Netflixキリゴが火をつけたK-オカルト熱!絶対に見るべき韓国型ホラーの名作6選

Buzzちゃんの見どころ

Netflixオリジナル『キリゴ』が非英語圏TVシリーズ部門で4位を記録しました。本作のヒットを受けて注目を集めている、『少女たちの遺言』から『破墓/パミョ』まで、韓国オカルト界の金字塔とされる6作品を紹介します。

■ 世界が注目する韓国型オカルティズムの現在

現在、世界中で「韓国型ホラー」への関心が再び高まっています。その起爆剤となったのが、Netflixオリジナルシリーズの『キリゴ』です。本作は公開直後、Netflixの非英語圏TVシリーズ部門で4位にランクインする快挙を成し遂げました。

演出を手掛けたのは、大ヒットドラマ『ムービング』シーズン1で共同演出を担当したパク・ユンソ(박윤서)監督です。パク監督特有の、型破りで不気味な演出が本作でも遺憾なく発揮されており、視聴者を恐怖の渦に突き落としています。

しかし、この『キリゴ』の爆発的なヒットは、決して偶然の産物ではありません。これまで韓国の映画やドラマ界が着実に積み上げてきた、オカルトジャンルの強固な基盤があったからこそ実現したものです。ここでは、『キリゴ』を視聴した後にぜひチェックしたい、K-オカルトの系譜を語る上で欠かせない名作6選を詳しく解説します。

■ 時代を築いた伝説的ホラー映画と名作ドラマ

1. 『少女たちの遺言(原題:女高怪談 二番目の物語)』(1999年)
1998年に韓国ホラーのパラダイムを変えたとされる『女高怪談』に続き、翌年公開された本作は、「ホラー映画がどこまで芸術的になれるか」を示した記念碑的な作品です。キム・テヨン(김태용)監督とミン・ギュドン(민규동)監督の共同デビュー作でもあります。当時の韓国社会ではタブー視されていた女子高内での同性愛や交換日記を素材に、思春期の少女たちの危うい感情を叙情的に描き出しました。ポン・ジュノ(봉준호)監督も、本作を「最高の韓国映画の一つ」として挙げています。

2. 『箪笥(原題:薔花、紅蓮)』(2003年)
韓国の古典説話「薔花紅蓮伝」をモチーフにした本作は、韓国ホラー史上最も美しい映像美(ミザンスロープ)を持つ作品として知られています。「ジャンルの魔術師」と呼ばれるキム・ジウン(김지운)監督は、壁紙の模様や照明の色味まで細かく設計し、観客を奇妙な屋敷の世界へと誘いました。イ・ビョンウ(이병우)音楽監督による、切なくも恐ろしいサウンドトラックも物語の悲劇性を高めています。ハリウッドでリメイクされるなど、世界的にも評価の高い一作です。

3. 『哭声/コクソン』(2016年)
ナ・ホンジン(나홍진)監督の第3作目となる本作は、韓国の伝統的なシャーマニズムと、部外者に対する根源的な恐怖を融合させた心理戦が特徴です。「何が重要なんだ(ムォシ・ジュンハンディ)」という劇中のセリフは、社会現象になるほどの流行語となりました。ファン・ジョンミン(황정민)、チョン・ウヒ(천우희)クァク・ドウォン(곽도원)ら実力派俳優たちの迫真の演技が、観る者に息つく暇を与えません。

4. 『客 -ザ・ゲスト-』(2018年)
ドラマチャンネルOCNで放送された本作は、韓国的なシャーマニズムと西洋のエクソシズム(悪魔払い)を融合させ、お茶の間にオカルトブームを巻き起こしました。毎話映画のようなクオリティで制作され、特に強烈なビジュアルで描かれた「水中での儀式シーン」は、今もファンの間で語り草になっています。地上波ではないケーブルテレビのドラマとして、異例の話題性を記録しました。

■ ジャン・ジェヒョン監督が切り開いたK-オカルティズムの新境地

韓国オカルトの歴史は、ジャン・ジェヒョン(장재현)監督の登場以前と以後で分かれると言っても過言ではありません。

5. 『サバハ』(2019年)
デビュー作『プリースト 悪魔を葬る者』で華々しく登場したジャン監督は、2作目の『サバハ』で新興宗教という独特なテーマを扱い、「神は果たしてどこにいるのか」という哲学的な問いを投げかけました。徹底した考証と緻密なストーリー構成は、オカルトジャンルの格を一段階引き上げたと評されています。

6. 『破墓/パミョ』(2024年)
そして2024年、ジャン監督は本作でついに観客動員数1000万人を超える「千万監督」の仲間入りを果たしました。伝統的な風水地理と「墓の移動(改葬)」という、韓国人にとって身近で土着的な素材を現代的なスリラースタイルで解釈しています。ベルリン国際映画祭でも「韓国の民俗的色彩を世界的な恐怖へと昇華させた」と絶賛されました。単なる恐怖を超え、土地に刻まれた歴史や人々の恨(ハン)をオカルトという器に盛り込んだ、唯一無二のストーリーテリングが光る作品です。

出典:https://www.esquirekorea.co.kr/article/1901946

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ ムソク(巫俗)信仰

韓国に古くから伝わる土着のシャーマニズムです。「ムーダン」と呼ばれる巫女(または巫師)が、神や霊と交信して儀式(クッ)を行い、厄払いや願い事の成就を祈ります。現代の韓国でも、大きな決断をする際や不運が続くときにムーダンに相談する文化が根強く残っています。

■ 風水地理(プンスジリ)

中国から伝わり、韓国で独自に発展した思想です。山や川の配置、地形を見て、住居や墓地(お墓)を建てるのに最適な場所(明堂/ミョンダン)を探します。特に先祖のお墓の場所が子孫の繁栄に影響を与えるという考え方は、韓国社会において非常に重要な意味を持っています。

■ 恨(ハン)

やり場のない怒りや悲しみ、無念さが心の中に積み重なった、韓国特有の情緒を指します。ホラー作品においても、幽霊が単に怖い存在としてではなく、何らかの「恨」を抱えて現れるという設定が多く、物語に悲劇的な深みを与えています。

Buzzちゃんの感想

私は恋愛ドラマより、こういうゾクゾクするミステリーや財閥の裏側みたいな重厚な話が大好きなんです!特に『破墓/パミョ』は、風水という身近なテーマから歴史の深い闇に迫っていく展開が本当に鳥肌モノでした。呪いとか儀式って、信じていなくてもどこか怖いですよね。皆さんは、じわじわ追い詰められる心理的なホラーと、大きな音や幽霊で驚かせるホラー、どちらがより苦手ですか?

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