YouTube初の10億回再生を記録したPSYが、CNNのドキュメンタリーで当時の葛藤を告白。俳優のダニエル・デイ・キムと対談し、世界的な成功が作曲家としての重圧になった本音を語りました。
■ 世界を席巻したヒット曲の裏側にあった創作の苦悩
韓国出身のアーティストPSY(싸이)が、CNNインターナショナルのドキュメンタリーシリーズ『K-Everything』に出演し、自身の音楽人生を振り返りました。2026年5月に放送されたこの番組の中で、彼は2012年に世界的な現象を巻き起こした楽曲『江南スタイル』について「自分にとっては夢であり、悪夢でもあった」と定義し、クリエイターとして抱えてきた深い葛藤を明らかにしました。
番組では、韓国系アメリカ人俳優でありプロデューサーとしても活躍するダニエル・デイ・キムと対談。PSYは自ら設立した芸能事務所P NATION(ピーネーション)の運営や、韓国国内の全公演チケット販売数の10%以上を占めるという夏の恒例ライブ『びしょ濡れショー(韓国語でフムポクショー)』の圧倒的なステータスについて紹介されました。PSYは自身のコンサートについて「幸せの絶頂と言える場所」と語り、「2万5000人の観客の前でパフォーマンスをすれば、自分のおかげで幸せそうにしている2万5000個の笑顔を目の前で見ることができる。その瞬間は、本当に死んでも悔いはないと思うほどだ」と、ライブ活動への情熱を伝えました。
■ 韓国語の歌がアメリカのラジオから流れた意味
対談の中でPSYは、同僚の歌手であるタイガーJKとのエピソードも披露しました。『江南スタイル』がアメリカで大流行していた当時、タイガーJKから高速道路の路肩で泣きながら電話がかかってきたといいます。PSYは「歌詞がすべて韓国語の歌がアメリカのラジオから流れてくるということが、韓国系アメリカ人の皆さんにとってどんな意味を持つか分かりますよね」とダニエル・デイ・キムに問いかけました。これに対し、ダニエル・デイ・キムも深く共感し、目頭を熱くする場面がありました。
また、ソウルの江南(カンナム)地区に設置されている『江南スタイル』の手の形を模した巨大な銅像について問われると、PSYは「正直に言うと、個人的には恥ずかしく、自分にはもったいないものだと感じている」と率直な心境を明かしました。しかし、ダニエル・デイ・キムは「PSYが音楽で成し遂げたことは、韓国を越えて世界的に重要な意味があり、その資格は十分にある」と彼の功績を称えました。
■ 「これを超える曲を作れるのか」というプレッシャー
最も注目を集めたのは、『江南スタイル』の成功をどれほど享受したかという質問への回答でした。PSYは「歌手としては一生その恩恵を受けているが、作曲家としてはあの曲は夢であると同時に悪夢だった」と告白しました。「どうすればこの歌よりも良い結果を出せるだろうか」と自問自答し続け、世界的な大ヒットを記録した後に味わった、凄まじい創作のプレッシャーと戦ってきた日々を振り返りました。
今回PSYが登場したドキュメンタリー『K-Everything』は、K-POPだけでなくドラマやフードなど、韓国文化全般を4部構成で紐解くシリーズとなっています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ びしょ濡れショー(フムポクショー)
PSYが夏に開催している韓国で最も有名なコンサートの一つです。観客席に向けて大量の水が放出され、アーティストもファンも全身ずぶ濡れになりながら熱狂するのが特徴です。ドレスコードが「ブルー」に指定されることが多く、韓国の夏の風物詩として非常に高いチケット競争率を誇ります。
■ 江南(カンナム)
ソウル漢江の南側に位置するエリアで、韓国屈指の高級住宅街やビジネス街が広がる流行の発信地です。教育熱が非常に高く、富裕層が集まる場所としても知られています。楽曲『江南スタイル』のヒットにより、この地名は世界的に有名になりました。
私はサスペンスや財閥ドラマが大好きですが、PSYのパワフルなステージを見るといつも元気を補給できる気がするんです!誰もが知る大ヒット曲を作ったからこそ、次の作品へのプレッシャーが「悪夢」になるなんて、天才ゆえの悩みですよね。皆さんはPSYの曲の中で、『江南スタイル』のような中毒性のある曲と、心に響くバラード、どちらがより好きですか?





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