韓国の国民的MC、ユ・ジェソク(유재석)が司会を務める人気トーク番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK(tvNのトークバラエティ)」に、いま韓国で熱い注目を浴びている豪華なゲストたちが登場します。
3月11日の放送回では、「確率の壁を越えて」という特集が組まれ、スノーボードのメダリストを育てた僧侶、AI研究の権威、そして人気俳優のイ・ドンフィ(이동휘)と共に、軍服務中に楽曲が異例のチャート逆走を見せている歌手のウッズ(조승연/WOODZ)が出演。その波乱万丈な人生と、胸に秘めた切ない家族の物語を語り尽くしました。
■ 50回のオーディション落選、そして父との別れ。ウッズが歩んだ「逆走」への道
現在、兵役(韓国の成人男性に義務付けられた約1年半の軍服務)に就いているウッズ。彼が軍隊にいる間に、過去の楽曲「Drowning(ドラウニング)」がチャートを駆け上がるという、いわゆる「逆走(過去の曲が後から注目され、チャートを逆行して上位に入ること)」神話が起きました。
「僕の人生を変えることになるとは想像もしていなかった」と驚きを隠さない彼は、これまでの苦労を率直に明かしました。かつてはブラジルへサッカー留学をしていた異色の経歴を持つ彼は、歌手を夢見て帰国。しかし、待っていたのは過酷な現実でした。
韓国のエンターテインメント界、特にアイドルや歌手を目指す若者にとって、大手事務所の「練習生(デビューを目指してレッスンを受ける準備生)」になることは最初の大きな壁です。ウッズはなんと50回ものオーディションに落ちるという絶望を味わい、ようやくYGエンターテインメント(BLACKPINKなどを輩出した韓国4大事務所の一つ)で3年間の練習生生活を送りました。
念願のデビューを果たしたものの、グループの活動中断という苦難にも見舞われました。さらに追い打ちをかけたのが、海外で過ごしていた父親の急逝です。
番組内で彼は「当時は殻だけが残っているような感覚だった」と振り返り、海外で亡くなった父の遺骨を自ら抱いて帰国したという胸が締め付けられるようなエピソードを告白。華やかなステージの裏側で、彼がどれほどの孤独と悲しみを抱えてきたのか、その一端を垣間見せました。
韓国では「ヒョド(孝道/親孝行)」を重んじる儒教的な価値観が今も強く根付いています。最愛の父との別れを乗り越え、母の言葉を支えに夢を諦めなかった彼の姿は、多くの視聴者の涙を誘うことでしょう。
■ 「1000万俳優」イ・ドンフィも告白。絶望の淵で救ってくれたユ・ジェソクの言葉
もう一人の注目ゲストは、日本でも大ヒットしたドラマ「応答せよ1988(1980年代のソウルを舞台にした家族と友情の物語)」で一躍スターとなった俳優のイ・ドンフィです。
今では「ベテラン(ファン・ジョンミン主演の刑事アクション)」や「犯罪都市4(マ・ドンソク主演の人気アクションシリーズ)」、そして「エクストリーム・ジョブ(チキン店に扮した捜査班のコメディ映画)」など、観客動員数1000万人を超える大ヒット映画を連発する「トリプル1000万俳優」となった彼ですが、下積み時代は想像以上に厳しいものでした。
「プロフィールを200箇所に出しても、オーディションを受けられるのは8箇所にも満たなかった」と語るイ・ドンフィ。出口の見えないトンネルの中にいた当時、彼を救ったのは司会のユ・ジェソクが歌った「言葉の通りに(マルハヌンデロ/自分の信じた通りになるという希望を歌った曲)」だったといいます。この曲を聴いてボロボロと涙を流し、再び前を向く勇気をもらったという感動的な秘話が明かされました。
また、彼の独特なファッションセンスが話題を呼んだ「プムバ・ルック」についても釈明(?)が行われます。「プムバ(伝統的な門付け芸人)」とは、韓国でかつて市場などを回って歌や踊りを披露していた芸人のことで、あえてボロボロの服を着るのが特徴です。なぜ彼がそのようなスタイルを披露したのか、その裏事情も楽しみなポイントです。
■ 異色のゲストたちが教える「諦めない心」
番組にはさらに、スノーボード韓国代表選手の精神的支えとなっている奉先寺(ポンソンサ)の住職、ホサン(호산)僧侶も登場します。23年間も私財を投じて「ダルマ杯スノーボード大会」を主催し、韓国のスノーボード界を支え続けてきたという驚きのエピソードが披露されます。
AI(人工知能)研究の第一人者であるキム・デシク(김대식)教授は、急速に進化する技術の中で人間がどう生き残るべきかという、少し背筋が凍るような、しかし興味深い未来の展望を語ります。
今回の「ユ・クイズ」は、ただのトーク番組を超え、どん底から這い上がってきた人たちの「言葉の力」を感じられる回になっています。
特に、練習生、活動中断、そしてソロ歌手「WOODZ」として再起をかけ、軍服務中に最高潮の「花様年華(ファヤンヨンファ/人生で最も美しく輝く時)」を迎えたウッズの物語は、K-POPファンならずとも心に響くはずです。
苦労の末に掴み取った今の成功。その裏にある彼らの血の滲むような努力を知ると、これから聴く彼らの曲や観る作品がまた違ったものに感じられますよね。
苦しい時期を乗り越えて、今まさに輝いているウッズやイ・ドンフィの姿に、皆さんはどんな勇気をもらいましたか?皆さんが一番感動した彼らのエピソードや、応援メッセージをぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.mk.co.kr/article/11984909
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