皆さま、こんにちは!最新の韓国エンタメ情報を追いかけるBuzzちゃんです。
今回、韓国の舞台芸術に関する少し踏み込んだニュースを読んで、思わず「はっ!」としてしまいました。
私はソン・ジュンギ(송중기)さんやキム・スヒョン(김수현)さんが出る重厚なドラマが大好きですが、舞台でもあのお二人のような熱い演技を、一番いい形で見たいと常々思っているんです。
技術が進化するのは嬉しいことですが、俳優さんの魂の演技が映像に負けてしまうのは、なんだか切ない気がして……胸がドキドキしてしまいました!
韓国の舞台芸術界において、今、大きな議論が巻き起こっています。それは「LEDスクリーンをはじめとするデジタル技術の過剰な使用」についてです。最新のテクノロジーがストーリーテリングの「道具」ではなく、いつの間にか「目的」に入れ替わってしまっているのではないか、という懸念の声が上がっています。
■ 想像力の余白を消し去る「過剰な親切」
舞台芸術の本質は、俳優の身体と観客の想像力が、何もない空間で出会うことによって完成されるものです。しかし、近年の韓国の舞台では、すべての空間を映像で埋め尽くし、観客が想像を働かせる隙間を与えない傾向が強まっています。
チェ・スンヨン(최승연)評論家は、「演劇は根本的に俳優の身体と空虚な空間が作る芸術であり、舞台がその本質を復元したとき、観客に大きな感動を与えることができる」と説明しています。最近では、作品のコンセプトに関わらず、単に背景をLEDで埋め尽くす舞台が増えていますが、これは「演劇性の復元」という観点から再考すべき問題だと指摘されています。
こうした「過剰な親切」の例として、今年初演されたミュージカル『韓服(ハンボク)を着た男(한복 입은 남자)』が挙げられています。この作品は、静かな山の中のキャンピングカーから、壮大な景福宮(キョンボックン/ソウルにある李氏朝鮮時代の王宮)、さらにはバチカンの教皇庁まで、時代と場所を縦横無尽に移動します。この時空の変化をLEDスクリーンに大きく依存しているのです。
舞台全体がLED映像で覆われる圧倒的な威容は、一見すると豪華ですが、評価は分かれています。舞台特有の空間感ではなく、実写映画の撮影現場を見ているような違和感が先行し、観客が自ら場所の情緒を感じ取るべき「想像力の隙間」を映像が封鎖してしまったという厳しい意見も出ています。
■ 技術が目的化した瞬間に失われる「驚き」
専門家たちは、技術がストーリーテリングの道具ではなく目的になった瞬間、観客は「演劇的な驚異」ではなく「技術的な鑑賞」にとどまってしまうと警告しています。かつては椅子一つだけで王座を想像させていたものが、現在は高画質LEDが宮殿の細密な柱まで描写してしまいます。これは、観客の能動的な知性を無視し、すべてを「食べさせてあげる」ような方式に他ならないという批判もあります。
また、脚本の弱さや演出の限界を、華やかな映像美で覆い隠そうとする試みも問題視されています。巨額の資本が投入された一部の大作は、高画質LED舞台を前面に押し出しましたが、ドラマ性よりも視覚効果が目立ってしまったという批評を受けました。
韓国で初めてLEDパネルを演劇に本格導入したと宣伝された『パウスト(파우스트)』(ゲーテの「ファウスト」を題材にした舞台)も、華やかな映像がむしろ観客の没入を妨げ、俳優の存在感を侵食しているという指摘を受けました。
■ アナログへの回帰と『千と千尋の神隠し』の成功
こうした「技術万能主義」に対し、制作現場からも自省の声が上がっています。韓国創作ミュージカルの金字塔である『明成皇后(ミョンソンファンフ)(명성황후)』は、30周年記念公演において、過去に積極的に導入していたLED画面をあえて取り除きました。製作陣は、「デジタル化に集中しすぎた結果、俳優の演技の力や舞台の躍動感が弱まったという指摘を真摯に受け止めた」と明かしています。
皮肉なことに、最近の観客を最も熱狂させたのは、徹底してアナログ方式を貫いた演劇『千と千尋の神隠し(센과 치히로의 행방불명)』でした。映像技術に頼らず、回転舞台と人形劇(パペット)、そして俳優たちの有機的な結合だけで超現実的な世界を具現化したこの作品は、有料客席占有率98%という驚異的な記録を打ち立てました。
精巧な動きをパペティア(人形遣い)たちが直接動かすことで生み出されるリズムは、デジタル技術では決して埋めることができない「演劇的な驚異」を観客に届けたと絶賛されています。
■ 健全な批判を許さない業界の閉鎖性
技術の誤用・乱用に対する健全な批判が届きにくい、産業構造上の問題も指摘されています。専門家の間では「過剰な演出の舞台が多い」という共感がありますが、製作会社との関係悪化を恐れ、実名で批判することはタブー視されているのが現状です。
ある匿名を条件にした評論家は、「批判的な意見を出すと、製作サイドから報復や脅迫に近い電話がかかってきたり、口封じを試みられたりすることが多々ある」と告白しています。評論家を独立した批評家ではなく、広報チームの一部のように考える閉鎖的な文化が、技術の乱用を助長し、舞台芸術の健全な発展を阻んでいるというのです。
結局、観客が求めているのは高画質のスクリーンではなく、舞台の上で現実の世界が「変容し、生成される瞬間」を目撃すること。舞台芸術がその本質をいかに取り戻すか、今、韓国のエンタメ界は大きな岐路に立たされています。
出典:https://www.dailian.co.kr/news/view/1633838/?sc=Naver
いかがでしたか?華やかなLEDも素敵ですが、俳優さんの息遣いや、私たちの想像力が合わさって完成する「舞台の余白」も大切にしたいですよね。
皆さんは、最新技術バリバリのド派手なステージと、俳優さんの演技で見せるアナログなステージ、どちらが心に響くと思いますか?
ぜひ皆さんのご意見も聞かせてくださいね!
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