tripleSやARTMSが所属!K-POP界の異端児モドゥハウスが描く究極の推し活と驚きのビジネス戦略

今、K-POP界で最も「革新的」と目されるエンターテインメント企業を知っていますか?24人という大人数で話題をさらったtripleS(トリプルエス)や、今月の少女(LOONA)のメンバーが新たなスタートを切ったARTMS(アルテミス)を擁する「モドゥハウス(MODHAUS)」です。

同社のチョン・ビョンギ(정병기)代表が最近、韓国メディアのインタビューに応じ、従来の芸能事務所の枠を超えた「IT×エンタメ」の驚くべき戦略を語りました。単なるアイドル事務所ではなく、テクノロジーでファンの熱狂を形にする彼らの挑戦は、これからの「推し活」のスタンダードになるかもしれません。

■「捨てられるCD」から「価値あるデジタル」へ:革命的フォトカード「Objekt」

K-POPファンにとって、アルバム(CD)を買う最大の目的の一つは、中に封入されている「フォトカード(ポカ)」ですよね。しかし、推しのカードを当てるために何十枚、何百枚とCDを購入し、ディスクそのものは行き場を失ってしまう……という問題は、日本でも韓国でも長らく議論の的となってきました。

モドゥハウスはこの問題に、独自のアプリ「Cosmo(コスモ)」とデジタルフォトカード「Objekt(オブジェクト)」で切り込みました。チョン・ビョンギ代表は「フォトカードという形態は、ポケモンカードやMLBカードのように昔から存在しましたが、これをフィジカル(実物)とデジタルの両面で結合させた初のモデルがObjektです」と自信を見せます。

このObjektは、単なる画像データではありません。ブロックチェーン(データの改ざんが困難な技術)を活用した「Web 3.0」という最新技術で管理されており、ファンが所有するデジタル資産としての価値が保証されています。

「難しい技術の話?」と感じるかもしれませんが、ファンが使う分には、従来の「ポカ交換」がスマホ一台でより便利に、透明性を持って行えるようになった、という感覚です。このシステムにより、アーティストはCDの売上だけに依存せず、安定した収益を得られる「失敗しないビジネスモデル」を確立したのです。

■「ファンはただの消費者ではない」:参加型アイドル tripleSの衝撃

モドゥハウスの最大の特徴は、ファンの意見をグループ運営に直接反映させる「Gravity(グラビティ)」という投票システムです。

例えば、24人ものメンバーがいるtripleS(ソウルの大型アリーナ、KSPOドームを埋め尽くすほどの人数!)では、どのメンバーでユニットを組むか、どの曲をタイトル曲にするかといった重要な決定を、ファンがObjektを通じて手に入れた投票権で行います。

韓国には、ファンの熱量が非常に高く、自分の「推し」を自分たちの手でトップへ押し上げたいという「育成型」の文化が根付いています。かつて一世を風靡したサバイバル番組『PRODUCE 101』シリーズ(日本の『PRODUCE 101 JAPAN』の元祖)に近い熱狂を、事務所が常設のプラットフォームとして提供しているのがモドゥハウスなのです。

チョン・ビョンギ代表は「伝統的なエンタメ企業の慣行を破壊し、自ら革新できることにやりがいを感じる」と語ります。彼はもともと、JYPエンターテインメントやウリム・エンターテインメントでクリエイティブ・ディレクターを務めた人物。今のK-POP界のシステムを知り尽くしているからこそ、「もっとファンに寄り添った新しい道」を模索しているのです。

■目指すのは「世界一のオタク会社」?

モドゥハウスは現在、約130名のスタッフが働いており、その中にはマーケターやアプリ開発者が多く含まれています。これは一般的なアイドル事務所としては非常に珍しい構成です。2025年には、韓国の有力投資会社から大規模な資金調達(シリーズB)にも成功し、その企業価値はますます高まっています。

今後の計画について、チョン・ビョンギ代表は驚きの言葉を残しました。

「誰にでも広く知られる会社ではなく、ファンがより過没入し、より執着し、他とは違うことを見せつける『オタク会社』を作りたい」

これは、ライトな層を狙うよりも、深い愛情を持って応援してくれるコアなファン(オタク)を大切にし、その熱量に全力で応えるという、ファンにとってはこれ以上ない頼もしい宣言です。

tripleSは2023年のMAMA(アジア最大級の音楽授賞式)で女性新人賞を受賞し、ARTMSもビルボードで好成績を収めるなど、その勢いは止まりません。単なる流行に終わらず、ファンの「推したい気持ち」をテクノロジーで支えるモドゥハウスの試みは、今後の日韓のエンタメシーンに大きな刺激を与えるはずです。

tripleSの24人体制やARTMSの再始動など、常に驚きを与えてくれるモドゥハウス。皆さんはどの「Objekt」がお気に入りですか?また、次にどんなユニットを見てみたいですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://magazine.hankyung.com/job-joy/article/202603051684d

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