最高視聴率12%を記録した『ホテルデルルーナ』と、多くの人生ドラマに挙げられる『マイ・ディア・ミスター』。主演のIUは2025年のAPAN Star Awardsで大賞を受賞するなど、今改めて彼女の代表作に注目が集まっています。
韓国を代表するアーティストであり、女優としても圧倒的な存在感を放つIU(아이유)(本名:イ・ジウン)。彼女の演技キャリアにおいて欠かすことのできない2つの名作、tvNドラマ『ホテルデルルーナ』と『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』が再び注目を集めています。
■ 幽霊専用の豪華ホテルで繰り広げられるファンタジー『ホテルデルルーナ』
2019年に放送された『ホテルデルルーナ』は、ソウルの中心地にひっそりと佇む、幽霊だけが宿泊できる特別なホテルを舞台にした物語です。IUが演じるのは、1000年以上もの間、ホテルの社長を務めている張満月(チャン・マンウォル)。彼女は月のように高貴で美しい外見を持ちながらも、性格は極めて気難しく、贅沢好きで欲張りという強烈なキャラクターを熱演しました。
相手役を務めるのは、子役出身の実力派俳優ヨ・ジン구(여진구)です。彼はエリートホテリエのク・チャンソンを演じ、運命的な事件をきっかけにホテルデルルーナの人間支配人として働くことになります。潔癖症で完璧主義なチャンソンが、癖のある幽霊客たちや気まぐれなマンウォルに振り回されながらも、次第に絆を深めていく過程が描かれました。
本作は最高視聴率12%(ニールセンコリア調べ)を記録し、その独創的な世界観と豪華な衣装、そしてテヨン(태연)やGummy(거미)ら豪華アーティストが参加したOST(オリジナル・サウンドトラック)が音源チャートを席巻したことでも大きな話題となりました。
■ 重く冷たい現実に温かな光を灯す『マイ・ディア・ミスター』
一方、2018年に放送された『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』は、ファンタジーとは対極にある、過酷な現実を生きる人々の心の交流を描いたヒューマンドラマです。IUは、借金に追われ、孤独に耐えながら冷淡に生きる女性イ・ジアンを演じました。それまでの明るいイメージを覆す、影のある繊細な演技は高く評価されました。
物語の中心となるのは、建設会社で働く誠実な男性パク・ドンフンです。彼を演じたのは、惜しまれつつも2023年にこの世を去った名優イ・ソンギュン(이선균)でした。人生の重荷を背負って生きる三兄弟の次男であるドンフンと、誰にも心を開かずに生きてきたジアン。共通点のない二人が、お互いの痛みを通じて癒やしを見出していく姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。
本作は「人間に対する本能的な温かさ」をテーマにしており、放送終了後も「人生最高のドラマ」として挙げるファンが後を絶ちません。脚本は後に『私の解放日誌』を手がけるパク・ヘヨン(박해영)、演出は『シグナル』のキム・ウォンソク(김원석)という最強のタッグによって制作されました。
■ 時代を超えて愛されるIUの作品群
IUは歌手としての活動だけでなく、俳優としても着実にキャリアを積み重ねています。2025年には『暴風(ポッサク・ソガッスダ)』での演技により、「第11回 APAN Star Awards」で大賞を受賞するなど、その評価は揺るぎないものとなっています。今回紹介した2作品はどちらも動画配信サービスのNetflix(ネットフリックス)で公開されており、今もなお新しいファンを増やし続けています。
出典1:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=201811
出典2:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=201779
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ OST(オリジナル・サウンドトラック)
韓国ドラマにおいて音楽は非常に重要な役割を果たします。単なるBGMではなく、トップアーティストがそのドラマのためだけに楽曲を書き下ろすことが一般的です。特に『ホテルデルルーナ』のように、複数の参加アーティストが音楽チャートで1位を獲得する「OSTシンドローム」が起きることも珍しくありません。
■ 人生ドラマ(インセンドラマ)
韓国の視聴者が「自分の人生において、最も感動し、影響を受けた最高のドラマ」を指して使う言葉です。『マイ・ディア・ミスター』はこの「人生ドラマ」として名前が挙がることが非常に多い作品として知られています。
正直なところ、私は『マイ・ディア・ミスター』を初めて観たとき、物語の重さに胸が締め付けられる思いでした。でも、イ・ソンギュンさんのあの低くて温かい声が、ジアンだけでなく観ている私たちの心も救ってくれるような気がしたんですよね。ファンタジー全開で衣装が最高に可愛いマンウォル社長(IU)も大好きですが、皆さんはどちらの彼女に惹かれますか?「華やかなファンタジー派」ですか?それとも「深く心に沁みるヒューマン派」ですか?





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