皆さん、この記事を読んで私は本当に胸が締め付けられる思いがしました……。私が大好きなドラマ「財閥家の末息子(재벌집 막내아들)」に出てくるような華やかな成功者たちとは正反対の、韓国の切実すぎる現実がここにあるんです!一生懸命働いてきた「キム部長」たちが報われないなんて、あんまりだと思いませんか!?
■韓国中産階級の象徴「キム部長」を襲う年金の罠
韓国で「ソウルの持ち家に住み、大企業に勤めるキム部長」といえば、誰もが羨む中産階級の典型的な成功モデルです。人気ウェブ漫画やエッセイ「ソウルに家があり、大企業に通うキム部長の物語」でもおなじみのこのキャラクターが、今、韓国の年金制度改革という大きな壁を前に崩れ落ちようとしています。
韓国政府が進める「国民年金」「退職年金」「基礎年金」の3大年金改革は、本来「老後をより豊かにする」という名目で行われました。しかし、現在50代を迎えた「キム部長」たちが体感しているのは、正反対の「さらなる負担増と受取額の減少」という過酷な現実です。今回は、立場の異なる3つのシナリオから、その苦境を詳しく見ていきましょう。
■シナリオ1:大企業のキム部長、高収入ゆえの「逆説」
大企業で部長職を務める54歳のキム(김)氏は、年収9500万ウォン(約1000万円)を稼ぐエリートです。しかし、国民年金の保険料算出の基準となる「基準所得月額」には上限があり、今年7月から659万ウォン(約70万円)に設定されます。つまり、実際の月収がいくら高くても、保険料と将来の受取額はこの上限で頭打ちになってしまうのです。
さらに、保険料率が現在の9.0%から2033年までに13.0%へと段階的に引き上げられることで、キム氏の自己負担分は月額29万6000ウォンから42万8000ウォンへと跳ね上がります。今後7年間で追加される負担額は約680万ウォンにものぼります。
それにもかかわらず、将来の受取予想額は月約192万ウォン(約20万円)。現役時代の月収と比較した「実質的な所得代替率(現役時代の所得に対する年金額の割合)」はわずか24%にとどまり、現役時代の生活水準を維持するにはあまりにも心もとない数字となっています。
■シナリオ2:自営業のイ氏、「老後の死角」に立ち尽くす
建設会社を退職し、現在は小さな内装業を営む51歳のイ(이)氏の場合、状況はさらに深刻です。年商は1億2000万ウォンですが、材料費や人件費、借入金の利息を差し引くと、手元に残る可処分所得は月280万ウォン(約30万円)程度。会社員と違い、地域加入者であるイ氏は保険料を全額自分で負担しなければなりません。
さらに問題なのは、韓国の自営業者の間で根強い「過少申告」の慣習です。イ氏は実際の所得よりも低く申告することで目先の保険料を節約していますが、その代償として、将来の年金受取額は月110万ウォンから88万ウォンへと減少する見込みです。
今回の改革の目玉である「退職年金の義務化」も、従業員を抱える事業主であるイ氏自身は対象外。韓国に約570万人いるとされる自営業者の多くが、この「年金の死角」に放置されています。
※韓国の「自営業(자영업)」事情
韓国は日本に比べて自営業者の割合が非常に高く、激しい競争の中で老後資金を十分に準備できないケースが社会問題となっています。特にフライドチキン店などの飲食業に退職金をつぎ込んで失敗する事例は、韓国ドラマでも頻繁に描かれる社会風刺の一つです。
■シナリオ3:共働き夫婦のチェ氏、「基礎年金0ウォン」の衝撃
中央省庁の公務員である妻のパク(박)氏(58歳)と、中堅企業の次長である夫のチェ(최)氏(56歳)の夫婦は、世帯年収1億2500万ウォンという裕福な家庭に見えます。しかし、彼らを待っていたのは「二重の減額」という落とし穴でした。
韓国の基礎年金法(65歳以上で所得下位70%に支給される年金)では、公務員年金などの職域年金受給者とその「配偶者」は、支給対象から除外されます。つまり、夫のチェ氏が35年間誠実に国民年金を納めても、妻が公務員であるという理由だけで、基礎年金を受け取れない可能性があるのです。
法改正が行われたとしても、チェ氏にはさらなる試練が待っています。国民年金の受取額が一定基準を超えると基礎年金が最大50%カットされ、さらに夫婦同時受給による20%の減額も適用されます。その結果、35年間保険料を払い続けた対価としての基礎年金が、月わずか16万ウォン(約1万7千円)になるという計算です。
■「もっともらう」ための改革が「損をしないための戦略」へ
このように、現在の50代にとって年金改革は「老後の安心」ではなく、「いかに損失を最小限に抑えるか」という生存戦略を練るための闘いになってしまいました。一生懸命に働いて税金と保険料を納めてきた世代が、制度の歪みによって老後の不安に怯える姿は、まさに現代韓国の「悲劇」と言えるかもしれません。
出典:https://www.dnews.co.kr/uhtml/view.jsp?idxno=202603211551038120044
ドラマ「財閥家の末息子」でソン・ジュンギ(송중기)様が演じたドジュンは、知略で未来を切り拓きましたが、現実のキム部長たちにはあまりにも厳しい試練が待ち受けていますね……。日本でも年金の問題は大きいですが、韓国のこの「格差」と「制度の矛盾」を皆さんはどう感じましたか?ぜひ皆さんの率直な意見をコメントで教えてくださいね!
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