俳優オム・テグ、強烈な悪役からロコまで魅せる変幻自在の魅力と歩み

Buzzちゃんの見どころ

映画『密定』で大鐘賞助演男優賞を受賞し、ソン・ガンホからも絶賛されたオム・テグ。最近ではドラマ『遊んでくれる彼女』で初のロマンティックコメディに挑戦し、不器用で愛らしい姿が話題を呼んでいます。

■ 無名時代を経て「第2のリュ・スンワン・リュ・スンビム兄弟」へ
オム・テグ(엄태구)は2007年のホラー映画『奇談』でデビューし、長らく端役として活動しながら実力を蓄えてきました。転機となったのはデビュー6年目の2013年、実兄である映画監督オム・テファ(엄태화)とタッグを組んだ独立映画『イングゥギ』です。

この作品はパク・チャヌク(박찬욱)監督から「韓国独立映画の歴史に新たな一章が始まった」と絶賛され、映画界に大きな衝撃を与えました。この成功により、オム・テファ、オム・テグ兄弟は、韓国映画界を代表する兄弟クリエイターであるリュ・スンワン(류승완)監督とリュ・スン범(류승범)俳優の兄弟になぞらえられ、華々しいキャリアの転換点を迎えました。

■ スクリーンを圧倒する存在感と演技への執念
2015年、映画『コインロッカーの女(原題:チャイナタウン)』でキム・ヘス(김혜수)の右腕ウゴン役を演じ、重厚な存在感を見せたオム・テグは、翌2016年の『密偵』でその名を世に刻み込みました。日本警察ハシモト役で見せた殺気立つ眼差しとカリスマ性は、共演したソン・ガンホ(송강호)に「恐ろしいエネルギーを持つ俳優」と言わしめるほどでした。本作で彼は「第53回大鐘賞」と「第37回黄金撮影賞」の助演男優賞を相次いで受賞しています。

さらに、観客動員数1,000万人を超えた『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』では、検問所のパク中士役として短い出演ながらも、物語の鍵を握る重要な役割を全うしました。その後、主演を務めたNetflix映画『楽園の夜』では、組織のターゲットとなる男の悲哀を完璧に表現。共演したチャ・スンウォン(차승원)は、自分を極限まで追い込んで役を作り上げるオム・テグのストイックな姿勢を高く評価しています。

■ ギャップ萌えの極致、ロコへの進出と新たな挑戦
これまで硬派な役柄が多かったオム・テグですが、最近では大きな変化を見せています。ハン・ソナ(한선화)と共演したドラマ『遊んでくれる彼女』で、自身初となるロマンティックコメディ(ロコ)に挑戦しました。強面ながら内面は純粋というキャラクターを見事に演じ、そのギャップが視聴者の心を掴んでいます。

最新作の映画『ワイルド・シング(原題)』では、ラッパーのク・サング役に扮し、これまでにないエネルギッシュなパフォーマンスを披露するなど、その演技の幅を広げ続けています。極度の内向的(極I)な性格として知られながらも、カメラの前では圧倒的な変貌を遂げる彼の活動に、今後も熱い視線が注がれています。

出典:https://www.obsnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=1526364

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ MBTIと「極I(クッアイ)」

韓国では性格診断「MBTI」が非常に浸透しており、自己紹介の定番となっています。中でも、内向型を指す「I(Introversion)」の傾向が非常に強い人を「極I(クッアイ)」と呼びます。オム・テグさんは、バラエティ番組で見せる極度にシャイな姿と、役柄の強烈なカリスマ性との差が激しいため、ファンの間では「極I」の代表格として親しまれています。

■ 大鐘賞(テジョンサン)

1962年に創設された、韓国で最も歴史のある映画賞の一つです。アメリカのアカデミー賞に相当する権威を持ち、韓国映画の発展に寄与した作品や俳優に贈られます。オム・テグさんが『密偵』で助演男優賞を受賞したことは、彼が実力派俳優として公認された重要な出来事でした。

Buzzちゃんの感想

オム・テグさんといえば、あの独特のハスキーボイスと鋭い眼光がかっこいいですよね。『遊んでくれる彼女』で見せた、恋愛に不器用すぎて戸惑う姿は、今までの強烈な悪役のイメージを完全に裏切る可愛さで本当にギャップがすごかったです。皆さんはオム・テグさんのどんな姿が好きですか。ゾクッとするような冷徹な悪役派?それとも、ギャップに悶えるロマンス派?

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