K-レンズの楽観論は危険オレンズ運営のスタービジョン代表が語る、韓国コンタクトレンズ業界の厳しい現実とグローバル戦略

Buzzちゃんの見どころ

国内シェア1位の「オレンズ」を運営する朴相進(パク・サンジン)代表が、韓国市場の飽和と製造競争力の重要性を指摘しました。2023年には売上1941億ウォンを記録した同社の、次なる世界戦略に注目です。

■ 国内市場の飽和と「K-レンズ」への冷静な視点

韓国のコンタクトレンズ業界で圧倒的なシェアを誇るブランド「オレンズ(OLENS)」を運営するスタービジョンの朴相進代表は、現在の韓国国内市場について「すでに飽和状態にある」と冷静な分析を示しました。カラーレンズの主なターゲット層である若年層の人口減少に加え、視力矯正手術(ラシックやラセック)の普及により、かつてのようなドラマチックな成長は期待できないという見解です。

昨今のK-ビューティー(韓国の化粧品や美容関連の流行)ブームに乗り、韓国製レンズへの期待感が高まっていますが、朴代表は「韓国のレンズが世界を席巻するという楽観論は危険だ」と警鐘を鳴らしています。アジア市場においては、ペガビジョン(PEGAVISION)やセイントシャイン(ST.SHINE)といった台湾のメーカーが、圧倒的な生産能力と価格競争力を武器に供給網の約80%を掌握しているという厳しい現実があるためです。

■ アイドル起用のマーケティングより「製品の質」を重視

オレンズはこれまで、BLACKPINKやNewJeansといった世界的な人気を誇るK-POPアーティストを広告モデルに起用し、日本や東南アジアで急速にブランド認知度を高めてきました。しかし、朴代表はブランドが長く生き残るための本質は、モデルの話題性ではなく「製品力」にあると断言しています。

「モデルの効果は時間が経てば薄れるが、製品そのものが良ければファンは定着する」とし、特に日本市場でオレンズが成長できた理由は、SNSやインフルエンサーの間で「着け心地が良い」「デザインが自然」といった口コミが広がったからだと分析しています。

■ 難易度の高い製造分野への挑戦とグローバル展開

朴代表は、レンズ製造を「半導体と同じくらい精密で参入障壁が高い産業」と位置づけています。コンタクトレンズは液体を固形化し、そこに度数やカラーを正確に実装する必要があるため、化学と精密工程が融合した高度な技術が求められます。

スタービジョンは2018年にレンズ製造メーカーのジオメディカルを買収し、2023年にも別の製造会社の株式を取得するなど、自社生産体制の強化に力を入れています。製品の開発から許可取得までに数年を要し、安定した品質を確保するまでにはさらに長い時間が必要となるため、この製造基盤こそがグローバル市場での生き残りを左右すると考えているからです。

現在は日本、中国、東南アジア市場への攻略を強化しており、韓国国内の限界を突破するために、品質と製造能力を武器に「グローバルブランド」としての地位を確立することを目指しています。

出典:https://news.dealsitetv.com/articles/170004

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ K-ビューティー(K-Beauty)

韓国の化粧品やスキンケア、美容法全般を指す言葉です。韓国ドラマやK-POPアイドルの影響で世界的に人気が高まり、現在は化粧品だけでなく、今回のようなカラーコンタクトレンズもその一環として注目されています。

■ ラシック・ラセック(LASIK/LASEK)

韓国で非常に一般的に行われているレーザー視力矯正手術のことです。日本よりも手術費用が比較的安価で、大学生が長期休暇中に受けることも珍しくありません。視力が回復することでコンタクトレンズを卒業する人が増えるため、レンズ業界にとっては脅威の一つとなっています。

Buzzちゃんの感想

私もオレンズのカラコンは愛用していますが、裏側ではこんなにシビアな経営判断が行われているんですね。最近はドラマ『財閥家の末息子』のような、厳しいビジネスの世界を描いた作品にハマっているせいか、華やかな広告の裏にある「製造業としての意地」みたいな話にすごく惹かれちゃいます。モデルが豪華なのも嬉しいけど、やっぱり毎日着けるものだから品質が一番大切ですよね。皆さんはカラコンを選ぶとき、モデルで選びますか?それとも着け心地やコスパ重視ですか?

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