済州4・3事件を描く映画My Name Isが歴代記録を更新!16万人動員で社会現象に

Buzzちゃんの見どころ

済州4・3事件を描いた映画『My Name Is』が累計観客数16万人を突破し、同事件を扱った作品の最高記録を更新しました。俳優ヨム・ヘラン(염혜란)が主演し、全国的な団体観覧がヒットを後押ししています。

■ 済州4・3事件を描く新たな金字塔が誕生

済州(チェジュ)4・3事件(1948年に済州島で発生した武力衝突と鎮圧の過程で、多くの住民が犠牲となった事件)を正面から扱った劇映画『My Name Is』が、韓国全土での団体観覧の広がりを受け、累計観客数16万人を突破しました。この数字は、これまで同事件を扱った映画として最も知られていた『Jiseul』(14万5千人)を超えるもので、4・3事件をテーマにした映画の歴史を塗り替える新たな記録となりました。

『My Name Is』は、古臭い自分の名前を捨てたいと願う18歳の少年ヨンオクと、その名前を守り抜こうとする母ジョンスン、そしてその名前の裏側に隠された50年前のあの日(済州4・3事件)の約束を紐解いていくミステリードラマです。韓国映画界を代表する名匠チョン・ジヨン(정지영)監督が演出を手掛け、実力派俳優のヨム・ヘラン(염혜란)と新鋭シン・ウビン(신우빈)が主演を務めています。

■ 各界からの支持と「分かち合い観覧」の輪

2026年4月15日に公開された本作は、公開直後から各界の著名人による推薦リレーが続き、さらには市民による自発的な「ナヌム大観(分かち合い貸切上映)」や全国規模の団体観覧が相次いでいます。特に、映画館をまるごと貸し切って知人や近隣住民を招待する「ナヌム大観」の勢いは、その規模と参加者の多様性の面で前例を見ないほどの盛り上がりを見せています。

政治界からは李在明(イ・ジェミョン)大統領夫妻が鑑賞したほか、画家のカン・ヨベ(강요배)氏、金万徳(キム・マンドク)記念館のカン・ヨンジン館長、俳優のパク・チュンフン(박중훈)氏らが支持を表明。また、前映像物等級委員会委員長のチェ・ユニ氏が率いる女性映画人の集まりや、キム・ドンボム(김동범)監督、プ・ジヨン(부지영)監督といった同僚の女性監督たちも、スクリーンの内外から熱いエールを送っています。

さらに、クラウドファンディングサイト「タムブルバック(Tumblbug)」を通じて支援した1万人を超える市民後援者たちが主導する自発的な上映会も、韓国各地で盛況のうちに開催されています。

■ 社会的共感の場へと広がる映画の価値

映画の波及効果は済州島内にとどまらず、全国的な広がりを見せています。済州道議会や済州道教育庁、済州国際教育院、済州市・西帰浦市の教育支援庁といった公的機関の職員たちが大挙して観覧に参加。済州島以外の地域でも、大田広域市庁の公務員労働組合や釜山教員労働組合など、各地の組合員やソウル女子大学、民生研究所といった学術・市民社会団体が劇場を埋め尽くしています。

こうした動きにより、『My Name Is』は単なる映画鑑賞の枠を超え、歴史的な痛みを共有し連帯する巨大な社会的共感の場となっています。チェ・ギョジン教育部長官(日本の文部科学大臣に相当)も「文化のある水曜日」に合わせて職員たちと本作を鑑賞。「傷を記憶することこそが治癒の始まりだ」と語り、忘れ去られてはならない歴史と、その中で生きた人々の人生に向き合うことの深い意義を強調しました。

また、本作への関心は大学界にも及んでおり、木浦大学の歴史コンテンツ学科の学生たちが団体観覧を行うなど、次世代を担う若者たちにとっても歴史を学ぶ重要な一歩となっています。観客による口コミと推薦、そして「分かち合い」の精神が生んだこの16万人突破という記録は、韓国映画界において非常に深い意味を持つ成果として刻まれました。

出典:https://ent.sbs.co.kr/news/article.do?article_id=E10010315853&plink=ORI&cooper=NAVER

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 済州4・3事件

1948年に韓国の済州島で発生した歴史的事件です。当時の政治的混乱の中、島民の蜂起とそれに対する軍・警察による武力鎮圧により、数万人の住民が犠牲になったと言われています。長らく語ることがタブー視されてきましたが、近年では本作のように映画や文学を通じて歴史を見つめ直す動きが活発になっています。

■ ナヌム大観(分かち合い貸切上映)

個人や団体が映画館の座席を買い占めたりシアターを貸し切ったりして、他の人を無料で招待して鑑賞してもらう文化です。「社会的に意義のある作品をより多くの人に見てほしい」という応援の気持ちから行われることが多く、韓国独自のファン文化や市民活動の一環として定着しています。

Buzzちゃんの感想

私は『財閥家の末息子』のような過去の謎を追うミステリーが大好きなので、この映画の「50年前の約束を探す」という設定にはすごく惹かれます!演技派のヨム・ヘランさんが出演されているのも信頼感がありますよね。皆さんは、歴史の実話に基づいた重厚なストーリーと、甘いラブストーリーならどちらを映画館で観たいですか?

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