ネットフリックスの『キリゴ』が非英語部門で世界1位を記録しました。本作は呪いのアプリを巡る10代の葛藤を描いた「YA(ヤングアダルト)ホラー」として、韓国国内外で異例のヒットを飛ばしています。
■ 韓国ホラー映画の歴史と変化
韓国において、ホラー映画は長らく「興行が難しいジャンル」とされてきました。製作費を抑えられるメリットがある一方で、観客の好みが分かれやすく、文化圏によって恐怖を感じるポイントが異なるため、大きな収益を上げることが難しかったからです。特に40代以上の中高年層がホラーに関心を持ちにくいという分析もあり、一部のヒット作を除いては苦戦が続いてきました。
過去の歴史を振り返ると、1967年の『月下の共同墓地』以来、数々の作品が作られてきました。1998年には学校を舞台にした『女高怪談』が登場し、ハイティーン・ホラーという新ジャンルを開拓。続く2003年には、観客動員数314万人を記録した名作『箪笥(原題:薔花、紅蓮)』が誕生し、韓国ホラー史に大きな足跡を残しました。
■ オカルト要素の融合と「YAホラー」の台頭
2000年代半ばから一時停滞していたホラー界ですが、2016年の『哭声/コクソン』や2024年の『破墓/パミョ』の成功により、再び活気を取り戻しています。これらの作品に共通するのは「オカルト(科学では説明できない超自然的現象)」の要素を深く掘り下げている点です。
最近では、ネットフリックス・シリーズの『キリゴ』が世界的な注目を集めています。本作は、願いを叶えてくれるアプリ「キリゴ」の呪いによって突然の死を予告された高校生たちが、運命に抗う姿を描いています。学校、オカルト、そして青春ドラマを融合させた「韓国型YA(ヤングアダルト)ホラー」と評価され、ネットフリックスのグローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得しました。
■ 多様なジャンル混合で広がる韓国型ホラー
韓国ホラーは今、単に「怖い」だけではなく「面白くて怖い」というエンターテインメント性を高めています。
最近の主な動向としては、以下の通りです。
・『サルモクジ』:韓国ホラー映画として歴代2位の成績を記録。
・『群体』:カンヌ国際映画祭で上映され、高い評価を獲得。
・『教育実習(原題)』:ホラーにコメディ要素を加え、大衆的な人気を博す。
新人俳優の起用やスピーディーな展開、そして韓国独自のシャーマニズム(巫俗)や呪いといった要素を巧みに組み合わせることで、韓国型ホラーはアジアの文化的な強みを活かした独自のジャンルとして確立されつつあります。
出典:http://www.jeollailbo.com/news/articleView.html?idxno=801987
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ シャーマニズム(巫俗)
韓国の伝統的な信仰で、巫女(ムーダン)が神や霊と交信して儀式を行うことを指します。現代の韓国社会でも、引越しや結婚などの大事な節目に占いやお祓いを受ける文化が残っており、ホラー映画やドラマの重要なスパイスとしてよく使われています。
■ YA(ヤングアダルト)ジャンル
主に10代から20代前半をターゲットにした作品群のことです。学校生活、初恋、友情、そしてアイデンティティの葛藤などをテーマにしており、最近の韓国ドラマではこれにホラーやスリラーを掛け合わせたスタイルが世界的に人気を集めています。
私は正直、ホラーは得意な方ではないのですが、ミステリーや財閥のドロドロした関係性が絡むとつい夢中で観ちゃうんですよね。『破墓/パミョ』のような歴史や呪いが絡むお話は、怖さよりも続きが気になって仕方がありません。皆さんは、背筋が凍るような純粋なホラー派ですか?それとも『キリゴ』のように青春や謎解き要素があるホラーの方が好きですか?





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