Netflixギリゴ監督が明かす恐怖の設計!済州島のシャーマニズムと新人俳優が織りなすYAホラー成功の舞台裏

Buzzちゃんの見どころ

2026年4月に公開されたNetflixシリーズ『ギリゴ』は、公開直後に世界37か国でTOP10入りし、280万視聴数を記録しました。済州島の土着信仰とアプリの呪いを融合させた、新たなホラー演出の裏側が明かされています。

Netflixが贈る韓国初の「YA(ヤングアダルト)ホラー」として注目を集めている『ギリゴ』。願いを叶えてくれるアプリ「ギリゴ」の呪いによって、突然の死を予告された高校生たちが、その運命に抗う姿を描いた物語です。本作を演出したパク・ユンソ(박윤서)監督が、異例のヒットを記録している現在の心境と、細部までこだわり抜いた制作秘話を語りました。

■ 世界を魅了した「韓国型ホラー」の誕生
本作は、2026年4月24日の公開からわずか数日で、非英語シリーズのグローバルTOP10で4位にランクインしました。韓国をはじめとする計37か国でTOP10リストに名を連ねるなど、華々しいスタートを切っています。
演出を手掛けたパク・ユンソ(박윤서)監督は、世界的なヒット作『キングダム』シーズン2のB監督や、Disney+の話題作『ムービング』の共同演出(複数の監督が役割を分担して撮影すること)を務めた経歴を持つ実力派です。初の単独演出作となった今作の反響について、監督は「周囲からの連絡も多く、俳優たちのSNSフォロワー数も増えている。新人俳優たちが成功することを切に願っていたので、良い反応が得られてほっとしている」と笑顔を見せました。

■ 予測不可能な「ジャンルの変奏」と独創的な演出
監督が本作の演出を決めた最大の理由は、台本が持つ新鮮さだったといいます。物語の序盤は正統派のホラーとして進行しますが、第3話から雰囲気が一変し、オカルト的な要素が強まっていく構成になっています。
特に注目すべきは、「日光を通じて憑依した人間の中に入り込む」という設定や、「幽霊がいる異世界への入り口」といった独自の描写です。「既存のホラー映画では見られなかった方法で解決していく過程に惹かれた」と監督は語ります。
また、シリーズ物として視聴者を飽きさせない工夫も凝らされています。幽霊の正体が判明した後に恐怖心が薄れることを防ぐため、あえてジャンルを変化させ、さらにコミカルな要素を持つキャラクター「パンウル」を登場させることで、ダークになりすぎないトーンの調整が行われました。この重要な役割を担ったのは、ノ・ジェウォン(노재원)です。

■ 済州島のシャーマニズムがもたらすリアリティ
本作の大きな特徴の一つが、韓国独自の情緒、特に済州島(チェジュド)の土着信仰を深く掘り下げている点です。脚本家が済州島出身であったことから、地域の詳細なディテールが反映されました。
例えば、劇中に登場する白い紙の呪符は「ギメ」と呼ばれる済州島伝統のものです。また、蛇の神を祀る「七星神(チルソンシン)」の文化や、温まった瓦に蛇が集まるという言い伝えも設定に活かされています。主人公の一人であるヘサルが被る、目が4つある仮面も、上が現世を、下が来世を見ることを意味するという伝統に基づいたアレンジが加えられました。
「海外の視聴者が理解できるかという悩みもあったが、下手に西洋の宗教と結びつけるよりも、韓国特有のシャーマニズムをそのまま描く方がかえって新鮮に受け止められると考えた」という監督の判断が、世界的な評価に繋がりました。

■ 新人俳優たちの抜擢と徹底した現場作り
作品のリアリティを追求するため、主要キャストにはあえて新鮮な顔ぶれが揃えられました。ペク・ソンホ(백선호)チョン・ソヨン(전소영)、ヒョン・ウソク(현우석)、そしてカン・ミナ(강미나)といった若手俳優たちが、凄惨な運命に翻弄される高校生を熱演しています。
オーディションは、高校生から23歳くらいまでの年齢層に絞って厳格に行われました。監督は「新人俳優たちが現場で最高の演技を見せられるよう、他の部分で調整をしてでも撮影回数を増やし、彼らが試行錯誤できる時間を確保した」と、育成の観点からも現場をリードしたことを明かしました。

出典:https://www.sisaweek.com/news/articleView.html?idxno=235224

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 済州島のシャーマニズム(七星神・ギメ)

韓国の済州島は「一万八千の神々がいる島」と呼ばれるほど独自の信仰が根付いています。劇中に登場する「ギメ」は、神を呼ぶ際や供え物として使われる伝統的な紙の切り絵のこと。また「七星神(チルソンシン)」は蛇を神格化したもので、家を守る富の神として済州島で特に大切にされています。

■ YA(ヤングアダルト)ジャンル

主に10代から20代前半をターゲットにした作品群のこと。韓国でも近年、学園を舞台にしたサバイバルやホラー、ファンタジー要素を組み合わせた「YAコンテンツ」の制作が活発になっており、若手俳優の登竜門としての役割も果たしています。

Buzzちゃんの感想

私はミステリーや財閥系の重厚なドラマも大好きですが、こういう「アプリの呪い」みたいな現代的なテーマに、済州島の深い伝統が混ざり合う設定にはすごくワクワクしちゃいます!新人俳優さんたちのフレッシュな演技が、より恐怖をリアルに引き立てていると思うんです。皆さんは、昔ながらの心霊ホラーと、SNSやアプリが絡んだ現代風のホラー、どちらがより怖いと感じますか?

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