1998年にデビューした韓国初のバーチャル歌手リュシアが、高級ブランド「最野性」の衣装提供を受けることが決定。数万回の刺繍を施した伝統的な「龍」の紋様が、最新のデジタルヒューマンの姿を彩ります。
■ 韓国初のバーチャル歌手と高級ファッションの融合
高級ファッションブランド「最野性(チェヤソン)」は、韓国初のサイバー女性歌手として知られるリュシア(류시아)へ製品の協賛を行うことを明らかにしました。
リュシアは、まだ「バーチャル人間(デジタルヒューマン)」という言葉が一般的ではなかった1998年にデビューした、韓国のサイバー歌手第1号です。代表曲には『私がこの世に来た理由』や『E-Mailを送って』などがあります。近年、リュシアはトマX(メタバース関連のプラットフォーム)の専属モデルに抜擢されるなど、活動の場を再び広げています。今回の協賛は、90年代のサイバー文化のアイコンと現代のハイエンドファッションが融合する形となりました。
■ ブランド「最野性」のアイデンティティと実績
今回の協賛を企画したブランド「最野性」の最野性(최야성)会長は、先日韓国プレスセンターで開催された「第11回 2026 韓国パワーリーダー大賞」にて、高級ブランド大賞を受賞しました。最野性会長は、独自のファッション哲学をもとに、ブランドを代表的な韓流ファッションブランドへと成長させた功績が高く評価されています。
ブランドの大きな特徴は、シグネチャーである「龍」のマークです。この衣装は、金箔や銀箔を用いた数万から数十万針におよぶ精巧な刺繍で龍の紋様を刻んでおり、光の角度によって神秘的な輝きを放つのが特徴です。これまでにも、故キム・スミ(김수미)(韓国の国民的ベテラン女優)の遺作となった映画『ホンオの逆襲』をはじめ、『一陣の悪い奴ら』や『チョポク戦争』など、数多くの映画作品でキャラクターたちが着用してきました。
特に、キム・スミが主役を演じた映画『ホンオの逆襲』では、劇中の重要なシーンだけでなくメインポスターでも、ブランドの象徴である龍のマークが大きく露出されています。
■ 多彩な芸術活動を展開する最野性会長
ブランドを率いる最野性会長自身も、ユニークな経歴を持つアーティストです。彼は19歳という若さで劇場公開映画のメガホンを取った「世界最年少映画監督」出身のマルチ芸術家として知られています。彼が企画・制作した映画『街路樹通り イボムシアター』は、その独特な構成が認められ、「2023 ニューヨーク国際映画祭(International New York Field Festival 2023)」のコンペティション部門で公式招待作に選ばれました。
現在は、次作として青春リアルアクション映画『2027 シラソニ』の制作に着手しています。最野性会長は過去40年間にわたり韓国の映画産業発展に寄与したとして「今年の映画制作大賞」を受賞するなど、ファッション界のみならず文化芸術界全般で活発な活動を続けています。
今回のリュシアへの協賛以外にも、アイドルグループのBustersや、015Bのチャン・ホイル(장호일)など、多くの有名芸能人や芸術家への衣装提供を継続しており、Kファッションとエンターテインメントの接点を広げ続けています。





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