MBCが4月27日に公開したドキュメンタリーの予告映像で、俳優のチェ・ブラム(최불암)が約1年ぶりに姿を見せました。腰の手術による療養を経て、86歳となった彼の近況と、後輩俳優たちとの再会が描かれます。
■ 1年ぶりの公の場、MBCドキュメンタリーで明かされる近況
韓国で「国民の父」として親しまれている大ベテラン俳優、チェ・ブラム(최불암)の近況が公開され、多くのファンや関係者の間で話題となっています。
MBCは4月27日、公式YouTubeチャンネル「MBC PLAYGROUND」を通じて、新番組『パハ、チェ・ブラムです』の第2次ティーザー映像を公開しました。この番組は、1940年生まれで今年86歳を迎えたチェ・ブラム(최불암)の演技人生をプレイリスト形式で紐解く、2部作のドキュメンタリー番組です。放送は5月5日と12日の午後9時が予定されています。
プレゼンターを務めるのは、1997年の大ヒットドラマ『あなた、そして私』でチェ・ブラム(최불암)と親子役で共演した俳優のパク・サンウォン(박상원)です。映像の中では、約1年間メディアの前から姿を消していたチェ・ブラム(최불암)が、少し痩せた様子ながらも穏やかな表情で登場し、視聴者に衝撃と感動を与えました。
■ 後輩たちが涙した「父」の一言と、明かされる壮絶な過去
公開されたティーザー映像では、チェ・ブラム(최불암)が後輩俳優のチェ・シラ(채시라)と向き合い、「父親というのはな……この言葉を伝えたかったんだ」と静かに語りかけるシーンが収められています。その一言を聞いたチェ・シラ(채시라)は思わず涙を流し、同じくその場にいたチョン・ギョンホ(정경호)やイ・ゲイン(이계인)も言葉を失う様子が映し出されました。
また、長寿ドラマ『田園日記』で長年共演したコ・ドゥシム(고두심)は、「大韓民国の父親という代名詞が思い浮かぶ」と、彼への深い敬意を表しています。
番組内では、彼が幼少期に父親を亡くしたという悲しい過去についても触れられています。解放後、父親を「お父さん」と呼べたのはわずか1年半ほどだったと告白するシーンがあり、若くして父を失った少年が、皮肉にも後にスクリーンやテレビの中で「韓国を代表する父親」として生きることになった人生の重みが描かれています。
■ 健康不安説から1年、沈黙の理由と復帰への想い
チェ・ブラム(최불암)が公の場から遠ざかっていた背景には、昨年受けた腰のヘルニア手術があります。手術後、歩行が困難になったことから、2011年から700回以上にわたり全国を回っていたKBS 1TVの人気長寿番組『韓国人の食卓(ハングギンエパプサン)』を降板。現在は俳優のチェ・スジョン(최수종)がバトンを引き継いでいます。
活動が途絶えたことで、同僚俳優たちの間では心配の声が相次いでいました。ペク・イルソプ(백일섭)はある番組で「最近、兄貴(チェ・ブラム)が電話にも出ない。しつこく聞くこともできず、もどかしい」と漏らし、同じく『田園日記』の仲間であるパク・ウンス(박은수)も「先輩の具合が良くない」と言及していました。これに対し、今年3月には彼の息子が「手術後のリハビリに集中しており、日常生活に問題はない」と説明していました。
1959年に演劇『ハムレット』でデビューし、韓国最年少でハムレット役を演じた伝説を持つチェ・ブラム(최불암)。その後、18年間続いた刑事ドラマ『捜査班長』や22年続いた『田園日記』で国民的スターとなりました。今回の復帰について彼は、「長い間、私を愛してくださった視聴者の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。それがクァンデ(広大/芸人)の心だ」と語っています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 「国民の父(クンミン・アボジ)」
韓国では、長年ドラマなどで理想的な父親像を演じ、国民から広く愛されているベテラン俳優に対し、親しみを込めて「国民の父」という称号を送ります。チェ・ブラムさんはその筆頭であり、彼の温かい演技は韓国の家庭の象徴とも言われています。
■ クァンデ(広大)の精神
記事内でチェ・ブラムさんが使った「クァンデ」とは、元々は朝鮮時代の旅芸人を指す言葉ですが、現在では「真の芸人」「天性の役者」という深い敬意を込めた意味で使われます。自分の人生を観客に捧げるという、ベテラン俳優としての強いプライドが込められた言葉です。
韓国ドラマ好きなら誰もが一度は目にしたことがある「国民の父」チェ・ブラム(최불암)さんの復帰は本当に感慨深いです。私は『財閥家の末息子』のようなスリル満点の展開が大好きですが、彼のような大ベテランが放つ圧倒的な包容力にはいつも安心感をもらっています。少しお痩せになったのが気になりますが、また元気な姿を見せてほしいですね。皆さんは、韓国の俳優さんで「お父さん」といえば誰を一番に思い浮かべますか?
コメント