チュ・ジフン主演作の原作者も登壇!韓国・ナジュでNetflixファン注目の人文学アカデミーが開催

韓国ドラマや映画を観ていると、地方都市の美しい風景や、その土地ならではの歴史に触れる機会が多いですよね。今回、そんな韓国の地方都市の一つ、全羅南道(チョルラナムド)にある羅州(ナジュ)市から、韓国エンタメファンも見逃せない興味深いニュースが届きました。

ナジュ市立図書館が、2026年3月から12月にかけて、地域住民のための長期プログラム「モクサゴル人文学アカデミー」を開催すると発表しました。一見、地元の文化事業のように見えますが、その登壇陣には、日本でも人気のNetflixドラマの原作者や、韓流ドラマでおなじみの名脇役の名前が並んでいるのです。

■「モクサゴル」って何?ナジュの歴史と文化が息づく名前

まず、今回のイベント名にもなっている「モクサゴル(목사골)」という言葉、日本人ファンには少し耳慣れないかもしれません。

ナジュは、かつて朝鮮時代に「ナジュ牧(ナジュモク)」と呼ばれた行政の中心地でした。「牧(モク)」とは当時の地方行政単位の一つで、そこに派遣された最高責任者を「牧使(モクサ)」と呼びます。つまり「モクサゴル」とは「牧使がいた村」という意味で、ナジュの人々が自分たちの街を誇りを持って呼ぶ時の愛称なのです。

ちなみに、全羅道(チョルラド)という地名は、中心都市である全州(チョンジュ)の「全」と、羅州(ナジュ)の「羅」を取って名付けられたもの。それほどナジュは歴史的に重要な都市なんですよ。今回の「人文学アカデミー」には、そんな伝統的なアイデンティティを現代の生活に結びつけたいという願いが込められています。

■Netflixで話題!『重症外傷センター:ゴールデンアワー』の原作者が登場

このアカデミーで、何といっても注目を集めているのが、3月25日に行われる第1回目の講演です。登壇するのは、作家のイ・ナクジュン(이낙준)氏。

彼は本業の耳鼻咽喉科専門医でありながら、ウェブ小説家、そして登録者数の多いYouTuberとしても活動する、韓国で今もっともマルチに活躍する人物の一人です。彼を一躍有名にしたのが、日本でも高い人気を誇るチュ・ジフン(주지훈)主演のNetflixドラマ『重症外傷センター:ゴールデンアワー(중증외상센터: 골든아워)』の原作者であるという点です。

現役医師ならではのリアリティ溢れる描写で、韓国の医療現場の過酷さと情熱を描き出した彼は、今回の講演で「医学で見る歴史」をテーマに、人間と病気、そして社会の変化について語る予定です。ドラマの背景にある深い洞察を聞ける貴重な機会として、現地では大きな期待が寄せられています。

■ドラマファンにおなじみの顔も!豪華なラインナップ

イ・ナクジュン氏の後も、豪華な顔ぶれが続きます。

日本人ファンにも嬉しいのが、俳優のチョン・ウンピョ(정은표)氏の登壇です。チョン・ウンピョ氏といえば、大ヒットドラマ『太陽を抱く月(해를 품은 달)』でキム・スヒョン(김수현)演じる王に仕えた内官(ネグァン)役など、コミカルで温かみのある演技で愛されている名バイプレーヤー。今回は、一人の人間としての視点から人文学を語ってくれることでしょう。

さらに、韓国で今もっとも有名な「科学YouTuber」の一人である軌道(クェド:궤도)氏も参加します。彼はNetflixのサバイバル番組『悪魔の計略〜デビルズ・プラン〜(데블스 플랜)』に出演し、その卓越した知識と戦略、そして人間味あふれるキャラクターで一躍スターとなった人物です。

■「革新都市」と「旧市街」をつなぐ文化の架け橋

今回のプログラムのもう一つの特徴は、会場が図書館の中だけに留まらないことです。韓国農漁村公社や韓国電力公社(KEPCO)など、ナジュの「革新都市(ヒョクシンドシ)」にある公共機関のホールでも開催されます。

「革新都市」とは、韓国政府がソウル一極集中を解消するために、公的機関を地方に移転させて作った新しい街のこと。ナジュにはエネルギー関連の企業が多く集まっており、最新のビルが並ぶ新市街が形成されています。今回のイベントは、新しく移住してきた人々と、古くからの旧市街に住む人々が同じ会場で学び、交流する場としても機能することを目指しています。

行政中心で作られた計画都市に、エンタメや歴史といった「文化の血」を通わせようとする韓国らしい試みといえるでしょう。

ナジュ図書館のキム・ウィゴン(김의곤)館長は、「私たちの生活に密着した様々な分野の人文学講演を通じて、地域住民が互いにコミュニケーションし、学びの楽しさを分かち合える意味深い時間になることを期待しています」と語っています。

韓国の地方都市が、単なる「場所」としてではなく、ドラマのルーツや知識の宝庫として活気づく様子は、ファンにとっても非常に興味深いですね。もしこの時期に韓国旅行を計画されているなら、少し足を伸ばして、チュ・ジフンのドラマの原点に触れながら、ナジュの歴史散策を楽しんでみるのも素敵かもしれません。

医療ドラマの裏側に、こんな深い歴史や人文学が隠されているなんて面白いですよね。皆さんが今ハマっている韓国ドラマや、その原作者について気になることはありますか?ぜひコメントで教えてください!

出典:https://www.jnilbo.com/news/articleView.html?idxno=90000026610

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