40代の有名ハリウッド俳優が大腸がんで死去…若年層での発症増加が深刻、予防と検査の重要性

1990年代の青春ドラマ『ドーソンズ・クリーク』の主演で知られるハリウッド俳優ジェームス・ヴァン・デル・ビークが先月大腸がんで48歳の若さで亡くなったニュースが、米英メディアを中心に大きな話題となっている。かつての文化的アイコンが40代で命を落とした背景にある大腸がんという病の脅威が、改めて国際的な関心を集めている。

1998~2003年に放映された『ドーソンズ・クリーク』は、米国の10代の青年たちの恋愛・成長・葛藤を描いた作品として大ヒットを記録。同じく10代向けドラマの『ビバリーヒルズ高校白書』と並ぶ文化的象徴となっていた。ヴァン・デル・ビークが演じたドーソン役は彼をハリウッドの一線級スターへと押し上げたキャリアを代表する役柄である。

ヴァン・デル・ビークの訃報は、2020年に『ブラックパンサー』の主演で知られたチャドウィック・ボーズマンが43歳で大腸がんで亡くなったケースを再び想起させた。相次ぐ著名人の早期がん死により、「がんは高齢者の病」という認識が払拭されつつある。実際、若い年代での大腸がん罹患率・死亡率の増加傾向が世界的に報告されているのだ。

米国での大腸がん統計の深刻な現実

米国では大腸がんが肺がんに次ぐ死亡原因ガンとなっており、韓国でも男性は肺がん・肝がんに次ぐ3位、女性は肺がんに次ぐ2位の死因となっている。

より憂慮すべき傾向として、米国立がん研究所(NCI)の報告によれば、1970年以降は全体の大腸がん死亡率は低下している一方で、50歳未満の米国人における大腸がん死亡率は毎年1.1%増加し続けているという。米国がん学会(AACR)の1月の報告では、50歳未満の年代で新規大腸がん発症数が年平均約2.4%増加しており、これはすべての年代で最大の増加率である。つまり若年層での大腸がんは、最も急速に増加している致命的なガンとなっているのだ。

早期発見が生存率を大きく左右

米国がん学会と米国がん協会(ACS)は、大腸がんによるリスク軽減の最優先手段として「スクリーニング検査による早期発見」を挙げている。初期段階での発見・治療時の5年生存率は80%を超えるが、進行してからでは大きく低下する。

血便、直腸出血、下痢、便秘、排便習慣の変化、継続的な腹痛、理由不明の体重減少などの症状が現れた場合は、躊躇なく医師の診察を受けることが重要だ。45歳以上であれば毎年便潜血検査を受けるか、数年ごとに大腸内視鏡検査を受けるなど、積極的な早期発見活動が推奨される。医師の指示があれば、さらに若い年齢から検査を開始することも可能である。

予防のための生活習慣改善

大腸がん予防には、発症リスクを高める要因を避け、予防因子を増やすことが重要である。

リスク要因としては、遺伝、年齢、家族歴など変えられないものがある一方で、過度な飲酒・喫煙、肥満、運動不足は生活習慣の改善で対処可能だ。食生活では、赤肉や加工肉の過剰摂取、果物・野菜の不足が危険因子とされている。不規則な食事、食物繊維摂取不足、ストレス、抗生物質の乱用によって腸内の有用菌と有害菌のバランスが崩れる「ディスバイオシス(腸内細菌叢の異常)」も重大なリスク要因である。

保護因子としては、禁酒・禁煙、体重管理、活発な身体活動が最優先される。加えて、医師の指示による少量のアスピリン服用、ホルモン補充療法、大腸ポリープの除去も重要な予防手段だ。食物繊維が豊富な食生活、定期的な運動、ストレス解消活動によって腸内細菌のバランスを保つことも予防の核となる。

米国がん協会は、野菜・果物・全粒穀物が豊富な食事を強調し、赤肉と加工肉の摂取削減を勧告している。新年を機に、こうした大腸がん予防法を生活に取り入れることを新たな実践目標とすることも有意義であろう。

出典:https://kormedi.com/?p=2791178

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