ミュージカル界の帝王キム・ジュンスが新境地へ!型破りな悪童キャラで魅せるビトルジュンスの衝撃と素顔

韓国ミュージカル界で「興行の保証小切手」と呼ばれ、圧倒的な歌唱力と存在感を放つキム・ジュンス(김준수)。彼が今、これまでのクールで神秘的なイメージを脱ぎ捨て、前代未聞のキャラクターに挑んでいます。

現在、ソウルの最新鋭劇場「LGアートセンター・ソウル(2022年に移転開館した世界的な公演施設)」で上演中のミュージカル『ビトルジュース(Beetlejuice)』。ティム・バートン監督の同名映画を原作とした本作で、キム・ジュンスはタイトルロールのビトルジュースを熱演しています。

ファンからは、彼の名前と役名をかけて「ビトルジュンス」という愛称で親しまれていますが、今回の挑戦は彼にとっても大きな転機となったようです。

■「逃げ出したかった」完璧主義者のジュンスを悩ませた「笑い」の壁

キム・ジュンスといえば、『モーツァルト!』『エリザベート』のトート(死)、『ドラキュラ』など、人ならざる存在や重厚なファンタジーキャラクターで数々の伝説を作ってきました。しかし、今回の『ビトルジュース』は、それらとは真逆のベクトルに位置する作品です。

ビトルジュースは、98億年もの間、生と死の間に閉じ込められた孤独な幽霊。下ネタを飛ばし、観客をいじり倒し、ドタバタなスラップスティック(体当たりのギャグ)を繰り広げる、まさに「変なおじさん」のような悪童キャラ。

インタビューでキム・ジュンスは、「出演契約書を書いたのに、初めて逃げ出したいと思った」と、当時のプレッシャーを告白しました。

「これまでの作品とは全く毛色が違いました。キャストが発表されたとき、ファンや関係者の皆さんも『えっ、ジュンスがこれを?』と驚かれたはず。その疑問を納得に変えなければならないという負担は、どの作品よりも大きかったです」

韓国の演劇界には「第4の壁」という言葉があります。舞台と客席を仕切る見えない壁のことですが、ビトルジュースはこの壁を自由に飛び越え、観客に直接話しかけるスタイルをとっています。これはブロードウェイでは定番ですが、礼儀正しく静かに観劇する傾向がある韓国の観客にとっては、少しハードルが高い演出でもありました。

初日の幕が上がった際、ジョークを飛ばしても客席が静まり返るという「凍りつくような沈黙」を経験したジュンス。しかし、そこで折れないのがトップスターの証です。

「ビトルジュースは『気勢(キセ:勢いやオーラ)』がすべて。観客に飲まれたら終わりです。あえて『何だよ、この空気は!』とメタ発言(劇中の状況を客観的に突っ込むこと)をアドリブで入れることで、一気に観客の心を開きました」

■AIレベルの練習量で挑む「計算された狂気」

舞台上では自由奔放に暴れ回っているように見えるビトルジュンスですが、その裏側には徹底的な計算と努力があります。

本作は仕掛けが非常に多く、セリフの合間に手品を披露したり、衣装が瞬時に入れ替わったりと、一瞬のタイミングのズレが大きな放送事故につながる危険を孕んでいます。

「セリフがAIのように自動的に出てくるまで体に叩き込みました。そうでなければ、あの混乱したステージでアドリブを繰り出す余裕なんて生まれません。『何が起きても、知るか!(おっちょらご!)』というマインドで舞台に立っています」

韓国語の「おっちょらご(어쩌라고)」は、日本語で「だから何?」「それがどうした?」といった、少し強気で開き直ったようなニュアンス。この開き直りの精神こそが、ビトルジュースというキャラクターに命を吹き込んだのです。

■2028年までスケジュールがぎっしり!止まらない快進撃

『ビトルジュース』は3月22日まで上演されますが、キム・ジュンスの歩みは止まりません。

次なる舞台は、日本でも大人気の漫画が原作の『デスノート』。彼は再び宿敵・エル(L)役として、3月10日からマゴット劇場(ソウルにあるミュージカル専用劇場の一つ)のステージに立ちます。ジュンスが演じるLは、その独特の座り方や仕草まで完璧に再現され、初演時から「漫画から飛び出してきたよう」と絶賛されてきました。

さらに、ファンにはたまらないニュースがもう一つ。今年上半期には、待望のフルアルバム(正規アルバム)の発売も予定されています。最近出演したバラエティ番組『全知的お邪魔視点(スターのマネージャーが日常を暴露する人気番組)』では、なんと「2028年までスケジュールが埋まっている」と明かし、視聴者を驚かせました。

東方神起(トウホウシンキ)としてのデビューから20年以上。アイドルからミュージカル俳優へと華麗なる転身を遂げた彼は、今もなお「奇跡のような毎日」だと感謝を忘れません。

「観客の皆さんの反応が良ければ、どんなにハードな舞台でも疲れを感じません。黙々と、一生懸命に取り組む姿を、皆さんが長く見守ってくださっているのだと思います」

怪しくも愉快な「ビトルジュンス」から、天才探偵「L」、そしてアーティストとしての「キム・ジュンス」へ。次はどんな魔法で私たちを驚かせてくれるのでしょうか。

これまでのクールな姿とは一変して、泥臭い笑いにまで挑戦するジュンス。皆さんは、彼の「ギャップ萌え」な新境地、どう感じましたか?「やっぱりダークなジュンスが好き!」それとも「コメディなジュンスも見てみたい!」など、あなたの正直な感想をぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.dailian.co.kr/news/view/1619048/?sc=Naver

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