日本の韓流ファンの皆さん、今や「テテ」という愛称を知らない人はいないのではないでしょうか。世界を席巻するBTS(防弾少年団)のメンバー、ヴィ(뷔)ことキム・テヒョン(김태형)が、日本で驚異的な記録を更新し続けています。
韓国のニュースメディア「スポーツ東ア」が報じたところによると、ヴィは日本国内の主要な人気ランキングで、なんと200週間以上もの間、1位の座を一度も譲ることなく守り続けているというのです。もはや「人気」という言葉だけでは片付けられない、日本における「ヴィ・ブーム」の深層に迫ります。
■ 数字が証明する圧倒的な「テテ人気」の凄まじさ
まず驚かされるのは、その圧倒的な数値です。日本のファンならお馴染みの韓国アイドル人気ランキングサイト「音韓(NEHAN)」において、ヴィは2月23日から3月1日までの集計で、257週連続という驚異的な記録で1位を獲得しました。
257週といえば、約5年弱もの歳月です。トレンドの移り変わりが激しいエンターテインメント業界、しかもK-POPという層の厚いジャンルにおいて、これほどまでの長期間、首位を独占し続けるのは異例中の異例と言えるでしょう。
さらに、Kカルチャー専門プラットフォーム「K-BOARD」のK-POPアイドル人気ランキングでも223週連続1位、ドラマ部門や「花美男(イケメン)総選挙」でもトップを独走しています。GoogleトレンドやSNSの「X(旧Twitter)」でも、韓国スターの中で最多の検索量を記録しており、日本のMZ世代(1980年代半ばから2010年代初頭までに生まれた層)の男性たちの間では、ファッションやビジュアルを真似したい「ワナビスター」としてその名が挙がっています。
韓国では「ファンカフェ(Daumなどのポータルサイト内に設けられる公式・非公式のファンコミュニティ)」文化が非常に根強く、ファンが団結して推しを応援する「スミン(ストリーミング再生の略)」や投票活動が活発ですが、日本のファンもまた、こうしたランキングサイトを通じて熱いサポートを送り続けていることがわかります。
■ 業界の重鎮からセレブまで、日本中が彼に夢中?
ヴィの魅力に惹かれているのは、一般のファンだけではありません。日本のエンターテインメント界を牽引する著名人たちも、こぞって彼への愛を公言しています。
日本の恋愛ドラマの金字塔を打ち立て、第18回向田邦子賞を受賞した脚本家、北川悦吏子さんは、ヴィの広告写真を見てその圧倒的なオーラに強い関心を示しました。また、俳優であり演出家としても活躍する岡部たかし(오카베 타카시)さんは、プロ野球の始球式に登壇した際、「BTSのテテのポーズからインスピレーションを受けて真似した」と明かし、話題を呼びました。
さらに、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の創業者である前澤友作(마에자와 유사쿠)さんは、チャリティーオークションでBTSが着用した衣装を約2億円で落札した際、「最後に開封したいメンバーはヴィ」と語り、その特別な存在感を認めています。
なぜ、これほどまでに日本の著名人たちをも虜にするのでしょうか。そこには、単なる「アイドル」の枠を超えた、彼の芸術的な感性と人間性が大きく関係しているようです。
■ 歌舞伎界のプリンスを救った「テテ」の歌声
特に印象的なエピソードとして紹介されたのが、歌舞伎の名門・成田屋にルーツを持つ若手俳優、市川團子(이치카와 단코)さんの話です。
彼はインタビューで、2023年9月に祖父(二代目市川猿翁さん)を亡くし、深い悲しみの中にいた時、ヴィのソロアルバム『Layover(レイオーバー)』を毎日聴いていたと告白しました。「舞台が終わった後、一人で彼の歌声を聴くと、その優しさが心に沁みた」と語り、いつかヴィに会えたら「ありがとう」と伝えたいという熱い想いを明かしています。
ここで注目したいのが、ヴィのソロアルバム『Layover』の音楽性です。K-POPといえば派手なダンスやアップテンポな曲を想像しがちですが、このアルバムはジャズやR&Bをベースにした、非常に落ち着いたトーンで構成されています。
韓国には「ヒーリング(癒やし)」という言葉を大切にする文化がありますが、ヴィの低音で温かみのある歌声は、まさに多くの日本人の心を癒やす「ヒーリングボイス」として受け入れられたのです。伝統芸能の世界で生きる團子さんのような表現者の心をも動かす力、それこそが「テテ」というアーティストの真髄なのかもしれません。
■ 兵役中も変わらない、日韓を繋ぐ「テテ」の魔法
現在、ヴィは兵役中(軍隊に入隊し、国防の義務を果たすこと。韓国の成人男性には義務付けられている)ですが、彼が不在の間もこうした記録や話題が絶えないのは、彼が築き上げてきたファンとの信頼関係がいかに強固であるかを物語っています。
韓国では、兵役期間中はどうしてもメディアへの露出が減るため、人気の維持が課題となりますが、今の時代はSNSや過去のコンテンツ、そして何よりファンの熱量によって、その空白を感じさせない活動が可能です。
ヴィの日本での呼び名である「テテ」は、本名の「テヒョン(태형)」の「テ」から取られた愛称ですが、この響きが日本語の「手と手」を連想させ、ファンとの繋がりを象徴しているようにも感じられます。
圧倒的なビジュアル、心を揺さぶる歌声、そしてどこか天然で愛らしいキャラクター。ヴィが日本で見せ続けてくれる魔法は、これからも解けることはなさそうです。
皆さんは、ヴィ(テテ)のどんなところに一番惹かれていますか? 彼の音楽で救われたエピソードや、彼を応援し続ける理由など、あなたの「テテ愛」をぜひコメントで教えてください!
出典:https://sports.donga.com/ent/article/all/20260302/133445356/1
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