皆様、ついに演劇の季節がやってまいりました!韓国といえばドラマや映画が有名ですが、そのすべての原点とも言える「舞台」のニュースに、私の心は今、激しく高鳴っております!大好きなキム・スヒョン(김수현)さんも、もともとは演劇で演技力を磨かれたと聞いていますし、実力派俳優たちの息遣いを感じられる舞台芸術は、まさに韓国エンタメの宝庫なのです!
韓国・釜山の春を彩る演劇の祭典「釜山演劇祭(プサン・ヨングッチェ)」が、いよいよ来月4月3日から幕を開けます。今年で44回目を迎えるこの歴史ある映画祭ならぬ「演劇祭」は、韓国南部最大の都市である釜山を代表する文化芸術イベントとして、地元の人々のみならず演劇ファンから厚い信頼を寄せられています。
■5つのセクションで構成される多彩なプログラム
今回の演劇祭は「Busan(釜山)」「Unique(ユニーク)」「Stage(ステージ)」「Academy(アカデミー)」「Noise(ノイズ)」という5つのセクションで構成されており、子供向けミュージカルから1人芝居のリレー公演まで、多様なジャンルが準備されています。主催の韓国演劇協会・釜山市支会は、4月3日から26日までの期間を「第44回 多(タ)-異なる釜山演劇祭 春」と銘打ち、既存の劇団だけでなく、釜山を拠点に活動する様々な若いアーティストたちが参加できる開かれた場を目指しています。
演劇祭の開幕式は、4月3日午後5時から「映画の殿堂(釜山国際映画祭のメイン会場としても知られる複合文化空間)」内の「ハヌル演劇劇場」で開催されます。開幕を飾る作品は、釜山演劇製作所・トンニョク(동녘)による『プム(품)』です。この作品は、大企業のコールセンターで働く主人公が、ある労働者の死に直面することから始まる物語を描いており、韓国の労働運動の歴史をルポルタージュ形式で紐解く意欲作です。すでにその高い作品性が認められ、今年の「大韓民国演劇祭(韓国全土の劇団が競い合う国内最大規模の演劇コンクール)」の釜山代表作にも選ばれています。
■若手演劇人の挑戦と「1人劇リレー」の魅力
今年の釜山演劇祭が特に力を入れているのが「青年演劇人の参加拡大」と「俳優中心の創作プログラム」です。韓国の芸能界では、演劇の街として知られるソウルの「大学路(テハンノ/テハンノは日本でいう下北沢のような演劇の聖地)」でキャリアをスタートさせる俳優が非常に多いですが、近年は釜山のような地方都市でも、若手の情熱あふれる劇団が台頭しています。
14日から15日にかけて白楊(ペギャン)文化芸術会館で上演される京畿道の劇団、オープンランシアターの『再び走る(タシ・ティンダ)』は、マラソンランナー役の俳優たちが実際に舞台上を走り続けながら演技をするという、非常に独創的な設定のスポーツ・ヒューマンドラマとして注目を集めています。
また、俳優個人のポテンシャルを最大限に引き出す「1人劇リレー」も見逃せません。20日から25日まで、ナダ小劇場で開催される「私、そして…(ナ、クリゴ…)」では、ソン・ユミ(성유미)、チョン・ミンジェ(정민제)、パク・ジヒョン(박지현)、キム・ヨンファ(김영화)、ク・ミンジュ(구민주)、キム・ソンウン(김성은)の6人の実力派俳優が、それぞれ異なる舞台を披露します。韓国の演劇界では、こうした「小劇場(ソグジャン)」での密度の高い演技が俳優の「内攻(コンリョク/内側に秘めた演技の力)」を測る指標ともされており、未来のスター俳優を発掘する楽しみもあります。
■市民との交流、そして閉幕へ
演劇祭の期間中は、公演だけでなく、市民向けのアカデミーや、観客と創作陣が直接対話できるプログラムも用意されており、作り手と受け手の境界を超えたコミュニケーションが図られます。24日から26日にかけて行われる閉幕公演『多(タ)-異なる(タ・ダルダ)』は、釜山の若手演劇人たちが一堂に会する合同ステージで、祭典のフィナーレを華やかに飾る予定です。
韓国の演劇文化は、単なる娯楽を超えて、社会的なメッセージや人間の深淵を映し出す鏡のような役割を果たしてきました。釜山演劇協会の関係者は「『多-異なる』というスローガンのように、異なる感性や視点を持つ演劇人たちが新しい繋がりを作っていく場。多様な声で完成された作品が共存する祝祭になるでしょう」と期待を寄せています。
すべての公演情報とチケット予約は、釜山演劇協会が運営する「ワッタマ(와따마)」というサイトで確認可能です。韓国旅行の際に、ドラマのロケ地巡りだけでなく、こうした現地の熱気あふれる生の舞台に触れてみるのも、深い韓流ファンならではの楽しみ方と言えるかもしれません。
出典:https://www.busan.com/view/busan/view.php?code=2026033010423469218
釜山といえば海や美味しいグルメが有名ですが、春の演劇祭も本当に素敵ですよね!ドラマで見かける名脇役の方々が、実はこうした地方の演劇祭出身だったりすることも多いので、今のうちにチェックしておけば「未来の大スター」を先取りできちゃうかもしれません。皆様は韓国で、映画やドラマ以外の「生の舞台」をご覧になったことはありますか?
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