ウ・ヨンウ弁護士は天才肌脚本家が制作会社を提訴?配信権を巡る裁判の結末と韓国ドラマ界の課題

皆さま、大変です!私たちが愛してやまないあの名作の裏側で、こんなに悲しい争いが起きていたなんて……。あんなに心温まる物語を書いてくださった作家さんと、素晴らしい作品を世に送り出してくれた制作会社が裁判で戦っていたというニュースに、私の胸は今にも張り裂けそうです!お互いに手を取り合って、また素敵な作品を作っていただきたいと心から願わずにはいられません。

■「ウ・ヨンウ」脚本家が敗訴、控訴断念へ

世界中で社会現象を巻き起こしたドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(이상한 변호사 우영우)」の脚本家側が、制作会社を相手取って起こしていた「二次利用料」に関する訴訟で、控訴審でも敗訴したことが明らかになりました。法曹界の発表によると、作家側はこれ以上の控訴を行わない意向を示しており、数年にわたる法廷闘争は事実上の終結を迎える見通しです。

2026年4月1日、ソウル高法民事4部(キム・ウジン(김우진)部長判事)は、韓国放送作家協会(한국방송작가협회)が制作会社のエイストーリー(에이스토리)を相手に提起した金銭訴訟の控訴審において、原告側の控訴を棄却しました。これにより、1審と同様に制作会社側の勝訴が確定することになります。

この問題の火種は、ドラマの放送からさらに遡る2019年にありました。当時、脚本家のAさんはエイストーリーと1話あたり900万ウォン(約100万円)で執筆契約を結びました。しかし、ドラマが2022年に放送され大ヒットを記録すると、作家側は「当時の契約は『放送局を通じた放送』を前提としたものであり、2021年に制作会社がNetflix(ネットフリックス)に放映権を販売したことは、著作物の『二次利用』に該当する」と主張。これに対する使用料と遅延損害金の支払いを求めて提訴したのです。

■裁判所が示した「OTT時代の常識」とは

この裁判で最大の争点となったのは、OTT(インターネットを通じて配信される動画サービス)への提供が「放送」に含まれるのか、それとも別の「二次利用」なのかという点でした。

1審および2審の裁判所は、一貫して制作会社側の主張を認めました。裁判所が示した判断の根拠は、主に以下の3点に集約されます。

1. 契約当時の業界状況
執筆契約が締結された2019年末の時点で、韓国のコンテンツ業界では放送局だけでなくOTT事業者を通じてドラマを配信することが一般的な形式として定着していたと判断されました。したがって、契約が「放送局のみ」に限定されていたと見るのは難しいという見解です。

2. 同時公開の事実
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は、韓国のケーブルチャンネルであるENA(イーエヌエー)とNetflixで、同日のほぼ同じ時間に公開されました。裁判所は、放送後に別の形態で再加工される「二次利用」ではなく、最初からの同時展開であったため、これを別途の利用料が発生する二次的著作物とは見なしませんでした。

3. 標準契約書の解釈
契約書の第12条には、執筆料について「制作したプログラムを放送などの目的で使用することに対する対価」と規定されていました。裁判所は、特別な特約がない限り、この「放送など」という文言にはOTTへの送信も含まれると解釈しました。また、韓国の著作権法第99条第1項にある「特約がない場合、放送と送信に関する権利を許諾したものと推定する」という規定も判断の根拠となりました。

■韓国ドラマ界における「IP主権」と課題

今回の判決は、急速に変化するOTT時代において「放送」と「送信」をどのように区分し、クリエイターの権利をどこまで認めるかという重要な問題を提起しました。

韓国では近年、Netflixなどのグローバルプラットフォームの影響力が絶大となっています。これに伴い、作品の知的財産権(IP)をプラットフォーム側が独占する「IP主権」の問題が常に議論の的となっています。例えば、世界的なヒットを記録した「イカゲーム(오징어 게임)」でも、制作側や作家への追加報酬が少ないことが国際的な関心事となりました。

【韓国のOTT事情と背景知識】
韓国では、かつて地上波3局(KBS、SBS、MBC)がドラマ市場を独占していましたが、2010年代後半からtvNやJTBCといった総合編成チャンネル、さらには今回話題となったENAのような新興ケーブル局が台頭しました。同時に、Netflix、Tving(ティービング)、Wavve(ウェーブ)などのOTTサービスが主流となり、現在では「放送局で見る」という概念よりも「プラットフォームで選ぶ」という視聴スタイルが一般的です。そのため、制作段階からOTT配信を前提とした契約が結ばれることが標準となっています。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は、最終回の視聴率17.5%を記録し、弱小チャンネルだったENAを一夜にしてメジャーへと押し上げました。主演のパク・ウンビン(박은빈)は、この作品を通じて世界的なスターとなり、Netflixを通じて190カ国以上のファンに届けられました。

作品が大きな利益を生んだ一方で、その根幹を支えた脚本家の権利がどこまで守られるべきか。今回の敗訴という結果は、今後の韓国ドラマ界における契約書の書き方や、作家の処遇改善に向けた議論に大きな影響を与えることは間違いありません。

出典:https://www.ddaily.co.kr/page/view/2026040217143062806

作品がヒットすればするほど、権利の問題って本当に難しくなってしまうのですね……。ウ・ヨンウのような心優しい物語が、こうした法廷での争いに巻き込まれてしまったことが、ファンの一人として少しだけ寂しい気持ちになります。皆さんは、大ヒットしたドラマの利益は、書いた作家さんにもっと還元されるべきだと思いますか?それとも、契約は契約として守られるべきでしょうか?ぜひ皆さんの考えを聞かせてくださいね!

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