tvN(韓国の有料放送局)の土日ドラマ『アンダーカバー・ミス・ホン』が、放送局を問わず全チャンネルの同時間帯視聴率で1位を獲得し、圧倒的な話題性を保ち続けている。2月15日(日)に10話まで放送された同作は、全国・首都圏ともに視聴率1位を記録。主人公ホン・クムボ(55才の証券監督官)の変化と成長を丁寧に描き出すストーリーが、視聴者の没入感を最大限に引き出しているようだ。
ドラマの人気ぶりは視聴率数字からもうかがえる。韓国企業評判研究所が1月16日から2月16日にかけて、ビッグデータ5,443万7,218件を分析した結果によると、『アンダーカバー・ミス・ホン』はドラマ部門ブランド評判1位を獲得。主演女優のパク・シネ(パク・シンヘ)も、ドラマ女優部門のブランド評判で1位にランクインし、視聴者からの圧倒的な支持が数値化された形だ。
本作の大きな魅力は、魅力的なキャラクター陣にある。秘密と反転、対立と葛藤、和解と協力など、それぞれが異なるキーワードを持つ登場人物たちが物語を彩っている。なかでも注目を集めているのが、主人公ホン・クムボの成長ストーリーだ。
35才の証券監督官から20才の新人社員へと、劇的な変身を遂行したホン・クムボ。「女性のボスである彼女」として恐れられ、「麗島の魔女」と呼ばれるほど、容赦ない仕事ぶりと一匹狼のような性格から、友人どころか心を開く同僚もいなかった。しかし、潜入捜査任務をスムーズに遂行するため、ソウルの未婚女性労働者専用寮に入居したことで、人生が大きく変わっていく。
301号室のルームメイト4人との出会いが、ホン・クムボを変える。それぞれが秘密を抱えた4人の女性たちは、困難を乗り越える過程で深い絆を築き、名前も年齢も身分も超えた「かけがえのない友情」を育んでいく。彼女たちが繰り広げるウーマンダラマは、視聴者に笑いと感動をもたらしている。
ストーリーのターニングポイントとなるのは、9年前の因縁の相手・キム・ミスク(カン・チェヨン扮)との関係だ。ホン・クムボの正体を知りながらも、それを隠してくれたミスク。ホン・クムボの友人・ゴ・ボクヒ(ハ・ユンギョン扮)は「あなた一人が上手くいったんじゃなくて、みんなが見守ってくれたんだ」と涙ながらに語りかける。そこに描かれた、他者への思いやりと責任感の目覚めが、ホン・クムボの人生観を大きく変えた。
やがてホン・クムボは、裏金帳簿を見つけてハンミン証券の会長一族に打撃を与えることが目的だったが、その執念を手放す。代わりに、身近な大切な人たちの生活を守るため、自分なりの方法でハンミン証券の救済に乗り出すのだ。
危機管理本部での同僚たちとの関係も、ホン・クムボの変化を促した重要な要素である。会長の外孫アルベルト・オ(チョ・ハンギョル扮)が率いるチームは、無気力だった。しかし、ホン・クムボが加わることで、メンバーたちは成果を上げ、実績を出し、やる気を取り戻すのだ。だが、IMF危機の影響で人員削減の波が押し寄せ、チームは離散し、同僚の方進木(キム・ドヒョン扮)課長は解雇対象となってしまう。内部告発者「イェピ」として尽力してきた方課長が、潔く会社を去る姿は、ホン・クムボの心に複雑な感情を残す。
このように周囲との関係を通じて成長を遂げたホン・クムボが、今後どんな活躍を見せるのか。優秀な能力に加えて、人間らしさを身につけた彼女の行動に、視聴者の期待が高まっている。かつて他者の手助けを必要としなかった彼女が、ゴ・ボクヒと手を取り合い、心強い仲間たちを一人また一人と味方につけていく様子は、より大きな成果へと導くものと予想される。
『アンダーカバー・ミス・ホン』は2月21日(土)夜9時10分に第11話が放送される。ドラマの完結に向けた急展開が予想され、ファンからの関心が集まっている。
出典:https://www.tvreport.co.kr/broadcast/article/1002266/
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