俳優ファン・チャンソンらのデジタル肖像をAI広告に!韓国初のAI映像制作コンテストが開催

Buzzちゃんの見どころ

俳優のファン・チャンソンと音楽ユニットのノラゾが、自身の顔や声をデータ化した「デジタルIP」を公開しました。賞金総額1300万ウォンのコンテストを通じて、これらを活用した公認のAIブランド広告が制作されます。

■ 人物の外見から声までデータ化する「デジタルIP」の構築
韓国のコンテンツ制作会社であるジュライハウスは、俳優のファン・チャンソン(황찬성)と、個性派音楽ユニットのNORAZOのデジタル肖像資産を活用した、韓国初となるAI広告映像制作コンテストを開催します。このプロジェクトの核心は、実在する芸能人のデータを活用した「デジタルIP(知的財産権)」にあります。

デジタルIPとは、100台以上のカメラを備えた3Dスキャナーを用いて、人物の外見だけでなく表情、声、話し方、さらには特有の身振りまでを精密にスキャンしてデータベース化したものです。今回のコンテストに先立ち、ファン・チャンソンとNORAZOのチョビン(조빈)らは、自身のデジタル資産を構築することに同意し、そのデータを一般のクリエイターに提供することになりました。

■ AI時代の肖像権保護と新たな広告制作の形
ジュライハウスのチョン・ウィソク代表は、映画『チェイサー』や『犯罪都市』などのヒット作を世に送り出してきた制作・投資家としての経歴を持ちます。チョン代表がAI市場に参入した背景には、ディープフェイク(AIによる画像・動画の偽造技術)などの悪用が問題視される中で、肖像権を保護しながら合法的にデジタル資産を活用できるエコシステムを構築したいという狙いがあります。

コンテストの参加者は、関係会社であるアキャインが運営するAI映像制作プラットフォーム「VIVID AI」を通じて、高品質な映像を生成・編集できます。参加ブランドには、伝統酒の「福順都家(ボクスンドガ)」、化粧品の「トゥルースオブビューティー」、コーヒーの「イミューニカ」、そして「ハンソル新薬」の4社が名を連ねています。作品の受付は6月8日から開始され、賞金総額は1300万ウォン(約150万円)にのぼります。

■ 映画制作や広告マッチングまで広がるAIエンタメの未来
チョン代表の構想はコンテストに留まりません。現在、韓国マネジメント協会と協力し、所属芸能人のデジタルIPを順次構築しており、既にチョン・ノミン(전노민)ら50人以上のデータを確保しています。今後は、広告主が希望するイメージに合うアーティストを自動で見つけるマッチングプラットフォーム「クリンク」の公開も予定されています。

さらに、コンテンツ制作の分野でもAIの導入が進んでいます。映画『それだけが、僕の世界』を手掛けたチェ・ソンヒョン監督とAIのコラボレーションによる長編ゾンビ映画『ザ・ナイト』が、今年末の公開を目指して製作中です。通常100億〜150億ウォン(約11億〜17億円)かかる規模の作品をAI技術を駆使して制作しており、今後は年間20〜30本のショートフォームドラマや、長編アニメーションなどの制作・流通を計画しています。

チョン代表は、AIによって映像制作の環境が根本から変わる時期が4〜5年以内に到来すると予測しており、今回のコンテストが合法的なデジタルIP活用の新たな道標になることを期待しています。

出典:https://www.dongA.com/news/It/article/all/20260602/134032501/1

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ ディープフェイクと肖像権

AI技術を使って実在の人物の顔を他人の体や映像に合成する技術のことです。韓国では芸能人の顔を悪用した偽動画が社会問題になっており、今回のニュースのように「本人の同意を得た合法的なデジタルデータ」を管理する仕組み作りが急務となっています。

■ ショートフォームドラマ(ショートドラマ)

1話が1分から数分程度で構成される、縦型視聴を前提とした超短尺のドラマのことです。韓国では移動中などの隙間時間にスマホで楽しむコンテンツとして急速に普及しており、AIを活用した効率的な制作スタイルとも相性が良いと言われています。

Buzzちゃんの感想

肖像権の問題はデリケートですが、俳優さんが自らデータを提供して公認でAI広告を作るという試みは、新しい時代の幕開けを感じますね。私はやっぱり『財閥家の末息子』のような重厚なミステリーが好きなので、AIで俳優さんのスケジュールに縛られず、もっと複雑で壮大な物語がどんどん作られるようになるなら大歓迎です!皆さんは推しの「デジタル分身」が広告や映画で活躍するのを見てみたいですか?それとも、やっぱり本人の演技だけで十分だと思いますか?

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