最高視聴率7.4%を記録し、多くのファンに「人生ドラマ」と呼ばれた2018年の名作を振り返ります。主演のイ・ソンギュンとIU(イ・ジウン)が、過酷な現実の中で心を通わせていく感動の物語です。
■ 現代人を癒やす「平凡な大人たち」の物語
ドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(以下、『私のおじさん』)は、2018年3月21日から5月17日まで韓国のケーブルテレビ局tvNで放送された全16話の作品です。本作は、人生の重荷を背負って生きる3兄弟の次男と、荒んだ人生を歩んできた一人の女性が、互いを通じて傷を癒やしていく過程を描いています。
制作陣には、『ミセン-未生-』や『シグナル』を手掛けたキム・ウォンソク監督と、『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』の脚本家パク・ヘヨンが名を連ねています。放送当時は地上波ではないケーブル局でありながら、最終回で7.4%という高い視聴率を記録し、多くの視聴者の涙を誘いました。現在は世界的な動画配信サービスであるNetflix(ネットフリックス)でも公開されており、韓国国内のみならず海外でも高い評価を受け続けています。
■ 豪華な出演陣が織りなす人間ドラマ
本作の主人公、パク・ドンフンを演じたのはイ・ソンギュン(이선균)です。ドンフンは、特別な能力はないものの、誠実で温かい心を持つ建築構造技術者として描かれました。共演のIU(아이유)(本名:イ・ジウン)は、借金と祖母の介護に追われ、冷酷な現実に耐えるヒロインのイ・ジアン役を熱演しました。
脇を固める俳優陣も非常に豪華です。ドンフンの母役にコ・ドゥシム、失業中の長男役にパク・ホサン、映画監督を夢見る三男役にソン・セビョクがキャスティングされ、等身大の家族像を表現しました。さらに、ドンフンの妻役としてイ・ジアが出演しているほか、チャン・ギヨン、キム・ヨンミン、シン・グといった実力派俳優たちが物語の深みを増しています。
■ 伝説の俳優と進化を続けるアーティストの活動
パク・ドンフン役を演じたイ・ソンギュンは、2001年にデビューし、ドラマ『コーヒープリンス1号店』や『パスタ〜恋が出来るまで〜』で日本でも人気を博しました。映画界でも活躍し、出演作の『パラサイト 半地下の家族』は2020年の米アカデミー賞で作品賞を受賞。2023年にこの世を去りましたが、遺作となった『幸福の国(原題)』や『脱出:PROJECT SILENCE』など、その演技は今もなお高く評価されています。
一方、ヒロインを演じたIUは、2025年の「APAN Star Awards」で大賞を受賞するなど、俳優としてのキャリアをさらに着実に積み上げています。代表作には『ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜』や、日本の是枝裕和監督が手掛けた映画『ベイビー・ブローカー』などがあります。また、歌手としても『Love wins all』などのヒット曲を次々と発表しており、韓国を代表するソロアーティストとして不動の地位を築いています。
出典:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=201779
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ ケーブルテレビ局(tvNなど)
韓国の放送局は、KBSやSBSなどの地上波と、tvNやJTBCなどの有料放送(ケーブル・CS・総合編成チャンネル)に分かれています。かつては地上波の視聴率が高いのが一般的でしたが、近年はtvNなどが制作費を投じて質の高いドラマを連発しており、地上波を超えるヒット作が生まれることも珍しくありません。
■ 視聴率7.4%の価値
韓国のケーブル局において、視聴率が5%を超えると「ヒット作」と呼ばれます。地上波に比べて視聴できる世帯が限られていたため(現在は普及していますが)、7%を超える数字は社会現象に近い人気があったことを示しています。特に本作のような落ち着いたトーンの作品では、非常に高い数字といえます。
私は『財閥家の末息子』のようなハラハラするミステリーも大好きですが、この作品のように静かに心に染みる人間ドラマも本当に大切だと思うんです。特に、イ・ソンギュンさんの低くて温かい声と、孤独な表情を見せるIUさんの演技の化学反応が素晴らしくて、観るたびに温かい気持ちになっちゃいます。恋愛要素がメインではないけれど、それ以上に深い絆を感じられるのが本作の魅力ですよね。皆さんは、辛い時に観たくなる「自分を支えてくれる人生ドラマ」はありますか?それとも、スカッとする復讐劇の方が元気が出ますか?





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