K-POPのルーツは米軍基地にあり?BTSやBLACKPINKへと続く米8軍ショー驚きの歴史とは

今や世界中を席巻しているK-POP。BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)といったスターたちが、ビルボードのチャートを賑わせるのが当たり前の光景になりました。しかし、この華やかな「韓流(ハンリュウ)」の歴史を遡っていくと、意外な場所に辿り着くのをご存知でしょうか?

それは、かつてソウルの中心部にあった「米軍基地」です。

最近、韓国ではソウル・龍山(ヨンサン)にある「龍山子供庭園」が一般公開され、大きな話題となっています。ここは長らく駐韓米軍の基地(龍山基地)として使われていた場所。その敷地内にある展示館で、ある興味深い特別展が開かれました。それが、韓流の原点とも言われる「米8軍ショー(米第8軍の部隊内で行われていたエンターテインメント・ショー)」の記録です。

今回は、K-POPファンなら一度は知っておきたい、韓国ポップスの知られざる「誕生秘話」を紐解いてみましょう。

■「韓国の中のアメリカ」が最高の音楽学校だった

1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)後、韓国は極度の貧困の中にありました。そんな時代、ソウルの龍山基地は「韓国の中のアメリカ」と呼ばれる特別な場所でした。フェンスの向こう側には、広い芝生、映画館、レストラン、そして夜な夜な繰り広げられる「ショーの舞台」があったのです。

当時の韓国の音楽家たちにとって、この「米8軍ショー」のステージに立つことは、唯一の成功への道でした。なぜなら、そこには最新の洋楽(ポップスやジャズ、ロックンロール)が溢れ、何よりも「米ドル」で出演料が支払われたからです。

驚くべきことに、1960年代初頭、このショーを通じて韓国の芸能人が稼ぎ出した金額は年間約120万ドルに達したといいます。これは当時の韓国全体の輸出総額に匹敵するほどの巨額でした。音楽が国を支える貴重な外貨獲得手段だったというのは、今のK-POPの世界的成功を予見していたかのようですね。

■今の「練習生制度」にも通じる? 厳しい実力主義

今のK-POPといえば、厳しい練習生時代を経てデビューするシステムが有名ですが、実はその「スパルタな実力主義」のルーツも米8軍ショーにあると言われています。

ショーに出演するためには、米軍による厳格なオーディションを勝ち抜かなければなりませんでした。さらに、出演者は定期的に「ランク付け」をされ、最高ランクの「スペシャル」から、A、B、C……と格付けされました。このランクが低いと出演回数が減らされたり、クビになったりすることも。

この厳しい環境が、韓国人ミュージシャンたちの実力を飛躍的に向上させました。ここで腕を磨いたアーティストには、伝説の歌手たちが名を連ねます。

例えば、「韓国ロックの父」と呼ばれるシン・ジュンヒョン(신중현)や、圧倒的な歌唱力で知られるヒョン・ミ(현미)、ハン・ミョンスク(한명숙)、ウィキ・リー(위키리)、パク・ジェラン(박재란)といった面々です。彼らは最新の洋楽を完璧にコピーし、そこに韓国独自の情緒を加えて、新しい音楽の形を作り上げました。

■韓流の起源を巡る熱い論争

今回の展示を受けて、韓国の文化人や専門家の間では「米8軍ショーこそが韓流のルーツなのか?」という議論が再燃しています。

チョン・ギルファ(정길화)氏(同徳女子大学・韓流融合学術院長)は、このショーを「韓国大衆音楽の質的跳躍を導いた決定的な空間だった」と評価しています。一方で、あくまで米軍を慰問するためのステージであり、韓国人向けではなかったことから、「これがそのまま韓流の起源だと言い切るのは少し飛躍ではないか」という慎重な意見もあります。

しかし、BTSがグラミー賞のステージに立ち、世界中のファンを熱狂させている現在の姿を、当時の米軍キャンプでギターを弾いていたシン・ジュンヒョンが見たら、どう思うでしょうか? 貧しい時代に「生き残るため」に必死で磨き上げた音楽のDNAが、数十年を経て世界を熱狂させるエンターテインメントに進化した――。その歴史の重みを感じずにはいられません。

龍山(ヨンサン)の基地跡地が市民に開放され、かつての「異国の地」が「歴史を振り返る場所」へと変わった今、あらためてK-POPの底力に感動してしまいます。

今のK-POPが世界でこれほどまで愛されているのは、こうした「ハングリー精神」と「高いクオリティへのこだわり」が、歴史の根底にあるからかもしれません。皆さんは、K-POPの「原点」が米軍基地だったと聞いて、どう感じましたか? 意外なルーツを知ることで、いつもの推しの楽曲がまた少し違って聞こえてくるかもしれませんね。

出典:https://www.abcn.kr/news/articleView.html?idxno=86905

K-POPのルーツが、戦後の厳しい時代に「米ドル」を稼ぐためのショーだったという歴史、意外でしたか?皆さんが感じる「K-POPのここが凄い!」というポイントがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

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