実観覧客評点8.95を記録した話題作がNetflixに登場します。主演のムン・ソリは脚本に惚れ込み共同プロデューサーとしても参加。全く異なる個性を抱えた三姉妹が、父の誕生日を機に過去の記憶と向き合い感情を爆発させる物語です。
■ 個性豊かな三姉妹が織りなす「普通」の裏側
映画『三姉妹』は、2021年に韓国で公開され、観客から高い評価を得たイ・スンウォン監督の人間ドラマです。本作は、外見上は何の問題もなく、それぞれ異なる日常を送っているように見える三姉妹が、心の中に閉じ込めていた記憶の結び目を解き放ち、爆発する様子をリアルに描いています。
物語の主人公は、性格も生活環境も正反対な三人の姉妹です。長女のヒスクは、常に「ごめんね」と口にする控えめで消極的な性格。次女のミヨンは、完璧な家庭と信仰生活を装いながら教会で合唱団の指揮者を務める野心家。そして三女のミオクは、劇作家という職業を持ちながらも常に酒に酔い、自暴自棄な生活を送る問題児です。
それぞれが何事もないかのように生きていたある日、父親の誕生日を祝うために久しぶりに集まったことで、彼女たちが抱えてきた家族の闇や、親から受けたかった謝罪の思いが一気に溢れ出します。
■ 制作のこだわりと豪華キャストの共演
本作で特に注目されているのが、韓国を代表する演技派女優たちの共演です。次女ミヨンを演じるムン・ソリ(문소리)は、初稿のシナリオを読んだ際にキャラクターの普遍性と物語の吸引力に魅了され、出演だけでなく共同プロデューサーとしても制作に携わりました。
長女ヒスク役のキム・ソニョン(김선영)と、三女ミオク役のチャン・ユンジュ(장윤주)も、多くの人が共感できるストーリーに惹かれて出演を決めたと明かしています。監督のイ・スンウォンは「見る人それぞれが共感と意味を見出せる作品であり、映画を観た後に多様な議論が生まれることを期待している」と語っています。
視覚的な演出にもこだわりが見られます。ヒスクの運営する花屋は、華やかな花とは対照的に暗く息苦しい空間として描かれ、ミヨンの住む高級マンションは、彼女の潔癖さを象徴するように家具まで白で統一されました。一方、自由奔放なミオクの部屋は派手なパターンで彩られ、彼女の金髪というキャラクター設定と共に個性を際立たせています。
■ 主演俳優たちの輝かしいキャリア
主演のムン・ソリは、1999年の映画『ペパーミント・キャンディー』でデビュー以来、数多くの映画祭で主演女優賞を獲得してきたベテランです。本作『三姉妹』でも、第42回青龍映画賞(韓国で最も権威のある映画賞の一つ)で主演女優賞を受賞しました。
モデル出身のチャン・ユンジュも、映画『ベテラン』シリーズやドラマ『涙の女王』などに出演し、俳優としての地位を確立しています。キム・ソニョンもまた、演劇界出身の実力派として、映画やドラマで欠かせない存在となっています。
実力派俳優たちが全身全霊で挑んだ『三姉妹』は、家族という逃れられない関係性の中で葛藤する人々の姿を鋭く突きつけます。
出典:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=201723
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 青龍映画賞
韓国で最も歴史があり、権威が高いとされる映画賞です。日本の日本アカデミー賞に近い立ち位置ですが、選考の公平性に定評があり、毎年多くの映画ファンや業界関係者がその結果に注目します。
■ 信仰生活と社会性
韓国ではキリスト教徒(プロテスタント・カトリック)が多く、教会での活動が社会的なステータスや人間関係の基盤になることが多々あります。劇中の次女ミヨンのように「敬虔で完璧な信者」として振る舞うことが、周囲の目を気にする韓国社会の縮図として描かれることがあります。
ヒロインの恋愛がメインのキラキラしたお話も素敵ですが、こういう実力派女優さんたちがバチバチに演技でぶつかり合う重厚な家族ドラマって、見終わった後の余韻がすごいんですよね。特に完璧主義な次女を演じるムン・ソリさんの、壊れていく瞬間の演技にはゾクゾクしちゃいます。皆さんは、自分の家族と「実は価値観が全然違うな」って感じたことはありますか?それとも、やっぱり似た者同士だと思いますか?





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