日本の韓流ファンの皆さん、あの懐かしい顔が韓国の制作現場に帰ってきました!2019年に韓国で社会現象を巻き起こしたオーディション番組「PRODUCE X 101(プロデュース エックス 101)」を覚えていますか?当時、唯一のタイ出身練習生として参加し、その圧倒的なビジュアルとひたむきな姿で人気を集めたコンタップ・ピーク(Kongthap Peak)が、今度は「俳優」として韓国の地で大きな一歩を踏み出しました。
今回、コンタップ・ピークが主演を務めるのは、グローバル向けショート動画プラットフォームで展開されるファンタジーロマンスドラマ『悪魔のキス(악마의 키스)』。去る2月25日に全ての撮影を終えたというニュースが入ってきました。単なる「海外俳優の韓国ドラマ出演」に留まらない、彼の並々ならぬ努力と韓国コンテンツ界の最新トレンドについて詳しくお届けします。
■「全セリフを韓国語で」という高い壁を越えて
今回のプロジェクトで最も注目すべき点は、コンタップ・ピークが全てのセリフを韓国語でこなしたという点です。通常、海外の俳優が韓国の作品に出演する場合、設定上、母国語や英語を混ぜたり、後から吹き替えを行ったりすることも少なくありません。しかし、彼は真っ向から「韓国語での演技」に挑みました。
ピークが演じるのは「ルシエン」という名の悪魔。彼自身にとって初めての悪役(ダークヒーロー的な要素を含むファンタジー役)ということもあり、キャラクター分析だけでも大変なところを、慣れない言語での感情表現という二重の課題に直面したのです。
ピークはインタビューでこう振り返っています。
「韓国で『悪魔のキス』という特別なプロジェクトに参加でき、本当に幸せでした。悪魔のルシエンを演じるにあたり、全てのセリフを韓国語で消化しなければならなかったのは大きな挑戦でした。現場は非常にスピーディーで、1シーンの撮影が30分もかからないこともあったんです。だからこそ、一言一句を完璧に暗記し、準備万端で挑む必要がありました。これまでの作品とは全く違う、スピード感のある現場を経験し、自分自身が大きく成長できたと感じています」
韓国のドラマ制作現場は、そのクオリティの高さの裏側で、非常にタイトなスケジュールで進行することで知られています。いわゆる「パリパリ(早く早く)」文化の象徴とも言える現場で、外国人の彼が完璧な準備をして臨んだことは、現場スタッフからも高く評価されました。
■制作会社代表も脱帽した「K-制作システム」への適応力
今作の制作を統括したプラスエックス・イーエヌエム(Plus X ENM)のキム・ドヨン(김도연)代表は、ピークの仕事ぶりに深い感銘を受けたと語っています。
「ピークは現場でのディレクションを驚くほど早く吸収する俳優でした。全編韓国語という過酷な条件の中でも、決して辛い顔を見せず、細かい感情の揺れまで徹底的に追求してくれました。睡眠時間を削ってまで練習に没頭する姿には、制作陣一同、心を打たれました」
さらに、キム代表は彼の「人間性」についても絶賛。
「彼は非常に細やかで優しい性格で、自分よりも先にスタッフを気遣い、常に明るいエネルギーで現場をリードしてくれました。今では彼以外のルシエンは想像できないほど完璧なキャスティングだったと確信しています。世界中の視聴者に、彼が作り上げたルシエンをぜひ見てほしいです」
韓国の芸能界では、実力はもちろんのこと、「人格(インソン)」が非常に重視されます。撮影現場での振る舞いや、周囲への気遣いが次の仕事に繋がることも多い世界。ピークが韓国の制作陣からこれほどまでに愛されているという事実は、今後の彼の韓国での活動がさらに広がっていくことを予感させます。
■グローバルで急成長する「ショート動画ドラマ」とは?
さて、今作『悪魔のキス』が公開されるのは、従来のテレビ局や大手OTT(動画配信サービス)だけでなく、グローバルな「ショート動画プラットフォーム」をターゲットにしています。
最近、韓国では1話が1分〜2分程度で構成される「ショート動画ドラマ(숏폼 드라마)」が急速に普及しています。通勤・通学中や隙間時間にスマホで縦画面で楽しむスタイルで、中国やアメリカでも爆発的な人気を博しています。物語の展開が非常に早く、中毒性が高いのが特徴です。
『悪魔のキス』も、この最新フォーマットを採用しており、強烈なファンタジー設定とロマンチックな演出が凝縮されています。タイ出身でグローバルな知名度を持つピークを主演に据えたのは、まさに世界市場を狙った戦略と言えるでしょう。
プデュXでのデビューは叶わなかったものの、その後タイでトップ俳優としての地位を築き、再び韓国のコンテンツで私たちの前に現れてくれたコンタップ・ピーク。彼が努力の末に手に入れた「韓国語での演技」が、どれほどの没入感を生んでいるのか、配信が待ち遠しくてなりません。
プデュ時代から彼を見守ってきたファンの皆さんにとっては、感慨深い復帰作になりそうですね。成長した「ルシエン」なピークに、皆さんはどんな期待を寄せていますか?ぜひコメントで教えてください!
出典:https://www.starnewskorea.com/broadcast-drama/2026/02/27/2026022708113154933
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