1980年の光州と2026年を繋ぐタイムスリップ演劇『淑希(スニ)本屋』が、5月17日から25日まで清州のシアターJで上演されます。劇団の出身者である名優ユ・ヘジン(유해진)が宣伝映像に出演し話題を呼んでいます。
■ 1980年と2026年が交差するタイムスリップ・ドラマ
5・18民主化運動(1980年に韓国の光州市で起きた民主化を求める民衆蜂起)の46周年を前に、当時の光州を舞台にした演劇『淑希(スニ)本屋』が、忠清北道の清州(チョンジュ)で7年ぶりに再演されます。本作を制作する劇団「青年劇場」は、2026年5月17日から25日まで、清州にあるシアターJ(地域密着型の小劇場)で公演を行うと発表しました。
物語は光州にある小さな古本屋を舞台に、1980年を生きる青年「チョルス」と「スニ」の愛、そして2026年からやってきた現代の人物「ヨヌ」が彼らと出会う過程を描いています。歴史的な事件という重い背景の中に、当時を懸命に生きた平凡な人々の感情や日常を投影しており、本屋という空間を通じて過去と現在の人物が交流し、時代を超えて理解し合う姿がメッセージとして込められています。
■ 実力派スタッフと豪華な縁に支えられた作品性
本作は2019年に清州で初演された後、2020年の韓国演劇祭で銀賞を受賞、さらに第14回韓国演劇大賞でベスト作品賞に輝くなど、高い作品性を認められています。昨年のソウル・大学路(テハンノ、韓国演劇の聖地と呼ばれる劇場街)での公演では、客席占有率90%という高い記録を残し、観客と評論家の双方から好評を得ました。
今回の清州公演には、映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』に出演した俳優陣も多数参加します。同映画で刑曹判書役を演じたキム・ソヒョン(김서현)が演出を務め、出演俳優のチョン・チャンソク(정창석)や、劇団の代表を務めるムン・ウィヨン(문의영)も舞台に立ちます。
■ 名優ユ・ヘジンを輩出した「青年劇場」の絆
この作品を制作する「青年劇場」は1984年に創設され、忠清北道地域を拠点に多くの演劇人を育ててきました。その中でも特に有名なのが、韓国映画界を代表する名優ユ・ヘジンです。彼はこの劇団で俳優としての第一歩を踏み出した経歴を持っています。
ユ・ヘジンは、本作のソウル公演が行われた際にもチャン・ハンジュン(장항준)監督(映画『リバウンド』などで知られる人気監督)と共に劇場を訪れ、作品を鑑賞しました。今回の清州での再演にあたっては、劇団のために公式宣伝映像にも出演し、オンライン上で大きな注目を集めています。
劇団代表のムン・ウィヨンは、「5月という意味深い時期に、清州でこの公演を行えることを嬉しく思います。多くの市民の方々に足を運んでいただき、共に記憶し共感する時間を過ごしてほしいです」とコメントしています。
出典1:https://www.ccdn.co.kr/news/articleView.html?idxno=1078083
出典2:https://www.jbnews.com/news/articleView.html?idxno=1504033
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 5・18民主化運動
1980年5月18日から27日にかけて、韓国の光州(クァンジュ)広域市で起きた民主化運動です。当時の軍部独裁政権に抵抗した市民たちが民主化を求めて立ち上がりました。韓国現代史において最も重要な出来事の一つとされており、ドラマ『スノードロップ』や映画『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』など、多くの作品の題材になっています。
■ 大学路(テハンノ)
ソウルの鐘路区にあるエリアで、100以上の小劇場が集まる「韓国演劇のメッカ」として知られています。若者の街としても活気があり、俳優を目指す人たちの登竜門的な場所です。ここで人気が出た演劇やミュージカルが、地方公演やドラマ化につながることも少なくありません。
歴史の重みがある光州事件にタイムスリップ要素を加えるなんて、ミステリー好きの私としてはすごく引き込まれる設定です!しかもあのユ・ヘジンさんが古巣のために宣伝まで手伝うなんて、劇団の絆が本当に素敵だと思いませんか?皆さんは歴史をテーマにした重厚な作品と、ファンタジー要素がある作品、どちらに惹かれますか?





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