悪女として知られる張禧嬪をモチーフにしたヒロインが、死の直前に現代の無名女優へタイムスリップ。主演のイム・ジヨンが、財閥3世を演じるホ・ナムジュンを相手に、持ち前の政治力で成り上がる姿を描く痛快作です。
■ 朝鮮時代の悪女が現代の「格差社会」に挑む
SBSの新しいドラマ『素敵な新世界』は、歴史上の人物として有名な張禧嬪(チャン・ヒビン)をモチーフにした主人公、カン・ヒビン(本名:カン・ダンシム)が現代の韓国にタイムスリップする物語です。物語は、政敵の策略によって「稀代の悪女」という汚名を着せられたダンシムが、死の薬であるサ薬を飲んで倒れるところから始まります。
彼女が次に目を覚ました場所は、現代の時代劇撮影現場でした。そこで彼女は、エキストラ俳優として働くシン・ソリという女性の体に乗り移っていたのです。ドラマは、厳しい身分制度があった朝鮮時代と、目に見えない「階級」が存在する現代の韓国社会を対比させながら、彼女の再起を描いていきます。
■ 財閥3世を「守護」して成り上がる逆転劇
現代で目覚めたダンシムを待ち受けていたのは、家賃の支払いにも窮する過酷な現実でした。周囲から冷遇される中、彼女は持ち前の野心と生存本能で、現代の「貴族」ともいえる財閥3世の事業家、ホ・ナムジュン演じるチャ・セゲに目をつけます。
朝鮮時代に、低い身分から王の側室にまで登り詰めた経験を持つ彼女は、現代の権力構造を瞬時に理解します。宮廷で常に命を狙われていた彼女は、危機を察知する特殊な能力を活かし、命を狙われていたセゲを救出。彼に対して「自分をボディーガードとして雇うこと」を提案し、新たな主従関係を築き上げます。
■ イム・ジヨンの圧倒的な演技力と新星ホ・ナムジュンの化学反応
主演を務めるイム・ジヨン(임지연)は、時代劇特有の威厳ある話し方や、古事成語を使いこなす堂々としたキャラクターをコミカルかつ力強く演じています。どんな状況でも物怖じしない彼女の姿は、既存のシンデレラストーリーとは一線を画す爽快感を与えています。
また、本作でロマンチックコメディの主演に初めて挑むホ・ナムジュン(허남준)の存在感も話題です。冷徹な企業ハンターに見えて実は正義感を持つセゲという役どころを、安定した演技で表現しています。エネルギー溢れるイム・ジヨンと、それを受け止めるホ・ナムジュンの二人が生み出す独特の緊張感と相性が、視聴者の心を掴んでいます。物語の中盤からは、過去の因縁を持つ人物たちが次々と現代に現れ、朝鮮時代の宮廷闘争が現代の財閥後継者争いとして再現されるなど、ミステリー要素も含んだ展開が期待されています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 張禧嬪(チャン・ヒビン)
朝鮮王朝第19代王・粛宗の側室で、韓国史上最も有名な「悪女」の一人とされる実在の人物です。低い身分から王妃にまで登り詰めましたが、後に毒を飲まされて処刑されました。彼女を主人公にしたドラマは何度も制作されており、韓国では知らない人がいないほど有名な歴史的アイコンです。
■ スプーン階級論
生まれた家庭の経済力によって人生が決まるという、現代韓国の格差社会を揶揄した言葉です。金のスプーン(富裕層)から泥のスプーン(低所得層)まで分類され、このドラマでも現代の財閥を「セ습(世襲)された身分」として描き、朝鮮時代の階級制度と対比させています。
歴史上の悪女が現代で無双するなんて、タイムスリップとミステリーが大好きな私にはたまらない設定です!特に『財閥家の末息子』みたいに、過去の知恵を使ってのし上がっていく展開はワクワクしちゃいますね。恋愛メインじゃないのも、物語に集中できて面白そうだと思うんです。皆さんは、時代劇の言葉で現代人を圧倒するヒロイン、観てみたいですか?それとも王道のラブコメの方が好きですか?





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