世界中が待ち望んだ瞬間がついにやってきます。BTS(방탄소년단)のニューアルバム発売と、それに合わせた大規模なイベントがいよいよ1週間後に迫り、韓国の流通・旅行業界は「BTS特需」に沸き立っています。
今回のカムバックの目玉の一つは、ソウルの中心地である光化門(クァンファムン)広場で行われる特別公演です。座席数は2万2000席規模に拡大され、韓国内のみならず、世界中からファンが集結することが予想されています。この盛り上がりを受け、百貨店や旅行会社、さらには国立博物館までもが、ファンを迎え入れるための特別な準備を整えています。
■ 街中が「ボラヘ」一色に!百貨店が仕掛ける豪華な演出と特典
BTSのカムバックを象徴するのは、やはり彼らのイメージカラーである「紫(パープル)」です。
ロッテ百貨店(롯데백화점)は、3月19日から22日の夜間、ソウル・明洞(ミョンドン)にある本店と高級館のエビニュエル(에비뉴엘)の外壁を、BTSを象徴する紫色の照明でライトアップします。韓国を訪れるARMY(アーミー:BTSのファン名)や観光客に、幻想的な夜景をプレゼントしようという粋な計らいです。
韓国では、V(뷔/ヴィ)が作った造語「ボラヘ(보라해/紫しよう=最後まで愛し合おう)」という言葉があるほど、紫はグループとファンの絆を象徴する色として大切にされています。今回のライトアップは、まさに街全体で彼らの帰還を祝福するムードを象徴するものといえるでしょう。
また、外国人観光客向けの「K-WAVE ショッピングウィーク」も19日から29日まで開催されます。ロッテ百貨店本店や蚕室(チャムシル)店などで一定額以上買い物をすると、購入額の7%相当の商品券がもらえるプロモーションが行われるほか、地下1階の食品館には韓国らしいお土産を厳選した「K-GIFTキュレーションコーナー」も設置されます。
一方、ライバルの新世界(シンセゲ)百貨店(신세계백화점)も負けてはいません。公演前日の20日から、本店の「ヘリテージミュージアム」で新譜発売を記念したポップアップストアを開催。新世界免税店でも、先月オープンした「K-WAVE」ゾーンでBTSの新作グッズを発売し、外国人向けのショッピング祭り「K-Love Festival」を展開します。
■ 宿泊・ツアー予約が8倍に!「聖地巡礼」が地域経済を動かす
BTSの影響力は、ショッピングだけにとどまりません。旅行・レジャー業界でも驚異的な数字が叩き出されています。
旅行プラットフォームの「ノルユニバース(NOL World)」によると、ワールドツアーの発表以降、サービスの利用指標が急上昇。会員数は短期間で860万人に達し、光化門エリアの企画展商品の購入件数は前年同期比で130%も増加しました。
特に注目すべきは、公演チケットを予約した人が、宿泊や現地ツアーなどを一緒に予約する「クロスセル効果」です。1月にチケットを予約した顧客のツアー・アクティビティ商品の購入件数は、前月比でなんと8倍にまで跳ね上がりました。
現在、ソウルでは伝統的な韓服(ハンボク)体験や夜景ツアー、さらにはK-POPアイドルのミュージックビデオ撮影地や、よく通った飲食店などを巡る「聖地巡礼ツアー」が大人気です。光化門周辺のホテルは、公演に合わせてほぼ満室状態という声も聞こえてきます。
■ 「伝統×アイドル」の融合!国立博物館が手掛けるBTS公式グッズ
今回のカムバックで最も興味深い動きの一つが、文化界とのコラボレーションです。
国立博物館文化財団(국립박물관문화재단)がBTSと協力して製作した、通称「ミューズ(MU:DS/뮷즈)」と呼ばれる博物館公式グッズが話題を集めています。これは、韓国の国宝である「聖徳大王神鐘(ソンドクデワンシンジョン)」の文様をモチーフにしたもので、ショルダーバッグやカードホルダー、ヘアピンなどがラインナップされています。
「聖徳大王神鐘」は、別名「エミレの鐘」とも呼ばれ、韓国で最も美しい音色を持つとされる歴史的遺産です。BTSはこれまでも、楽曲『IDOL』の衣装に韓服を取り入れたり、景福宮(キョンボックン)でパフォーマンスを行ったりと、韓国の伝統文化を世界に発信する役割を担ってきました。今回のグッズ展開も、K-POPを通じて海外のファンに韓国の歴史や伝統美を知ってもらう絶好の機会となっています。
これらのコラボ商品は、アルバム発売日の20日午後1時から、国立中央博物館の展示館、新世界百貨店本店、そしてBTSの所属事務所であるHYBE(ハイブ)社屋の3か所で限定販売される予定です。
■ 最後に
いよいよ始まるBTSの新しいチャプター。光化門という歴史的な場所で、2万2000人のファンと共に作り上げられるステージは、間違いなく伝説となるでしょう。ソウルの街が紫に染まり、経済から文化までをも動かす彼らのパワーには改めて驚かされます。
今回発表される新曲、皆さんはどんなサウンドやメッセージを期待していますか?また、もし今ソウルに行けるなら、どこの「聖地」を訪れてみたいですか?ぜひコメントであなたの熱い想いを聞かせてください!
出典:https://www.kyeongin.com/article/1760227
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