1000万人突破の快挙!ユ・ヘジンとパク・ジフンが描く歴史の悲劇王と生きる男が韓国で社会現象に。その人気の秘密を徹底解説

韓国の映画界がいま、一つの「歴史的快挙」に沸いています。

実力派俳優のユ・ヘジン(유해진)と、アイドルから俳優へと見事な転身を遂げたパク・ジフン(박지훈)が主演を務める映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』が、累計観客動員数1080万人を突破しました。

韓国において「観客1000万人」というのは、日本の感覚以上に大きな意味を持ちます。韓国の人口は約5100万人。つまり「国民の5人に1人が見た」計算になり、その作品は単なるヒット作を超えた「社会現象」として扱われます。

なぜこの映画が、これほどまでに韓国の人々の心を掴んだのか。その裏側にある熱い人間ドラマと、日本人ファンなら知っておきたい背景を紐解いてみましょう。

■「国民のアジョシ」ユ・ヘジンと「新星」パク・ジフンの最強タッグ

本作の最大の勝因は、なんといっても主演二人のキャスティングです。

まず、村長役を演じたユ・ヘジン。彼は韓国で「興行の保証小切手(ヒットを約束する俳優)」と呼ばれ、累計観客動員数が1億人を超える、まさに映画界の宝です。日本でもお馴染みのバラエティ番組『三食ごはん(tvNの長寿バラエティ)』で見せる気さくな「アジョシ(おじさん)」の姿が人気ですが、本業の映画では圧倒的な演技力を見せつけます。今回は、歴史の荒波に巻き込まれる村人の人間臭さと温かさを完璧に表現し、観客を物語に引き込みました。

対するパク・ジフンは、オーディション番組『PRODUCE 101 シーズン2』で「ウィンク王子」として人気を博した元Wanna One(ワナワン)のメンバー。アイドル出身の彼が、今作では「廃位された悲劇の幼き王」という極めて難しい役に挑戦しました。台詞以上に「眼差し」で孤独や恐怖を訴えかける彼の演技には、韓国の映画批評家たちからも「真の俳優へと進化した」と絶賛の嵐が巻き起こっています。

■韓国人が愛してやまない「歴史の悲劇」を新たな視点で

映画の舞台は朝鮮時代。題材となっているのは、韓国史上最も悲劇的な王の一人として知られる第6代王・端宗(タンジョン)の物語です。

日本人には少し馴染みの薄い名前かもしれませんが、韓国ではドラマ『王女の男』など数多くの作品で描かれてきた「誰もが知る悲しい歴史」です。若くして王座を追われ、流刑地で命を落とした端宗の姿は、韓国人の情緒である「恨(ハン:晴らせぬ恨みや深い悲しみ)」を象徴する存在でもあります。

しかし、今作がユニークなのは、王自身の苦悩だけでなく、彼を支えた実在の人物、オム・フンド(엄흥도)という村長にスポットを当てた点です。

「歴史の悲劇」と聞くと、重苦しいイメージを持つかもしれません。しかし、チャン・ハンジュン(장항준)監督は、前半にユ・ヘジン特有のユーモアを散りばめ、後半に一気に涙を誘う「笑いと涙の黄金比」で構成しました。この「家族みんなで楽しめるエンタメ性」が、幅広い層に支持された理由です。

ちなみに、チャン・ハンジュン監督は、大ヒットドラマ『シグナル』の脚本家キム・ウニ(김은희)さんの夫としても有名です。バラエティ番組では「妻に稼いでもらっている幸せな夫」として愛されキャラを確立していますが、今作でついに「1000万人監督」の仲間入りを果たし、監督としての実力を世に知らしめました。

■強敵を寄せ付けない圧倒的な独走状態

3月7日の週末興行成績を見ても、その勢いは止まりません。

2位にはピクサーの最新アニメ『ホッパーズ(호퍼스)』、3位にはリュ・スンワン(류승완)監督の新作『ヒューミント(휴민트)』がランクインしています。『ヒューミント』はチョ・インソン(조인성)やパク・ジョンミン(박정민)といった超豪華キャストが顔を揃えるスパイアクション映画ですが、それでも『王と生きる男』の勢いには及ばない状況です。

現在、韓国映画のシェアは85%に達しており、まさに「韓国映画の黄金時代」が再来したかのような盛り上がりを見せています。

■歴史の重みを超えた「人間愛」の物語

『王と生きる男』が1000万人を突破したというニュースは、単なる数字の記録ではありません。かつて歴史の中で孤独に消えていった幼い王と、彼を守ろうとした名もなき民の物語が、現代を生きる人々の孤独や疲れを癒やした結果といえるでしょう。

日本での公開はまだ未定ですが、これほどのヒット作となれば上陸する日もそう遠くないはずです。その時はぜひ、パク・ジフンの成長した姿と、ユ・ヘジンの深い演技をスクリーンで体感してみてください。

歴史ドラマの重厚さと、家族愛の温かさが詰まったこの映画、皆さんは日本で見られるとしたら誰と一緒に見に行きたいですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15995995

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