2026年5月に国立劇場で開催された『音楽劇フェスティバル、ソウル』にて、ソプラノチョ・ヒギョンが伝説の歌手マリア・カラスの悲劇的な人生を演劇的なモノドラマ形式で表現し、観客を圧倒しました。
■ オペラの枠を超えた演劇的アプローチの試み
ソウルにある国立劇場(韓国を代表する舞台芸術の殿堂)のダルオルム劇場にて、『音楽劇フェスティバル、ソウル』が開催されました。このフェスティバルは、従来の「聴く」音楽の枠を超え、視覚的なドラマ性を加えた新しい形式の舞台を提示することを目的に企画されたものです。その中でも特に注目を集めたのが、ソプラノチョ・ヒギョンによるモノオペラ(一人で歌い演じるオペラ)『ラ・カラス』でした。
本作は、20世紀のオペラ史において最も偉大なディーバ(歌姫)と称されながらも、53歳という若さでこの世を去ったマリア・カラス(Maria Callas)の孤独と情熱、そして悲劇的な内面を描いた作品です。演出はユ・インチョン(韓国のベテラン俳優であり演出家)が務め、ドキュメンタリー的な手法を演劇に取り入れることで、彼女の人生を立体的に描き出しました。
■ 伝説の歌姫マリア・カラスの孤独な内面に迫る
チョ・ヒギョンが演じた『ラ・カラス』は、単に有名なアリア(オペラ中の独唱曲)を披露するコンサートではありません。劇中では、テナーのキム・ジェミン、フルートのキム・ヨンハ、ピアノのキム・ミア、そしてメットオペラ合唱団らが共演し、死を目前にしたマリア・カラスが過去の記憶と対峙する過程を70分間にわたって描写しました。
特に、亡霊たちの合唱や舞台上の象徴的なオブジェ、そしてバックスクリーンに映し出されるドキュメンタリー映像を活用し、彼女が狂気や不安、うつ症状に苛まれながらも芸術を追い求めた姿を浮き彫りにしました。披露された8曲の代表的なアリアは、彼女の人生の節目とリンクしており、観客は歌を通じて彼女の魂の叫びを体感する構成となっています。
■ 多彩なプログラムで構成された音楽劇フェスティバル
今回のフェスティバルでは、『ラ・カラス』以外にも興味深い作品が上演されました。
・『冬の旅人』:シューベルトの歌曲をベースに、放浪と孤独の情緒を俳優の動きで表現。
・『美しきマゲローネ』:ブラームス唯一の連作歌曲を、愛の叙事詩として童話的に演出。
・『夢のアリア』:『カルメン』の「闘牛士の歌」や『リゴレット』の「女心の歌」など、有名なアリアと合唱を劇的に構成。
これらの作品はすべて、クラシック音楽の旋律にドラマとしての物語性を与えることで、観客がより深く作品の世界観に没入できるような実験的な試みがなされていました。評論家からは「音楽が視覚的なイメージをまとい、強烈な印象を残した」と高い評価を得ています。
出典:http://www.dailysmart.co.kr/news/articleView.html?idxno=123856
私は財閥ドロドロ系のドラマが好きですが、一人の女性の壮絶な人生を描く物語もすごく惹かれます。特にマリア・カラスのような伝説的なスターが、華やかなステージの裏で抱えていた孤独をオペラと演劇で表現するなんて、想像しただけで鳥肌が立っちゃいそうです!アンジェリーナ・ジョリーが彼女を演じた映画もありましたが、舞台ならではの生身の迫力も気になりますね。皆さんは、一人の人生をじっくり描く「伝記もの」の作品なら、映画と舞台どちらで観てみたいですか?





コメント