俳優チョ・ソンハ(조성하)出演作やチャン・ハンジュン(장항준)脚本のコメディなど、忠清南道で70%以上撮影される3作品に最大5,000万ウォンの製作費が支援されます。カンヌ国際映画祭への再挑戦を掲げる意欲作も含まれています。
忠南(チュンナム)コンテンツ振興院は、「2026 忠南 映像映画製作支援」事業を通じて、独立映画2編とドキュメンタリー1編の計3作品を製作支援対象に選定したと発表しました。今回の事業は、忠清南道(大韓民国の中西部に位置する道)ならではの空間美と地域の情緒を盛り込んだ独立・芸術映画を発掘し、道内でのロケ撮影活性化および映像産業の裾野を広げることを目的としています。
同振興院はこれまでも道内での映画やドラマなどの撮影支援を行ってきましたが、今回の公募では地域性と作品性の両方を兼ね備えたコンテンツが厳選されました。
■ カンヌへの再挑戦とユニークなヒーリングコメディ
今回の公募には、映画やドキュメンタリーなど計16作品の応募がありました。約3週間にわたる審査を経て最終的に選ばれた3作品は、それぞれ最大5,000万ウォン(約550万円)の製作費支援を受け、忠清南道内で70%以上の撮影を行う予定です。
審査員から最も高い評価を受けたのは、俳優チョ・ソンハ(조성하)と4人の監督がオムニバス形式で製作する映画『フェイシズ(Faces)』です。構成のしっかりとした叙事構造とドラマチックな展開が評価され、最高得点を獲得しました。出演俳優と監督陣は、今作を通じて再びカンヌ国際映画祭での受賞に挑戦する計画を立てています。
続いて注目を集めているのが、映画『ピンクトラック(Pink Truck)』です。この作品は、映画『王と生きる男』などを手掛けたチャン・ハンジュン(장항준)監督の脚本を映画化するもので、詐欺に遭い失意の底に落ちた3人の男が、自分たちを騙した詐欺師のアダルトグッズ販売トラックを探し回る姿を描いたヒーリングコメディです。トラックで移動しながら忠清南道のさまざまな名所を自然に映し出せるという点が、地域振興の観点からも高く評価されました。崩れた人生を立て直そうとする登場人物たちの旅路を、温かい視線で描く成長物語となる予定です。
■ 歴史を再考するドキュメンタリーと過去の支援実績
3つ目の選定作品であるドキュメンタリー『グァンスンドンスン(Gwansun Dongsun)』は、1919年に忠清南道で活動した代表的な独立運動家ユ・グァンスン(유관순)と、3.1運動(日本統治時代の朝鮮で1919年3月1日に発生した抗日独立運動)当時に共に万歳を叫び、西大門刑務所で獄中生活を送った友人ナム・ドンスン(남동순)氏の足跡を辿る作品です。天安(チョナン)や公州(コンジュ)一帯を舞台に、歴史に名を残した女性たちの知られざる物語に光を当てます。
忠南コンテンツ振興院による「映像映画製作支援事業」は、これまでにも大きな成果を収めてきました。支援作の一つである映画『次のソヒ』は、第75回カンヌ国際映画祭の批評家週間で韓国映画として初めて閉幕作に選定される快挙を成し遂げました。また、映画『朝の海のカモメは』は、第29回大阪アジアン映画祭で最優秀監督賞(来るべき才能賞)を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
キム・ゴンミ忠南コンテンツ振興院長は、「今回の製作支援を通じて忠清南道の魅力を国内外に広く知らせるだけでなく、50〜100名規模の撮影スタッフが道内に滞在することで、飲食・宿泊などの地域経済活性化にも大きく寄与できると期待している」と述べました。また、「映画やドラマのロケ撮影は滞在型観光産業でもあり、映像を通じて地域を宣伝する絶好の機会であるため、今後も積極的に支援を続けていく」と強調しました。
出典:http://www.newsworker.co.kr/news/articleView.html?idxno=424336
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 忠清南道(チュンチョンナムド)
韓国の西部に位置する地域で、美しい海岸線や歴史的な名所が多いことで知られています。特に天安(チョナン)や公州(コンジュ)は百済時代の歴史遺産が豊富で、最近ではドラマ『ヴィンチェンツォ』などのロケ地としても注目されました。
■ ユ・グァンスン(유관순)
韓国では「独立の乙女」として誰もが知る歴史的な人物です。1919年の3.1運動を主導した一人であり、わずか18歳で亡くなるまで信念を貫いた姿勢は、今も多くの映画やドラマの題材になっています。
私は財閥ドロドロ系やタイムスリップものが大好きなんですが、今回の支援作はどれも設定が個性的で気になっちゃいます!特にチャン・ハンジュン(장항준)監督が脚本を書く『ピンクトラック』は、タイトルからしてシュールな笑いが期待できそうですよね。歴史好きとしては、天安や公州の美しい景色の中で描かれるドキュメンタリーも気になります。皆さんは、カンヌを狙う本格派の『フェイシズ』と、笑って癒やされそうな『ピンクトラック』、どちらを先に観てみたいですか?





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