを専門に行うために設立する個人事務所のことです。これにより、中国独自のマーケットに合わせたきめ細かな活動が可能になります。
👥 登場人物
ビクトリア

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OTT
「Over The Top」の略で、インターネットを通じて提供される動画配信サービス(Netflix、Disney+、TVINGなど)を指します。韓国では地上波ドラマよりも、OTTオリジナル作品の方が表現の自由度が高く、今回のようなホラーやミステリーなどのジャンルものが制作されやすい傾向にあります。
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演技ドル(ヨンギドル)
「演技」と「アイドル」を掛け合わせた造語で、俳優活動を兼業するアイドルのことを指します。かつては演技力への厳しい目もありましたが、現在の韓国エンタメ界ではカン・ミナのように実力で新人賞を獲得し、主演俳優として認められるケースが非常に増えています。
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バーチャルアイドル
実在する人間がモーションキャプチャー技術などを通じてキャラクターの姿で活動するアイドルのことです。今回2位になった【PLAVE】はその代表格で、見た目はアニメーションのように見えますが、歌唱やダンス、ライブ配信でのコミュニケーション能力が非常に高く、実力派として認められています。
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팬카페(ファンカフェ)文化
韓国特有のオンラインファンコミュニティで、ポータルサイト「Daum」内などに設置されます。所属事務所が直接運営する「公式ファンカフェ」では、アーティスト本人の書き込みが見られたり、イベントの優先参加権が得られたりするため、ファンダムの規模を測る重要な指標の一つとなっています。
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킬링 파트(キリングパート)
楽曲の中で、聴き手の心を一瞬で掴むような最も印象的な部分のことです。サナの「Shy Shy Shy」のように、ダンスや表情、歌声が完璧にマッチしたシーンが話題になると、その曲のヒットを大きく左右することがあります。
👥 登場人物
モモ

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練習生制度
韓国のアイドルになるための育成システムです。事務所と契約を結び、歌、ダンス、語学などのレッスンを数年にわたって受けます。サナのように海外から来た練習生は、デビュー前に韓国語を完璧に習得することが一般的です。
👥 登場人物
モモ

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ユニット活動
グループ全体での活動とは別に、特定のメンバー同士でチームを組んで活動することを指します。グループのコンセプトとは異なる音楽性を追求したり、メンバー個人の魅力をより深く見せたりできるのが特徴です。
👥 登場人物
SHOWNU

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公式応援棒(ペンライト)
韓国ではグループごとにデザインの異なる「公式応援棒(ペンライト)」があり、MONSTA Xのものは「モンドゥンイ」という愛称で親しまれています。コンサート会場では無線コントロールで一斉に色が変わる演出が行われ、ファンとアーティストの一体感を作る重要なアイテムです。
👥 登場人物
SHOWNU

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QTE(クイックタイムイベント)
ゲーム中に突然画面にボタンが表示され、制限時間内に押すことを求められる演出です。実写ゲームではアクションを表現するために使われることが多いですが、今作ではストーリーに集中できるよう、あえてこの要素を減らす工夫がされています。
👥 登場人物
ナナ

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ポジャンマチャ(布張馬車)
韓国の街角やビルで見かける「屋台」のことです。お酒と一緒にトッポギやスンデ、海鮮料理などを楽しむ場所として親しまれています。ドラマでも重要な告白シーンや、一人でやけ酒を飲むシーンによく登場する韓国ならではの社交場です。
👥 登場人物
ナナ

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クランクアップ
映画やドラマの撮影がすべて終了することを指す業界用語です。韓国のニュースでは、撮影開始を「クランクイン」、終了を「クランクアップ」と表現するのが一般的です。撮影後は「ポストプロダクション」と呼ばれる編集やCG、音響の作業期間に入ります。
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韓国映画アカデミー(KAFA)
韓国映画振興委員会(KOFIC)が設立した国立の映画学校です。少数の精鋭のみが入学を許され、ポン・ジュノ監督をはじめとする多くの名監督や、変ヨハン、パク・ジョンミンといった実力派俳優を輩出している「韓国映画界の登竜門」として知られています。
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伝統酒(チョントンジュ)
韓国に古くから伝わる製造方法で作られたお酒の総称です。マッコリのような濁り酒から、今回の記事に登場したムンベ酒のような高級な蒸留酒まで多岐にわたります。最近では若者の間でも、伝統酒をカクテルにして楽しむスタイルが流行しています。