インド最大の配信プラットフォームで、韓国のウェブ漫画『生きるか死ぬか』を原作としたドラマ『ラブ・オールウェイズ』が今年下半期に公開されます。2026年4月2日に撮影を終え、インド初の韓国漫画リメイクとして注目されています。
■ インド初の韓国ウェブ漫画原作ドラマが誕生
韓国のウェブ漫画IP(知的財産権)が、ついにインド市場でも本格的な映像化を果たしました。韓国を代表するクロスボーダー制作会社である「クロスピクチャーズ」は、インドで制作中のOTTシリーズ『ラブ・オールウェイズ』(仮題)の撮影が2026年4月2日に無事終了したことを明らかにしました。
本作の原作は、韓国のカカオウェブ漫画で高い人気を誇る『生きるか死ぬか(살아 말아)』です。この作品は、インドの映像コンテンツとしては初めて、韓国のウェブ漫画IPを正式にリメイクしたシリーズとなります。配信はインド最大級のOTTプラットフォームである「ジオホットスター(JioHotstar)」を通じて、2026年の下半期に公開される予定です。
現在、韓国とインドの両国間では経済的・文化的な結びつきが強まっており、今回のプロジェクトは韓国のコンテンツIPが持つ力が世界規模で拡大していることを象徴する出来事として、現地でも大きな関心を集めています。
■ 国境を越える制作会社「クロスピクチャーズ」の成功
クロスピクチャーズは、韓国の制作会社の中でも異例とも言えるほど、インド市場において圧倒的な実績を積み重ねてきました。2015年に現地法人を設立して以来、2023年にはNetflixインド映画部門で1位を記録した『ジャネジャン(Janne Jaan)』や、韓国映画のリメイク版として2週連続でインドのボックスオフィス1位を獲得した『オー!ベイビー(Oh! Baby)』(原作:『怪しい彼女』)などを手掛けてきました。
今回の『ラブ・オールウェイズ』は、これまでの映画リメイクという枠を越え、連続シリーズものとして韓国IPの領土を拡張したという点で、非常に大きな意味を持っています。同社のキム・ヒョンウ(김현우)代表は「良いストーリーはどこでも通じる」という確固たる哲学を掲げており、その信念が国境を超えたストーリーテリングの成功を支えています。
また、同社の影響力は日本市場でも発揮されています。2023年には、Amazonジャパンのオリジナル映画『ナックルガール』を制作し、世界240以上の国と地域で同時公開されました。これは韓国の制作会社として初めてAmazonオリジナルの日本映画を制作した事例であり、韓国の監督・脚本家と日本の俳優・スタッフが協力する大型グローバルプロジェクトとして話題となりました。日本版『梨泰院クラス』である『六本木クラス』の制作にも携わっており、そのグローバルな制作能力は高く評価されています。
■ AI技術の導入と独立後の新たな挑戦
国内でも、クロスピクチャーズの勢いは止まりません。Netflixで世界的なシンドロームを巻き起こした『社内お見合い』をはじめ、昨年放送された『優しい女ブセミ(착한 여자 부세미)』はENAドラマ史上歴代2位という驚異的な視聴率を記録しました。さらに2026年下半期には、tvNの新しいドラマ『明日も出勤!』の放送も控えており、さらなるヒットが期待されています。
クロスピクチャーズは2020年にカカオエンターテインメントに買収されましたが、2024年に創業者のキム・ヒョンウ(김현우)代表が会社を再買収(MBO:経営陣による買収)し、現在は第2の成長期に入っています。
最新の動向としては、未来のメディア市場を見据えた積極的な技術投資が挙げられます。韓国国内のAI専門企業と提携し、AIを活用した高品質なショートフォーム(短編動画)脚本の開発を開始しました。中長期的には、ミニシリーズや映画の脚本作成にもAI技術を導入する計画で、コンテンツ制作の新しいパラダイムを先導しようとしています。
韓国発のストーリーがインドや日本、そして世界へと広がる中、クロスピクチャーズが描く「国境のないコンテンツの未来」に、業界全体が注目しています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ IP(知的財産権)
ドラマや映画の原作となるウェブ漫画、小説、キャラクターなどの権利を指します。韓国ではウェブ漫画がドラマ化・映画化される「ワンソース・マルチユース(OSMU)」が非常に盛んで、成功したIPは海外へリメイク権が販売されることも多いです。
■ MBO(マネジメント・バイアウト)
会社の経営陣が、現在の親会社や株主から自社の株式を買い取り、経営権を完全に取得して独立することを指します。今回のケースでは、創業者がカカオから会社を買い戻すことで、より迅速で自由な意思決定ができる体制を整えたといえます。
■ OTT(オーバー・ザ・トップ)
インターネットを通じて視聴者に直接配信される動画サービス(Netflix、Amazon Prime Video、Disney+など)の総称です。韓国ドラマのグローバルなヒットは、このOTTプラットフォームの普及が大きな要因となっています。
韓国のウェブ漫画がインドでドラマ化されるなんて、本当にコンテンツの力は無限大ですね。個人的には、財閥やミステリー要素がある『財閥家の末息子』のような重厚な作品も大好きですが、こういうグローバルなリメイクのニュースを聞くと、どんな風に現地化されるのかワクワクしちゃいます!AIで脚本を作るという試みも、未来のドラマ制作がどう変わるのか少しドキドキしますよね。皆さんは、好きな韓国ドラマが海外でリメイクされるなら、どこの国でリメイクしてほしいですか?それとも、やっぱり原作のままが一番だと思いますか?





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