MBCドラマ『21世紀大君夫人』の歴史歪曲を巡り、国会への請願が開始3日で同意率80%を超えました。劇中の中国式衣装や礼法の使用が、韓国の歴史を中国の一部とする「東北工程」を助長していると批判されています。
■ 放送開始直後から批判殺到、国会請願が異例のスピードで進展
韓国のMBCドラマ『21世紀大君夫人』を巡る歴史歪曲論争が激化しています。コンテンツの全面的な廃棄を求める国会国民同意請願(韓国の国会が運営する公式のオンライン請願システム。一定期間内に5万人以上の同意を得ると、国会の委員会で正式に審査される)が、掲示からわずか3日で同意率80%を突破しました。
去る5月22日に国会国民同意請願の掲示板には「歴史歪曲、東北工程論争ドラマの放映中止およびメディアプラットフォーム内コンテンツの廃棄措置要請に関する請願」が正式に掲載されました。この請願は25日午後5時時点で4万1千人以上の同意を集め、同意率82%を記録しています。
請願人は「該当ドラマは仮想の大韓民国を背景にしながらも、中国式の服飾、礼法、語彙を無分別に借用しており、明白な文化工程(中国側が周辺国の文化を自国発祥だと主張する動き)および歴史歪曲を強行した」と強く主張しています。
■ 具体的な指摘事項と制作陣の対応
視聴者が最も深刻な問題として指摘しているのは、5月15日に放送された第11回の中の即位式のシーンです。この回でピョン・ウソク(변우석)演じるイアン大君は、本来なら独立国の皇帝の象徴である「十二面龍冠」を被るべき場面で、中国の諸侯国を意味する「九面龍冠」を着用していました。また、家臣たちが「千歳(チョンセ)、千歳、千千歳」と叫ぶ場面も、皇帝に対する「万歳」ではなく、中国の属国であることを認めるような表現であると批判の対象となりました。
さらに、韓国の伝統的な茶道ではなく中国式の茶法が描写されたことや、朝鮮時代の王の服飾と皇帝の象徴体系が歪曲され混用されている点も指摘されています。これに対し請願人は、制作陣が発表した事後修正の方針についても「KコンテンツがグローバルOTTを通じて世界に拡散される今、手遅れの対応だ。周辺国による歴史・文化侵略の口実を与える売国的演出だ」と厳しく批判しました。
論争を受け、制作陣は公式謝罪文を発表しました。再放送やVODサービスにおいて問題となったシーンの音声をミュート処理し、字幕を削除するなどの措置を講じています。演出のパク・ジュナ(박준화)監督とユ・ジウォン(유지원)脚本家がそれぞれ謝罪の意思を伝えたほか、出演者のIU(아이유)とピョン・ウソクもSNSを通じて謝罪文を掲載しました。
■ 今後の展望と制度改善の要求
制作陣や俳優による謝罪があったものの、世論の怒りは収まっていません。請願人は放送通信審議委員会に対し、即刻の放映中止措置と国内外のOTT(Netflixなどの動画配信サービス)プラットフォームからの動画削除、さらには制作会社への政府支援金排除や放送許可の制限など、永久追放制度の整備を求めています。
今回の請願は6月21日まで行われる予定です。期間内に5万人以上の同意が得られた場合、国会の所管常任委員会に付託され、公式な審査過程を経ることになります。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 東北工程(トンブクコンジョン)
中国政府が2002年から開始した、中国東北地方(旧満州など)の歴史研究プロジェクトのこと。高句麗や渤海の歴史を中国史の一部として組み込もうとする動きを含んでおり、韓国国内では「歴史の略奪」として非常に敏感に受け止められています。
■ 文化工程(ムナコンジョン)
近年、韓服やキムチ、伝統舞踊などが中国発祥であると主張されるケースが増えたことを指す言葉。今回のドラマのように、韓国のドラマ内で中国風の演出が混ざると、「中国側の主張を認める証拠として悪用される」という強い警戒心が国民の間で働きます。
歴史を扱った作品は大好きなんですが、今回の論争はかなり深刻ですね。特に『財閥家の末息子』のような緻密な設定が好きな私としては、時代背景や考証のミスは物語の没入感を削いでしまうので残念です。ピョン・ウソクさんやIUさんが謝罪する事態になったのも、ファンとしては心が痛みます。皆さんは、こうした設定のミスは修正で許せる派ですか?それとも作品自体の廃棄はやむを得ないと思いますか?





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