江戸時代の外交使節団を再現する祝祭に、俳優のユ・ジェミョン(유재명)が正使役で登場しました。市民ボランティアら約500人が参加し、当時の熱狂を彷彿とさせる大規模なパレードが釜山の北港親水公園で開催されました。
■ 歴史的使節団「朝鮮通信使」が釜山の街を行進
韓国・釜山にて、江戸時代に日本へ派遣された外交使節団「朝鮮通信使(チョソントンシンサ)」を再現する大規模な祝祭が開催されました。朝鮮通信使とは、朝鮮王朝から日本の徳川将軍家へ派遣された公式な外交・文化使節団のことで、当時の日本における「韓流ブーム」の先駆けとも言える存在です。2017年には関連資料がユネスコ「世界の記憶(世界記録遺産)」にも登録されており、日韓両国でその歴史的価値が再認識されています。
今回のイベントでは、釜山北港親水公園を舞台に、当時の華やかな行列が忠実に再現されました。パレードの先頭には朝鮮国王の親書を収めた「国書駕籠(こくしょかご)」が進み、その後を正使、副使、従事官といった高官たちが駕籠に乗って続きました。護衛の武士や楽隊を含むその隊列は非常に壮観で、訪れた多くの観客を魅了しました。
■ 実力派俳優ユ・ジェミョンが「祭りの顔」として参加
今回のパレードで大きな注目を集めたのが、使節団の代表である「正使」を務めた俳優のユ・ジェミョン(유재명)です。ドラマ『応答せよ1988』での父親役などで知られる実力派の彼は、釜山出身という縁もあり今回の役割を引き受けました。
ユ・ジェミョンは伝統的な官服を身にまとい、付け髭を蓄えた厳かな姿で登場。共に駕籠に乗った参加者らと挨拶を交わし、和やかな雰囲気の中で準備を進めました。パレードが始まると、彼は駕籠の上から沿道の観客に向けて優しく手を振り、親しみやすい笑顔で感謝の意を表していました。
パレードの記録画には、当時の日本人が朝鮮の文人から詩や絵をもらおうと熱心に紙を差し出す様子が残されていますが、現代のK-POPスターのサイン会のような熱狂が数百年前から存在していたことを象徴するシーンとなりました。
■ 市民ボランティア500人の力が支える文化交流
この祝祭の成功を支えたのは、約500名にのぼる市民ボランティアの存在です。重い駕籠を担ぐ役割や、旗を持つ役割など、体力的に厳しい役割も多くの市民が自ら志願して参加しました。釜山国際映画祭(BIFF)などで培われた釜山市民の「ヒューマンパワー」が、文化行事を支える大きな力となっていることが改めて示されました。
また、会場の主舞台では日本から訪れた親善公演団によるパフォーマンスも披露されました。日本の団体が「釜山カモメ(釜山を象徴する有名な歌)」を披露するなど、互いの文化を尊重し、応援し合う姿が見られました。パレード終了後には、日韓のゆかりのある都市の代表団が集まる交流会も開かれ、芸術家の滞在制作(レジデンス)プログラムや、各種団体の相互訪問を強化していくことで、現代における「新たな通信使モデル」を構築していくことが話し合われました。
出典:http://www.gjdream.com/news/articleView.html?idxno=669978
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 朝鮮通信使(チョソントンシンサ)
江戸時代、朝鮮王朝から徳川将軍家への祝賀などのために派遣された外交使節団です。単なる政治的な交渉だけでなく、当時の最新の学問、芸術、音楽などを日本に伝える文化交流の側面が強く、一行が通る各地で日本の文化人と詩文を交わすなどの交流が行われました。
■ 応答せよ1988
1988年のソウルを舞台に、5つの家族の日常を描いた韓国の国民的ドラマです。ユ・ジェミョンさんはこの作品で、主要キャストの一人である「ドンリョン」の父親役を演じ、コミカルかつ温かみのある演技で日本でも広く知られるようになりました。
歴史ドラマ好きの私としては、朝鮮通信使が「元祖・韓流」と呼ばれているのを聞くと、なんだか誇らしい気持ちになっちゃいます!正使役のユ・ジェミョンさんは、いつも名脇役として作品を引き締めてくれますが、伝統衣装も本当にお似合いですね。皆さんは、こうした歴史的な再現イベントで「この俳優さんにこの役をやってほしい!」という推しの方はいますか?





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