破墓の熱狂再び?実話ベースの最恐オカルト映画 三悪道 が韓国で大ヒット発進!実在した狂気の教団とは

今年、韓国映画界に空前の「オカルト旋風」が吹き荒れています。観客動員数1200万人を突破したメガヒット作「破墓(パミョ)(파묘)」の熱気が冷めやらぬ中、その系譜を継ぐ新たな期待作が登場し、韓国の映画ファンを震撼させています。

その作品の名は「三悪道(サムアクト)(삼악도)」。公開されるやいなや、並み居る競合作を抑えて興行ランキング3位に躍り出るという、ロケットスタートを切りました。なぜ今、韓国ではこれほどまでに「オカルト」が支持されているのか。そして、本作が描く「実話」の恐ろしさとは何なのか。日本のファンも見逃せない、その舞台裏を詳しく紐解いていきましょう。

■「破墓」に続くヒットの予感!実話に基づく「サイビ宗教」の闇

映画「三悪道」は、日本統治時代以降に姿を消したとされる架空のサイビ宗教(韓国語で「似非=サイビ」から転じ、カルト教団や邪教を指す言葉)「三善道(サムソンド)」を巡る物語です。

物語の主人公は、社会告発番組のプロデューサーであるチェ・ソヨン(조윤서)。彼女のもとに、ある日本人記者のマツダ(곽시양)から共同取材の提案が舞い込むところから、事件は動き出します。彼らが向かったのは、教団の本尊があるとされる人里離れた村。しかし、そこで待ち受けていたのは、常軌を逸した「地獄」のような光景でした。

この作品が韓国で大きな関心を集めている最大の理由は、単なるフィクションではなく、歴史上に実在した凄惨な事件をモチーフにしている点です。

チェ・ギジュン(채기준)監督はインタビューで、本作の着想源が「白白教(ペッペッキョ)(백백교)」という実在の教団にあることを明かしています。「白白教」とは、1920年代から30年代にかけて活動した狂信的なカルト教団で、なんと350人以上の信者を殺害し、遺体を遺棄したという、韓国史上でも類を見ない凶悪事件を引き起こした集団です。

教祖が信者に「間もなく水と火による審判が下る」と恐怖を植え付け、財産を搾取するだけでなく、信者の娘を自分の妾にするなど、その悪行は凄まじいものでした。映画「三悪道」に登場する「三善道」も、悟りと救済を掲げながら、その裏では教祖の娘を火あぶりにするという過激な儀式を隠しており、かつての「白白教」の狂気を現代のスクリーンに蘇らせているのです。

■「歴史×オカルト」の融合が韓国映画のトレンドに

韓国では近年、オカルトジャンルが「単なるホラー」から「歴史的背景や社会問題を含む深いエンターテインメント」へと進化を遂げています。

特に「破墓(パミョ)」がそうであったように、日本統治時代という歴史的な重みや、土地に刻まれた記憶をオカルトの文脈で描く手法は、韓国の観客に強い説得力を与えます。本作「三悪道」も、混乱の時代に生まれた人間の狂気や、歪んだ宗教的暴力を正面から描いており、これが「ただ怖いだけではない、考えさせられる恐怖」として高く評価されているのです。

また、本作には人気俳優たちの新たな挑戦も詰まっています。

主演のチェ・ソヨン役を演じるのは、ドラマ「ウェルカム・トゥ・サムダルリ(済州島を舞台にした人気ヒーリングドラマ)」などで安定した演技を見せたチョ・ユン서(조윤서)です。彼女は理性的だった女性が、理解不能な恐怖を前に徐々に崩壊していく過程を繊細に演じきりました。

そして、日本人記者マツダ役を務めるのは、日本でも人気の高いクァク・シヤン(곽시양)です。ドラマ「ああ、私の幽霊さま」などの爽やかなイメージから一転、本作では冷静沈着に真実を追い求めつつ、どこか陰のあるキャラクターを立体的に表現しています。さらに、アイドルグループ「STELLA(ステラ)(セクシーなコンセプトで話題を呼んだK-POPガールズグループ)」出身のイム・ソヨン(임소영)もPD役で出演しており、豪華な顔ぶれが物語を盛り上げています。

■公約は「200万人突破でダンス披露」?キャストたちの熱い想い

映画のヒットを祈願して、俳優たちが「観客動員数が〇〇人を突破したら〇〇をする」と約束する「公約(コンヤク)」文化。本作のキャストたちも、映画の成功に向けてユニークな公約を掲げています。

クァク・シヤンは「個人的な希望ですが、200万人を突破してほしい。もし達成できたら、チョ・ユン서さんと一緒に歌かダンスの感謝動画をアップします」と宣言。これに対し、チョ・ユン서も「200万人はもちろん、100万人だけでも突破したら踊ります!」と笑顔で答え、ファンに期待を抱かせました。

現在、韓国の劇場窓口では「王と暮らす男(왕과 사는 남자)」という作品が1200万人を突破する驚異的なヒットを続けていますが、その強力なライバルの影で「三悪道」もまた、口コミを中心にじわじわと動員数を伸ばしています。韓国映画の占有率が85%に達するほど活気を取り戻した現在の劇場界において、本作がどこまで記録を伸ばすのか、目が離せません。

実話ベースだからこそ味わえる、背筋も凍るようなリアリティ。歴史の闇に隠された教団の秘密を解き明かす「三悪道」は、韓国映画ファンなら必見の一作となりそうです。

「破墓(パミョ)」をきっかけに韓国のオカルト映画にハマったという方も多いのではないでしょうか?実在した「白白教」をモデルにしたという今回の「三悪道」、皆さんはどんな恐怖を期待しますか?クァク・シヤンさんの日本人記者役も気になりますね!ぜひ皆さんの感想や期待をコメントで教えてください!

出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1124771

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