K-ウェブトゥーン、インドを席巻するか。カカオ原作ラブ・オールウェイズが撮影完了

Buzzちゃんの見どころ

カカオウェブトゥーンの『生きるか死ぬか』を原作としたインド版ドラマ『ラブ・オールウェイズ』の撮影が終了しました。インド最大のOTTプラットフォーム「ジオホットスター」にて、2024年後半に公開される予定です。

■ インド初のK-ウェブトゥーンIPリメイク作品が誕生

韓国のウェブトゥーン(スマホ向けの縦読み漫画)の知的財産権(IP)を基盤にしたコンテンツが、世界第1位の人口を誇るインド市場への本格的な進出を果たしました。

制作会社のクロスピクチャーズは、インドで制作中のシリーズドラマ『ラブ・オールウェイズ』(仮題)が、2024年4月2日にすべての撮影を終了したと発表しました。本作は、カカオウェブトゥーンで連載されたファン・ヨンチャン(황영찬)による人気漫画『生きるか死ぬか』を原作としています。

特筆すべき点は、本作がインドの映像コンテンツとして初めて、韓国のウェブトゥーンIPを正式にリメイクした事例であるということです。このプロジェクトは、インド最大のOTT(動画配信サービス)プラットフォームである「ジオホットスター(JioHotstar)」を通じて、2024年下半期に公開される予定となっており、現地での期待が高まっています。

■ グローバル市場で頭角を現すクロスピクチャーズの実績

今回『ラブ・オールウェイズ』を手掛けるクロスピクチャーズは、以前からインド市場で目覚ましい成果を上げてきた韓国の制作会社です。

同社は2015年にインド現地法人を設立。その後、東野圭吾の小説『容疑者Xの献身』を原作としたネットフリックス・インド映画『ジャネ・ジャン(Janne Jaan)』を制作し、インド国内のネットフリックス映画部門で1位を記録しました。また、韓国映画『怪しい彼女』をリメイクした『オ!ベイビー(Oh! Baby)』は、インドのボックスオフィス(映画興行収入ランキング)で2週連続1位を獲得するなど、現地の好みを的確に捉えた制作能力が評価されています。

これまでは映画を中心に展開してきましたが、今回の『ラブ・オールウェイズ』を皮切りに、ドラマシリーズを通じたK-IPの拡張を本格化させる方針です。

また、同社は日本市場においても重要な足跡を残しています。2023年にはアマゾン・ジャパンのオリジナル映画『ナックルガール』を制作し、世界240カ国以上で同時公開しました。これは、韓国のクリエイティブチームと日本の俳優・スタッフが協業したグローバルプロジェクトであり、韓国の制作会社がアマゾンの日本オリジナル映画を制作した初の事例として注目を集めました。

■ 国内外でのヒットとAIを活用した次世代のコンテンツ開発

韓国国内においても、クロスピクチャーズは安定したヒット作を世に送り出しています。世界的な人気を博したドラマ『社内お見合い』をはじめ、2023年にはENAで放送されたドラマ『優しい女プ・セミ(原題)』が、同局の歴代視聴率2位を記録するなどの成果を上げました。2024年下半期には、tvNの新ドラマ『明日も出勤!(原題)』の公開も控えています。

同社は2020年にカカオエンターテインメントに買収されましたが、2024年に創業者のキム・ヒョヌ(김현우)代表が経営権を再取得(MBO)し、独立した成長路線を歩んでいます。

今後の戦略として注目されているのが、コンテンツ制作へのAI技術の導入です。最近では、韓国国内のAI専門企業と協力し、ショートフォーム(短尺動画)の台本開発にAIを取り入れるなど、技術投資を拡大しています。今後は、ミニシリーズ(全10話〜24話程度のドラマ)や映画の脚本制作までAIを接目させ、グローバルメディア市場における競争力をさらに強化していく計画です。

インド、日本、そして韓国と、国境を越えてコンテンツの競争力を証明し続けているクロスピクチャーズが、今後どのような新しいエンターテインメントを世界に届けるのか、業界内外から大きな関心が寄せられています。

出典:https://isplus.com/article/view/isp202604300158

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ IP(知的財産権)

Intellectual Propertyの略。エンタメ業界では、ウェブトゥーンや小説などの原作を、ドラマ・映画・ゲーム・キャラクターグッズなど多様な媒体で展開できる権利を指します。最近は韓国のウェブトゥーンIPが世界中で「ドラマの宝庫」として注目されています。

■ OTTプラットフォーム

Over The Topの略で、インターネットを通じて提供される動画配信サービスのことです。NetflixやDisney+のほか、今回の記事に登場したインドの「ジオホットスター(JioHotstar)」のように、特定の国や地域で圧倒的なシェアを持つ現地プラットフォームも存在します。

Buzzちゃんの感想

原作の『生きるか死ぬか』は、離婚危機の老夫婦が突然20代の姿に戻ってしまうという、ファンタジーと家族愛が詰まった素敵な作品なんですよね。インド版ではどんなダンスや演出が加わるのか、今からとっても楽しみです!私は『財閥家の末息子』のような不思議な現象が起きるお話が大好きなので、このリメイクも絶対チェックしちゃいます。皆さんは、好きな韓国ドラマが海外でリメイクされるとしたら、どこの国で制作されたものが一番気になりますか?

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