主演のカン・ドンウォンが本格的なヘッドスピンを披露し、オム・テグがJYPで猛特訓を重ねたラップに挑戦します。2026年6月3日に韓国で公開される、崖っぷち混合グループの再起を描いたコメディ映画です。
■ 豪華キャストが伝説の混合グループに変身
映画『甘い、殺伐とした恋人』や『後談話(イ・チュンウィ・アッタン)』などで独自のコメディ世界を築いてきたソン・ジェゴン(손재곤)監督が、新作映画『ワイルド・シング』で6年ぶりにスクリーンに戻ってきました。本作は、かつて歌謡界を席巻しながらも、ある事件をきっかけに解体された3人組の混合ダンスグループ「トライアングル」が、20年ぶりに再起を目指す姿を描いたコメディ作品です。
公開に先立ち、劇中のグループであるトライアングルのミュージックビデオがSNSで先行公開されると、大きな話題を呼びました。そこには、カン・ドンウォン(강동원)が激しいヘッドスピンを決め、オム・テグ(엄태구)が低音ボイスでラップを刻み、パク・ジヒョン(박지현)がセンターで踊るという、これまでの俳優たちのイメージを覆す姿が収められていたからです。
ソン・ジェゴン監督はインタビューで、このミュージックビデオはマーケティングチームのアイデアから始まったと明かしました。撮影の途中で提案を受けた際、監督は本編のエンディングクレジットや、劇中で過去を回想するシーンに活用することを決めたといいます。
■ 俳優たちの情熱が光る過酷なトレーニング
この映画の見どころは、何と言ってもトップ俳優たちが代役をほとんど使わずにパフォーマンスをこなした点にあります。
特に、寡黙でカリスマ性のある演技で知られるオム・テグのキャスティングについて、監督は「彼がラッパーになったら面白いのではないか」という直感で依頼したそうです。オム・テグ自身は当初「自分にできるだろうか」と慎重な姿勢を見せていましたが、出演を決めてからは誰よりも熱心に準備に取り組みました。彼は制作陣が用意したスケジュール以上に、韓国の大手芸能事務所であるJYP(数多くのK-POPアイドルを輩出する芸能プロダクション)に自ら進んで通い詰め、執拗なまでにラップのトレーニングを重ねたといいます。
また、グループのリーダーを演じるカン・ドンウォンについても、監督は絶賛を惜しみませんでした。当初のシナリオにヘッドスピンの設定はありませんでしたが、世紀末のダンスグループらしさを出すために監督が提案したところ、カン・ドンウォンは快諾。彼は地方での撮影中も自ら練習室を確保してダンスの練習に励み、監督が「申し訳なくなるほど自分を追い込んでいた」と語るほどの完成度を見せました。
■ 個性豊かなキャラクターたちが織りなすケミストリー
グループのセンターを務めるパク・ジヒョンについては、既存のイメージに捉われない「新しい顔」として抜擢されました。監督は彼女の精神的な健康さと、カメラの前で放つ圧倒的な俳優としてのオーラを高く評価しています。
さらに、ベテラン俳優のオ・ジョンセ(오정세)も参加しており、彼は自身のキャラクターのために振り付けのアイデアを自ら提案するなど、作品に大きなエネルギーを注入しました。
ソン・ジェゴン監督は、2000年代のK-POPシーンを徹底的に研究し、当時の音楽やスタイルを再現することに注力しました。技術的に顔を合成する手法も可能でしたが、俳優たちが実際にパフォーマンスすることで生まれる熱量を優先したといいます。カン・ドンウォンは監督の不安を解消するために、お酒の席の後に一緒にカラオケへ行き、歌声を披露したというエピソードも明かされました。
崖っぷちの元アイドルたちが20年越しの再挑戦に挑む『ワイルド・シング』は、笑いと情熱が詰まった一作として期待を集めています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 混合グループ(혼성그룹)
男女が混ざって構成された音楽グループのことです。1990年代から2000年代前半の韓国歌謡界では、KOOT(クール)や高耀太(コヨーテ)など、高い人気を誇る混合グループが多く存在しました。現在のK-POPは男女別々のグループが主流ですが、今でも当時の楽曲は「レトロブーム」として若い世代にも親しまれています。
■ JYP
パク・ジニョン(J.Y. Park)が設立した、韓国の「3大事務所」の一つに数えられる大手芸能事務所です。TWICEやStray Kids、ITZYなどが所属しています。本作ではオム・テグがラップのトレーニングをここで受けたというエピソードがあり、映画のリアリティを高める要素の一つになっています。
クールなイメージのカン・ドンウォンがヘッドスピンだなんて、想像しただけでワクワクしちゃいます!私は『財閥家の末息子』のようなシリアスな作品も好きですが、実力派俳優たちが全力で挑むコメディは絶対に面白いと思うんです。特にオム・テグさんの低音ラップ、早く劇場で聴いてみたいですよね。皆さんは、推しの俳優さんに一度は挑戦してほしい「意外な役」ってありますか?それとも、今のままのイメージを守ってほしい派ですか?





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