韓国の高等教育機関が、AI時代のコンテンツ産業の未来像を提示する注目の展示会を開催します。中央大学校(総長:パク・サンギュ)の先端映像大学院が主催する「AIが描くコンテンツの未来展」が、2月21日から26日まで開催される予定です。
この展示会は、AI技術がクリエイティブの世界でどのような可能性を秘めているのかを、実際の作品を通じて探る貴重な機会となりそうです。
■大学院生たちの研究成果が一堂に
今回の展示会は、中央大学校先端映像大学院BK21(Brain Korea 21プロジェクト)のAI・コンテンツ未来産業教育研究団が主管。パク・ジンワン教授率いる「未来メディア研究室」と、ハン・サンイム教授の「デジタルアート工学応用研究室」に所属する大学院生たちの1年間の研究成果が展示されます。
特に注目すべきは、この展示会がAIを単なるクリエイティブツールとしてではなく、人間の「共同創作者」としての可能性を多角的に提示することを目的としている点です。参加アーティストたちは、AIを通じて伝統を再解釈し、感覚を転移させ、仮想存在との共存を実現する未来のコンテンツ風景を描き出しています。
■3つのゾーンで体験できる展示構成
展示会は、来場者の没入感と体験を最大化するために、3つの異なるセクションで構成されています。
**「再解釈と転移」ゾーンA**では、データが芸術へと変換されるプロセスが紹介されます。K-POPダンスと古典的な北춤(北舞)、扇舞を墨絵スタイルに変換した「Rhapsody in Red and Blue」、味覚テキストを画像に変換した「味覚の視覚化」、身体データの残存痕跡を絵画的に積層した「Data Stratification #01」など、斬新な作品群が展示されます。
**「共感と共創」ゾーンB**は、来場者が直接作品に関与できるインタラクティブ空間です。AIバーチャルアイドル「デルル」(DERURU)とリアルタイムで歌詞と歌を共同創作する体験ができるほか、社会的インパルスデータを探究した「怪物アルゴリズムのパフォーマンス」や、来場者の質問が仮想の雲として実装される「Synthetic Clouds」など、人間とAIの共存と協業の可能性を示す作品が集められています。
**「没入と拡張」ゾーンC**は、暗転空間を活用して深い没入感を提供します。空間中央に設置された透明な円筒を通じて人間存在の分化プロセスを立体的に投射した「Becoming」、非物質的な光の開花を表現した「Ethereal Bloom」、そしてファウンドフッテージ形式で忘却と帰還の恐怖を扱った「The tape」が展示の大詰めを飾ります。
■K-POPダンスを墨絵に変換するなど、独創的な作品群
特に話題を集めているのは、K-POPのダンスムーブメントと伝統舞踊を融合させた作品です。近日落研究員による「Rhapsody in Red and Blue」は、現代K-カルチャーと韓国の伝統文化をAIを介して新しい表現形式へと昇華させた試みとして注目されています。このような作品は、グローバル時代における韓国文化のアイデンティティを考える上でも興味深い視点を提供しています。
■無料で誰もが鑑賞可能
展示会は2月21日から26日までの6日間、中央大学校の「キム・ヨンサム図書館大講堂」で開催されます。最大の魅力は、誰でも無料で鑑賞できるという点です。AI時代のコンテンツ産業の今後を占う貴重な展示となるでしょう。
中央大学校の関係者は「今回の展示は、先端映像大学院未来メディア研究室とデジタルアート工学応用研究室の研究能力が集約された場所。AIとデータが開く新しい感覚と文化の地平をあらかじめ確認していただきたい」とコメントしています。
AIと人間の創造性がどのように共存し、未来のコンテンツをどのように形作るのか。その答えがこの展示会に集約されているといえます。K-POPをはじめとした韓国コンテンツに関心を持つ方々にとっても、今後の業界動向を理解する上で注目の展示となることは間違いありません。
出典:http://www.dailysmart.co.kr/news/articleView.html?idxno=120146
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