1997年にデビューし音楽番組で66回の1位を記録したキム・ヒョンジョン(김현정)が、JTBCの音楽番組『ヒデンシンガー 8』に出演しました。韓国人初のシャネルモデルを務めた経歴や、声帯結節を克服するために午後7時に就寝する徹底した喉の管理についても明かしています。
■ 90年代を代表する「ロングレッグ・クイーン」の華麗なる経歴と意外な素顔
2026年4月28日に放送されたJTBCの人気音楽バラエティ番組『ヒデンシンガー 8』に、1990年代の韓国音楽界を席巻した伝説の歌姫、キム・ヒョンジョン(김현정)が第5番目の「元祖歌手」として出演しました。
キム・ヒョンジョン(김현정)は1997年に『一人でした愛』でデビューして以来、『彼女との別れ』や『アザ(モン)』など、今もなお愛され続ける数多くのヒット曲を生み出してきたアーティストです。全盛期には地上波の音楽番組で通算66回もの1位を獲得するという驚異的な記録を持ち、その圧倒的な歌唱力と174cmの長身から繰り出されるパワフルなパフォーマンスで、当時の歌謡界を象徴するディーバ(歌姫)として君臨しました。
今回の放送で特に注目を集めたのは、彼女が「韓国人として初めてシャネル(Chanel)のモデルを務めた」という驚きの事実です。音楽活動だけでなく、その優れたスタイルを活かしてファッション業界でも先駆的な役割を果たしていたことが明かされ、出演者や視聴者を驚かせました。
番組のMCを務めるチョン・ヒョンム(전현무)は、自身がカトゥーシャ(KATUSA:米陸軍韓国派遣隊)で軍服務をしていた当時のエピソードを披露しました。当時、慰問公演に訪れたキム・ヒョンジョン(김현정)のステージには、韓国の軍人だけでなくアメリカ軍の兵士たちまでもが熱狂し、ものすごい歓声を上げていたと振り返り、彼女の当時の人気がいかに爆発的なものであったかを証言しました。
■ 喉の健康を守るための徹底した生活習慣と、俳優チャン・ソヒとの深い絆
華やかな経歴を持つキム・ヒョンジョン(김현정)ですが、その裏では歌手としての生命線である「声」を守るための並々ならぬ努力がありました。彼女は過去に声帯結節(喉を酷使することで声帯にポリープのようなものができる疾患)を患った経験から、現在は喉を保護するために午後7時には就寝するという徹底した生活を送っていることを明かしました。
番組の収録が夜遅くまで及ぶことに対し、彼女が不安な表情を見せると、共演者からは「声の出ないブースの中にいるのが、寝ているキム・ヒョンジョンさんなんじゃないか?」というジョークが飛び出し、現場は笑いに包まれました。また、より良い歌声のために、特徴的だった八重歯を矯正したというエピソードも語られました。
さらに、この日の放送には親友である俳優のチャン・ソヒ(장서희)も応援に駆けつけ、二人の長い友情についても語られました。二人の出会いは2009年にモンゴルで開催されたイベントだったといいます。過酷な環境の中で共に苦労したことをきっかけに急速に仲が深まり、それ以来、15年以上にわたって親交を深めてきました。
キム・ヒョンジョン(김현정)は、チャン・ソヒ(장서희)がドラマの撮影を行うたびに現場へ「コーヒー車(差し入れのカフェワゴン)」を送り、彼女の主演ドラマ『姉は生きている!』ではOST(オリジナル・サウンドトラック)も担当するなど、親友を支え続けてきました。しかし、番組内で行われた「本物の歌手を当てる」クイズラウンドでは、親友であるはずのチャン・ソヒ(장서희)が彼女の声を聞き分けることができず、「親友なのにどうして声が分からないの?」と周囲から突っ込まれる一幕もありました。
■ 「逆走神話」の先駆けとなったヒット曲と『ヒデンシンガー』での苦戦
番組では、彼女の代表曲にまつわるエピソードも詳しく紹介されました。1998年に発表された『彼女との別れ』は、実は発売直後には全く注目されなかった曲でした。しかし、リリースから1年後、ナイトクラブや酒場、ファッションモールなどで口コミで広がり始め、チャートを逆行して1位を獲得するという「逆走(チャート逆行)」現象を巻き起こしました。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった젝스키스(SECHSKIES)や핑클(Fin.K.L)といった人気アイドルグループを抑えて1位を独占したこの曲は、まさに韓国音楽界における「逆走神話」の元祖とも言える存在です。
パネラーとして出演したソン・ウニ(송은이)は、当時のキム・ヒョンジョン(김현정)の存在について、「多くの女性歌手が恋人にしがみつくような切ないバラードを歌っていた時代に、彼女は『(私を元の場所に)戻して!』と堂々と叫ぶ、新しい時代の強い女性像を見せてくれた」と高く評価しました。
しかし、本物の歌手を模倣する「モチャング能力者(ものまねの達人)」たちが集まる『ヒデンシンガー』のステージは、伝説の歌姫にとっても一筋縄ではいきませんでした。第1ラウンドから判定団が誰が本物か分からずパニックに陥るという異例の事態が発生し、キム・ヒョンジョン(김현정)本人はわずか2票差という僅差でかろうじて脱落を免れるという波乱の展開となりました。彼女は「生かしてくださってありがとうございます」と余裕のある笑顔を見せましたが、30年近く前の自身の声を完璧に再現する挑戦者たちのレベルの高さに驚きを隠せない様子でした。
デビュー曲の『一人でした愛』についても、当時は活動期間がわずか1ヶ月と短かったにもかかわらず、音楽番組で1位を獲得し、アルバムは55万枚を売り上げたという記録が紹介されました。彼女はこの曲について「従来の自分のパワフルなスタイルとは違い、変化を試みた曲だったので、ライブで歌った経験が少なく、当時の自分の声を再現するのは難しい」と率直な不安も語っていました。
出典:https://www.mediafine.co.kr/news/articleView.html?idxno=78114
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ ヒデンシンガー(Hidden Singer)
韓国のJTBCで放送されている人気音楽バラエティ番組です。姿を隠した「元祖歌手」1人と、その歌手の声や歌い方を完璧に真似る数名の「モチャング能力者(ものまねの達人)」が、ブースの中で1フレーズずつ歌い、誰が本物かを観客やパネラーが当てるというルールです。
■ 逆走(ヨクチュヘン)
発売から時間が経った曲が、SNSや口コミ、テレビ番組などのきっかけで再び注目を浴び、音楽チャートを上昇して上位にランクインすることを指します。最近ではEXIDの『Up & Down』やBrave Girlsの『Rollin'』などが有名な例です。
■ コーヒー車(コピチャ)
韓国の芸能界独自の文化で、俳優や歌手の応援のために、ファンや親しい知人が撮影現場にコーヒーや軽食を提供するワゴン車を手配することです。車には応援のメッセージが書かれた看板や垂れ幕が飾られ、出演者やスタッフに無料で振る舞われます。
90年代の曲が逆走して1位になるなんて、まるで私が大好きなドラマ『財閥家の末息子』のような劇的な展開ですよね!私は恋愛中心のドラマより、こういう実力で道を切り拓いていくパワフルな女性の物語に惹かれちゃいます。19歳の私から見ても、午後7時に寝て喉を守るプロ意識は本当にかっこいいなって尊敬しちゃいます。皆さんは、昔の曲が今のアイドルにカバーされるなら、誰にどの名曲を歌ってほしいですか?それとも、やっぱりオリジナルが一番だと思いますか?
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