1話1分で中毒者続出!韓国で急成長するマイクロドラマが変えるエンタメの常識

Buzzちゃんの見どころ

1話1〜3分という短さで、不倫や復讐、財閥との結婚といった刺激的な展開が5秒で始まる「マイクロドラマ」が人気です。累計2000万回再生を超える作品も登場し、世界市場は2030年に約4兆円規模へ拡大すると予測されています。

■ 1分間に凝縮された「毒」と「スピード感」が視聴者を魅了

韓国のコンテンツ市場で、いま「マイクロドラマ(숏드라마)」と呼ばれる超短尺の動画が急激に存在感を高めています。マイクロドラマとは、スマートフォンの縦型画面に最適化された1話あたり1分から3分程度のドラマのことです。

これらの作品の最大の特徴は、展開の速さと刺激の強さにあります。登場人物の紹介は字幕で数行。開始5秒以内には、裏切りや不倫、復讐、出生の秘密といった衝撃的な事件が勃発します。「無視していた夫が実は財閥の会長だった」「韓流スターの夫に捨てられた女性が覚醒する」といった、非現実的でありながら即効性のある快感を狙った設定が主流です。

従来のドラマのように時間をかけて物語を積み上げるのではなく、毎話ごとに「どんでん返し」や「危機」を配置し、続きが気になって仕方がなくなる場所でエピソードを切る手法が取られています。これにより、視聴者は「もう1話だけ」と繰り返すうちに、気づけば数十話を一気に視聴してしまう仕組みです。

■ 中国から世界へ広がる巨大市場と新たな収益モデル

マイクロドラマは2018年頃に中国のプラットフォーム도우인(Douyin/TikTokの中国版)で始まり、パンデミック期間中のモバイル需要増加とともに爆発的に成長しました。中国での作品数は2022年の336編から2024年には3万6400編へと急増し、視聴者は6億6000万人を超えると推定されています。

ビジネスモデルは、Netflixのような定額制(OTT)よりもモバイルゲームに近いのが特徴です。冒頭の数話は無料で公開し、続きを見るためには広告を視聴するか、コインを購入して1話ごとに支払う「都度課金制」が一般的です。1話あたり300〜700ウォン(約30〜70円)程度ですが、シリーズ全編を完走すると2,000〜3,000円ほどかかる計算になります。

市場調査会社メディアパートナーズアジアによると、世界のマイクロドラマ市場は2023年の50億ドル(約7,600億円)から、2030年には260億ドル(約4兆円)規模にまで拡大すると予測されており、グローバルな新産業として注目されています。

■ 日本・韓国勢も参戦、有名監督や制作会社が続々と合流

現在、韓国市場では中国系アプリが上位を占めていますが、韓国勢の追い上げも加速しています。代表的なプラットフォームである비글루(Vigloo)は、2024年7月のサービス開始から急成長し、韓国型オリジナルコンテンツを武器に日本やアメリカ、東南アジアへ進出しています。

人気作『今日、韓流スターと離婚します』は累計2322万回再生を記録。さらにウェブ漫画大手の리디(RIDI)は日本で『kanta』というプラットフォームを立ち上げ、韓国のウェブ漫画や小説のIP(知的財産)を活用したショートドラマを展開しています。

また、映画『パニョ(破墓)』の配給会社쇼박스(SHOWBOX)や、映画『王の男』の이준익(イ・ジュンイク)監督、映画『エクストリーム・ジョブ』の이병헌(イ・ビョンホン)監督といった、韓国映画界を代表する名手たちもマイクロドラマ制作への参加を表明しています。短尺ながらも高いクオリティと強い中毒性を兼ね備えたコンテンツが、今後さらに増えていく見通しです。

出典:https://www.mk.co.kr/article/12066640

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ スプーン階級論

マイクロドラマで「貧しい主人公が実は財閥だった」という設定が好まれる背景には、親の資産で人生が決まるという「スプーン階級論(금수저)」という社会観があります。現実での格差に対する不満を、ドラマの中の劇的な逆転劇(サイダー展開)で解消しようとする心理が働いています。

■ 地上波/ケーブル/OTTの違い

韓国では以前、公共放送の「地上波」が主流でしたが、現在は自由な表現ができる「ケーブル局(tvNなど)」や「OTT(Netflixなど)」が人気です。マイクロドラマは、これらよりもさらに規制が少なく、より刺激的でジャンルに特化したコンテンツを提供できる新しいプラットフォームとして位置づけられています。

Buzzちゃんの感想

私はじっくり見応えのある『財閥家の末息子』みたいなドラマも大好きですが、移動中のちょっとした時間に、スカッとする復讐劇を数分で楽しめるのはすごく便利だなって思うんです。あの強引すぎる設定も、短い時間だからこそ笑って許せちゃう魅力がありますよね。皆さんは、1時間しっかりドラマに没頭したい派?それとも隙間時間に短くドキドキしたい派ですか?

  • X

コメント

PAGE TOP