ソン・ジュンギさん主演ドラマ財閥家の末息子が現実に!?韓国証券界を揺るがす第2のバブルの影

Buzzちゃんの一言

皆さん、大変です!私の愛してやまないソン・ジュンギ(송중기)さん主演の大ヒットドラマ『財閥家の末息子(재벌집 막내아들)』が、なんと韓国の経済ニュースで大きく取り上げられているんです!ドラマの中の出来事が現実の証券市場への警告として語られるなんて、胸がドキドキすると同時に、少し複雑な気持ちになってしまいました…。

■ドラマ『財閥家の末息子』が描いた「伝説のバブル」とは?

韓国で社会現象を巻き起こし、日本でも多くのファンを魅了したドラマ『財閥家の末息子』。ソン・ジュンギ(송중기)さん演じる主人公のチン・ドジュン(진도준)は、過去にタイムスリップした知識を活かし、未来の経済を知る者として財閥家を追い詰めていきます。その劇中で、ドジュンが自分を苦しめる叔母を破滅させるために利用したのが、2000年代初頭に韓国を襲った「ベンチャーバブル」でした。

ドジュンは「株価がとんでもなく跳ね上がる」という情報を巧妙に流し、叔母は所有する株式を担保に数千億ウォン(数百億円)もの巨額投資に踏み切ります。しかし、その結末は無惨な暴落でした。このエピソードのモチーフとなったのが、韓国証券史上で最大のバブルとして今も語り継がれる「セロム技術(새롬기술)」という企業の実話なのです。

「セロム技術」は、1999年に韓国のベンチャー向け株式市場であるコスダック(KOSDAQ、日本の東証グロース市場に相当)に上場しました。当時は通貨危機を乗り越えたばかりの韓国に「インターネット」という未知の世界が開かれた時期。同社が提供した、インターネットを通じて無料で国際電話ができる「ダイアルパッド(다이얼패드)」というサービスに市場は熱狂しました。1999年10月にわずか1,890ウォン(約200円)だった株価は、半年後の2000年3月には28万2,000ウォン(約3万円)へと、150倍近くも暴騰したのです。

当時、セロム技術の時価総額は一時、韓国最大の企業であるサムスン電子(삼성전자)を追い越すほどでした。しかし、その栄光は長くは続きませんでした。素晴らしいサービスではありましたが、利益を生む「収益モデル」が皆無だったためです。有料化も難航し、株価は急騰した時と同じ速さで急落。セロム技術の神話は、ベンチャーバブルの崩壊とともに歴史の中に消えていきました。

■25年後の今、再び繰り返される「ミステリー」

それから約25年が過ぎた今、韓国の証券市場で再び不穏な動きが見られ、専門家たちが警鐘を鳴らしています。今回の主役は、製薬会社の「サムチョンダン製薬(삼천당제약)」です。

2025年末に23万2,500ウォン(約2万5,000円)だった同社の株価は、2026年3月末には118万4,000ウォン(約13万円)まで急騰しました。1株の価格が100万ウォンを超える「皇帝株(황제주)」の仲間入りを果たしたのです。韓国では、1株の値段が非常に高く、市場を象徴するような銘柄を、尊敬と驚きを込めて「皇帝株」と呼びます。

この急騰のきっかけとなったのは、たった一行の公表資料(公示)でした。「経口インスリン(飲むタイプのインスリン)の欧州臨床1・2相試験計画書の提出完了」。さらに、米国のパートナー企業とライセンス契約を結び、将来的に1億ドル(約150億円)規模の報奨金や、10年間にわたる販売利益の90%を受け取ることになったという驚くべき内容が続きました。

このニュースにより、サムチョンダン製薬は一時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった二次電池関連株のエコプロ(에코프로)を抜き去り、コスダックの時価総額1位にまで登り詰めました。しかし、市場から「何かがおかしい」という疑念の声が上がると、株価は一気に崩れ始め、わずか10日ほどで半分以下の50万4,000ウォン(約5万5,000円)まで下落してしまったのです。

■「未来」と「ストーリー」に踊らされる危険性

今回のサムチョンダン製薬を巡る騒動は、かつてのセロム技術のバブルと酷似していると指摘されています。まだ実現していない「未来の価値」を現在の価格に反映させて株価が跳ね上がる構造は全く同じです。

しかし、大きな違いが一つあります。セロム技術の場合は「技術はあるが儲け方がわからない」という点が失敗の理由でした。対して今回のケースは、そもそもその「技術」が本当に実在し、成功の可能性があるのかという点さえも不透明なまま株価だけが暴走してしまったのです。「皇帝株」へと駆け上がる間、誰もその実体を冷静に検証しませんでした。さらに、自動的に上位銘柄を組み込む投資信託(ETF)などの仕組みが、火に油を注ぐ形で株価を押し上げてしまったという側面もあります。

韓国の証券市場では、こうした「実体のない期待感」だけで株価が乱高下するスキャンダルが、25年経った今も繰り返されています。

ドラマ『財閥家の末息子』の中で、チン・ドジュンは未来を知っていたからこそバブルを回避し、それを利用することができました。しかし、現実を生きる私たちには、未来を見通す力はありません。だからこそ、甘い「ストーリー」や「輝かしい未来」という言葉だけに惑わされず、その裏にある確かな根拠や収益性を見極める目を持つことが、今の時代にはより一層求められているのかもしれません。

出典:https://www.mk.co.kr/article/12013831

Buzzちゃんの感想

大好きなドラマのエピソードが、こんなに生々しい経済の警告として使われるなんて驚きました!ドジュン様(ソン・ジュンギさん)のような冷静な判断力が、現実の世界でも本当に大切なんですね…。皆さんはドラマを観ていて、「こんなに上手くいくなんて不思議だな」とか「投資って怖いな」と感じた瞬間はありますか?

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