韓国企業サムチョンイルサが、音楽鑑賞で報酬が得られるプラットフォーム『SOUNDPAY』を2026年5月に日本でローンチしました。国内のマーケティング会社と提携し、日本の「推し活」文化に特化したサービスを展開します。
■ 音楽鑑賞と報酬を組み合わせた新サービスが日本展開を開始
韓国のIT企業である株式会社サムチョンイルサ(代表:ソ・ジンホ)は、日本市場をターゲットに開発した音楽報酬プラットフォーム『SOUNDPAY(サウンドペイ)』を正式にローンチしました。今回の日本進出にあたり、同社は韓国国内のマーケティング会社であるPF COMPANYと協力し、日本現地でのユーザー確保とサービスの定着を推進する計画です。
日本は世界第2位の規模を誇る巨大な音楽市場ですが、ファン活動と報酬構造を組み合わせた音楽ベースのプラットフォームはまだ限定的であると分析されています。既存のポイント蓄積型サービスや広告報酬型アプリは音楽IP(知的財産)との連携が低く、特に日本独自の「推し活(おしかつ)」文化に焦点を当てたプラットフォームの事例は多くありませんでした。
『SOUNDPAY』は、音楽を聴くという日常的な活動に報酬システムを結合した構造が特徴です。利用者は音楽を聴くことでポイントなどの報酬を受け取ることができ、アーティストはストリーミングを通じたユーザーの積極的な参加を確保できます。また、広告主にとっては音楽ファン層をターゲットにしたダイレクトなマーケティング接点を持てるよう設計されています。
■ エンタメ全般への拡大と日韓の音楽IP交流を目指す
サムチョンイルサは今後、このプラットフォームの機能を段階的に拡大させる方針です。単なる音楽鑑賞にとどまらず、コマース(商品の売買)、映画配給、インフルエンサーマーケティング、さらにはアーティスト公式グッズの販売まで領域を広げる予定です。
特に注目されているのは、プラットフォーム内蓄積されるファン行動データの活用です。音楽鑑賞データをもとにコンテンツ消費の流れを分析し、それをマーケティング資源として活用する構造を構築しています。これにより、音盤(CD)、公演、グッズ、OTT(動画配信サービス)、映画など、多様なエンターテインメント分野との連携も検討されています。
また、『SOUNDPAY』は韓国国内で展開されている音楽報酬プラットフォーム『音感社(ウムガムサ)』と連携して運営されます。『音感社』が韓国国内のK-POPやインディーズ、ドラマのOST(オリジナルサウンドトラック)基盤のトラフィックを担当し、『SOUNDPAY』は日本国内のJ-POP、アイドル、アニメ関連のIP基盤のユーザー層を確保するという戦略です。
サムチョンイルサのソ・ジンホ代表とPF COMPANYのミン・ジュヌ代表は、「SOUNDPAYは単なる日本進出を超え、音楽IP基盤のプラットフォーム拡張の一環である」とし、「韓国と日本のIPが連結される環境を構築していきたい」と明かしました。これにより、両国のアーティストとファン層の接点が拡大し、音楽交流の基盤が強化されることが期待されています。
出典:https://www.itbiznews.com/news/articleView.html?idxno=213585
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 推し活(오시카츠)
元々は日本の用語ですが、現在は韓国でも「チェエ(最愛)活動」と同じ意味で広く理解されています。自分の好きなアーティストやキャラクターを情熱的に応援する文化を指し、韓国企業が日本市場を攻略する際の重要なキーワードになっています。
■ OST(Original Sound Track)
韓国ではドラマの劇中歌が非常に重要視されており、人気アーティストが参加することも多いです。ドラマのヒットと共にチャートの上位を独占することも珍しくなく、音楽プラットフォームにおいても主要なコンテンツの一つとなっています。





コメント