tvNの土日ドラマ『アンダーカバー・ミス・ホン』が放送10回で視聴率とブランド評価の両面で好成績を収めている。主演のパク・シネが演じるホン・グムボというキャラクターが、周囲の人物との関係を通じて人間的に成長していく過程が、このドラマの中心軸として視聴者の心をつかんでいる。
地上波を含むすべてのチャンネルにおいて、同時間帯視聴率で1位を獲得した本作。さらに1月16日から2月16日にかけて韓国企業評判研究所が実施したブランドビッグデータ分析では、ドラマ部門でブランド評判1位を記録。主演女優のパク・シネもドラマ女優のブランド評判1位に選ばれるなど、話題性を証明する結果が次々と出ている。
『アンダーカバー・ミス・ホン』の設定は、35歳の証券監督官であるホン・グムボが、20歳の下っ端社員に身分を偽り、ハンミン証券(架空の企業)に潜入するというもの。見た目だけではなく、任務遂行の過程で周囲の人物と絡み合い、内面の態度と目標が変わっていく様子が丁寧に描かれている。
初期のホン・グムボは「麗舎洞の魔女」と呼ばれるほど、容赦ない仕事ぶりと独断的なキャラクターを見せていた。しかし、ソウル市の未婚女性労働者寮に入居し、301号室のルームメイトたちと生活を共にするようになると、人間関係の輪が広がり始める。秘密を抱えながらも互いに側にいる4人のワーマンス(女性たちの友情)が展開され、その変化に加速度がつくのだ。
ルームメイト4人組は、それぞれの事情を抱えて寮に集まり、一緒に経験した紆余曲折を通じて強固な絆を築く。本当の名前、年齢、身分を超えた彼女たちの関係は、笑いと感動を同時に伝えながら、仕事中心に動いていたホン・グムボが「友人」「同僚」という存在を受け入れるきっかけになる。
特に9年前からのご縁で繋がっているキム・ミスク(カン・チェヨン扮)の話は、ホン・グムボの感情線を大きく揺さぶるシーンとして描かれた。「お前が一人で優秀だから逃げられたと思ってた?みんなが守ってくれてたんだよ!」と涙ながらに語るゴ・ボクヒ(ハ・ユンギョン扮)の言葉を聞き、ホン・グムボは無言で涙を流す。常に他者のために祈ってきたキム・ミスクの姿は、彼女にさらに深い自覚をもたらすのだ。
これまでホン・グムボの目標は、裏金帳簿を確保し、ハンミン証券のオーナー一族を直接的に狙うことに定められていた。しかし周囲の人々の真心と犠牲に向き合った後は、傍にいるこの人たちの生活基盤を守る方向へと重心が移される。そして自分流のやり方でハンミン証券を救おうとする選択へと繋がっていく。
ハンミン証券の危機管理本部で築かれた同僚たちとの関係も、ホン・グムボの変化を後押しする。会長の外孫アルベット・オ(チョ・ハンギョル扮)が率いるこの部署は、気力を失ったパン・ジンモク(キム・ドヒョン扮)課長とコンピューター好きのイ・ヨンギ(チャン・ドハ扮)課長が属する、会社内では窓際部署として扱われていた。だがホン・グムボが配置された後、実績を上げ始め、チームメンバーたちも再び情熱を取り戻す。
こうした流れの中で、IMF通貨危機期を彷彿とさせる人員削減の波は危機管理本部に直撃する。チームを守ろうとするアルベット・オの試みにもかかわらず、パン課長が解雇対象となり、結局会社を離れることになる。内部告発者「イェッピ」として耐え抜いてきた彼の後ろ姿は、ホン・グムボにも複雑な思いと責任感を残す。同僚たちの席を守れなかったこの状況は、彼女にどのような基準で行動すべきか改めて問い直させるのだ。
周囲の人々の選択と犠牲を目にしたホン・グムボは、もはや自分の能力だけで危機を解決する段階には留まらない。ゴ・ボクヒと手を握り、それぞれ異なるポジションにいた人々を援軍として引き入れ、共に動く方式で局面を切り開いていく姿が描かれている。かつてはすべてをコントロールしようとしていた人物が、他者の助けを受け入れる態度へと変わった点は、今後のアンダーカバー作戦の展開と相互に関連することが予想される。
このように『アンダーカバー・ミス・ホン』は、ハンミン証券と寮、危機管理本部を行き来する人物たちの関係の変化を中心に据え、ホン・グムボが人間的な成長を経てどのような選択をしていくのか、その過程を丁寧に積み重ねているのだ。
同ドラマの第11話は2月21日午後9時10分より放送予定だ。
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出典:https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15976398
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